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なぜ30年前のジャンプは名作揃いだったのか。

ジョジョ、スラムダンク、ドラゴンボール、タルルート、珍遊記、こち亀、ダイの大冒険、電影少女、魁!!男塾、シティハンター、幽遊白書、ろくでなしBlues、ジャングルの王者ターちゃん…。

錚々たる顔ぶれですね…。

なぜに、ここまで名作が重なったのでしょうか。
いや単なる昔の名作バイアスがかかっているだけで、今でも同様に名作が生まれ続けているような気もします。当時にはなかった繊細な描写のストーリーはたくさん生まれていますしね。

ですが、なんですかね。
このジャンプ黄金期の王道群。

ちなみにジャンルが最高の発行部数を誇ったのは1995年。恩田は11歳でした。友達の3人に1人はジャンプを買っていていましたし、めちゃくちゃ場所を取るものだから玄関の外にジャンプが山積みされている光景もあるあるでした。

その当時と今では、漫画づくりの何が違っているのでしょう。

王道と呼ばれるもの、そのストーリーラインを生んだファーストマンだけが描けるもの。おそらくストーリーというのはどうしたって『ベタ』に集約されていってしまうから、それに抗って別の『新しいベタ』を探すのが難し
くなっているのでしょう。

タイトル名は伏せますが、原作をリスペクトしたことによるオマージュだと捉え、過去の名作を潔くパクるような漫画まで登場しています。昔っから、一部でそういうシーンはありましたが、セリフや構図、果てはストーリー構成までそうだと、ちょっと萎えてしまいます。

が一方で、そういった作品の二番煎じを、もはや文化にしているような会社もあります。映画で言えば、アルバトロス。アベンジャーズが流行れば、アベンジャーガールを出すし、ゾンビが流行れば盲目×妊婦ゾンビという謎のラインを開発するし、隕石ディザスター系の元祖である「アルマゲドン」に関しては、もはや元祖以上に考え尽くされたであろう8作品ものアルマゲドンが制作されています(今はもっとかも)。

アルマゲドン2007 月が落ちてくる(原題:EARTH STORM)
アルマゲドン2008 2008年地球が消える(原題:FUTURE SHOCK:COMET IMPACT)
アルマゲドン2009 人類に明日はあるか(原題:POLAR STORM)
アルマゲドン2010 これが地球最期の日だ(原題:Meteor Apocalypse)
アルマゲドン2011 人類滅亡まで残り15分(原題:Meteor Storm)
アルマゲドン2012 (原題:Quantum Apocalypse)
アルマゲドン・パニック 地球崩壊へのカウントダウン タイムリミット72時間!(原題:BEFORE THE FALL / TRES DIAS)
アルマゲドン20XX (原題:20 YEARS AFTER)


これはこれで、いいよね。

話がめちゃくちゃ逸れましたが、なぜ30年前のジャンプが黄金期を築き上げ、今のジャンプはそうではないのか。王道と呼ばれる漫画が、今後ももっと生まれずらくなっていく中で、漫画の名作というのはどうなっていくのか。

これはなにも漫画に限った話ではなく。私の仕事であるコピーワークでも同じですし、あらゆるモノづくりの現場で『過去の名作』たちとのバトルが繰り広げられているはずです。

さてさて、何が言いたいかともうしますと。




不朽の名作つくりてぇ~~~~~~~!!!
え、あれ作ったの恩田さんだったんですか??って驚かれてぇ~~~~~!!!


しれっとオマージュされてぇ~~~~~~~~!!
勝手にオマージュされて、イライラしながらニヤニヤをしてぇ~~~~~!!!




ということです。


今週の質問「あなたが無敵のときに流れる音楽」by廣瀬くん

ヤーヤーヤーズのカレン・Oが歌った『移民の歌』ですね。
映画『ドラゴンタトゥ―の女』の主題歌として作られた緊張感あふれる名曲です。
原曲はレッドツェッペリンなのですが、カレン・Oの引き裂くようなシャウトの方が合っているように思います。

一時期、めちゃくちゃな案件数に対応していた時に、深夜寝てしまわないようリピート再生しながら仕事してました。質問にある通り「無敵状態」に入れるからです。今でも、どしゃぶりの中をずんずんとびしょ濡れになって歩いているときとか、酔っぱらった深夜の帰り道とか、自然と頭の中で流れますね。

再生回数が1000回以上いっているので、少なくとも41時間はこの曲を聴いてきたようです。

ヤーヤーヤーズのライブ生きてぇ~~~~~~
って調べたら、フジロックで来日する!!!!!!!


誰かいっしょに行かぬ?


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