Kj的 "Rhythm" 論 〜「Groove」トハ?〜

随筆、ってものになるのかな?
フォーマットはどうでもいいのが、僕の持論なので、
しばし、お付き合いの程を。

「Groove」「グルーヴ」という言葉がある。
僕はこの言葉が「Rock」と同列に並ぶ程、嫌いだ。

その理由は単純明快。
これほど、分かりやすい意味を持たない「アイマイ」な言葉はない。
人によって、その意図する所の意味は違っているし、
用法も違う、違いすぎる。

しかし、僕が他人にドラムを、リズムを教えたいと思う時には、
この言葉を避けては通れない。
その辺が、問題をさらに難しくしている。

僕「これが、Grooveだよ?」
他「そうか!Grooveなんですね?これが」
この時点ですでに、全く成立していないんだよ。

あくまで「スタイル」なんだよ「Rock」も「Groove」もね。

多くの日本人にとっては「Rock」は音楽ジャンルの一つ。
中には、生き方と捉える人も少なくないだろう。

多数に対する理由の無い憤り、そしてそんな窮屈な世界でも、
好きな事を、ありったけの思いで、好きだと言える自分。
僕はそれが「Rock」な生き方だと思うし、そう感じる。

いいものはいいんだ。
それがマイノリティだったとしても、いいと感じた人の胸の中では
賛成多数、衆院可決、全面勝訴、法案成立なのさ。

自分が信じた物を、胸を張って、世界に垂れ流す。
この「Feel」こそが「Rock」なのさ。

はい、テーマの後に、サックスソロね?その次はドラムだね、ソロ番。
思いっきりJazzのフォーマットですよね?
でも、気持ちがそうなら、Feelingがそうなら、それは「Rock」。
ああ、断言するよ。

では、次なる難敵、Grooveさんw
彼の怖い所は、分かりやすい「正解」が全く浸透していない所だ。

おおよその音楽家にとって、Grooveとは、以下の認識。
「Feel so goodな状態」
それは、演奏者本人も同じ事さ。
テメエがオナニーよろしく、気持ち良くなってハイになってなきゃ、
Grooveは達成不可。

そこに、音楽での、分かりやすい例なんか、あるのかい?
だったら、Grooveを説明するには、人生持ち出した方が早えよ。

俺が感じるだけでも、そんだけどころか、もっと沢山の「理由」がある。
これで他人様と全く同じ「理由」が成立しない訳がわかるだろ?

それを木っ端みじんに破壊する為の冴えたやり方を教えるわ。
「演奏者も観客も、気持ちよくなれば、Groove共有大成功!」
要するに、四の五の言わず、演ってみろよ、って事さ。

それを理論化できれば、言葉でドラムやリズムを教えるのはたやすい。
俺も先生、辞める訳だねw


技術的な解説、行こうか。

スポーツもリズム演奏も、突き詰めれば、キモは一緒。
「自分が思うベストなタイミングで、ベストな動きをする」

最高に気持ちいいタイミング。
それはコンマミリ単位の世界、それが正解♬
俺にはバットが止まって見えるぜ?って事だよ。

最高のリズムを演奏するには、神技的タイミングで、
演奏するテクニックに他ならない。

ゴルゴ13ですら、暗殺に必要ならば、死ぬ程練習するんだよ。
そのレベルで、君に使えるフレーズ、一体いくつありますか?
僕には数える程しか、ありませんよw

情報が安くなったこの時代。
「どうすれば上手くなる?」は愚問に過ぎない。
そんな暇があるなら、とっととGoogle先生に聞いて、
やり方だけ聞いて来なさい。
そしたら、あとは、満足いくまで繰り返すだけさ。

でもね、それでもGrooveに到達するには片手落ち。
とにかく演奏しまくってこいよ、話はそれからだぜ?


必要がなくっても、僕はリズムは「重く」ないと気が済まない。
だから「待つ」
ブレイク直後の一撃は、めいっぱいタメて、撃つ。
それが僕のスタイル。
「軽快」さなんか、クソ食らえ。
それが僕のスタイルさ。
もちろん、カンナムじゃねえよ?


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