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#159 note運営様に届いてほしい、心理的安全性の担保とセキュリティのお話

 わたしは、noteには他のSNSには無い心理的安全性があると感じている。それは、SNSとしてのコンセプトの違いから自然と産まれたことなのかもしれないし、あるいはただ、わたしがまだ嫌な目に遭っていないだけなのかもしれない。ともかく、これまで何を書いても、あたたかい応援の声こそあれ、クソリプや罵詈雑言に遭遇することはなかった。

実は最近、X(Twitter)のアカウントを閉鎖しようかと考えている

 少し前にXと連携してみたが、noteの記事をXに共有しても、noteのフォロワーさんが「いいね」を押してくれることはあっても、その逆はほとんどないと感じたからだ。わたしのXアカウントは映画の感想をつぶやくために作成し、現時点のフォロワー数は1,635人。しかし先日、noteに書いた映画『哀れなるものたち』の感想も、Xではほぼスルーされているようだ。

 この記事をXに投稿した結果の数字が、以下である。そもそも、イーロン・マスクの買収以降、特にここ1年ほどはポストが表示されにくくなっているような気がしていた。映画ファンを中心にフォロー/フォロワーを集めてきたのに、最近は新作映画の投稿をしても散々なのである。下のスクリーンショットを見てほしい。

noteから「共有」で投稿したポスト
感想を書いて画像付きでポストした結果
イーロン以前の2021年で反響があった投稿

 最近の悪い結果と、過去のいい結果を並べてXがつまらないと言ってしまうのは、それは違うかなとは思う。しかし、過去3年ほどの投稿を遡ってみたが、インプレッション(表示された回数)が先細りなのは間違いなさそうだ。フォロワー数は増えているのに。これでは書く気がしない。

 いやもしかしたら、わたしのポストがつまらないだけかもしれない。という気もするが、投稿している内容は大筋でずっと変わっていないのである。新作映画を観て、面白かったかどうかと、何を感じたかを書いていただけなのだ。

 やはりこれは、X側が表示アルゴリズムをいじくりまわして、課金ユーザーになればもっと表示されますよ!という誘導をしているのだろう。しかしその手に乗るのは、ちょっと戸惑われる。というのも、他の点においてもXには疑念があるからだ。Xそのものというよりも「つぶやき文化」のようなものに対してだ。

「つぶやきSNS」巨大化の功罪

 以前の記事で、SNSには人を救う力もあれば、その逆の力もあるのだと書かせてもらった。言わずもがな、有名人の自殺に関しての話題に触発されて書いたものであり、そのSNSとはXのことだ。

 個人ユーザーでも、思いもよらないポストでバズってしまい、クソリプとDMの嵐を捌ききれずに混乱して、最終的にアカウントを削除してしまうパターンを何度か見てきた。そう、見てしまったのだ。タイムラインに流れて来るから。それが可愛い猫ちゃんの動画ならまだ良いが、不穏なゴシップなら、わたしのスクロールでインプレッションが増加したことになる。

 そうした記事は当然、興味をそそり、エンゲージメント(クリック数)の増加にも貢献してしまう。それにより、さらに表示の優先度が上がってしまう。知らずのうちに、ただ傍観しているだけのわたしでも、スクロールやクリックで誰かを追い詰めていた可能性があるのだ。

 うーん。やめたい。というか、期日を決めてやめようと思っている。有益な情報もたくさんあるが、それ以上にどうでもいいことの方が多い。ただし、後ろ髪ひかれる部分もある。XはLINEと並んで、災害など緊急時の情報インフラにもなっているからだ。しかしまあ、ネットが繋がるのなら、その時にアカウントを作り直せばいいのだろう。ちなみにわたしはLINEもやっていない。

本題:運営さんに伝わってほしい話

 さて、やっと本題だが、できればnoteの運営さんに伝わってほしいお願いだ。技術的なことはわからないが、これからも気持ちよく書きたいことを書き続けることができるように、心理的安全性を確保する仕組み作りと、安心して表現の自由を謳歌できる環境作りに努めてほしい。(黒字化するために大変でしょうが、自殺者が出るようなSNSにはならないでほしい)

 そして、個人的にはこちらが喫緊だと思っているのだが、パスワード認証のみでログインできるクソみたいな仕様を早急に改善してほしい。

※note pro(法人向け)の機能です!(こちらより)

ありえない!

 本気で言ってますよ。ありえない。セキュリティの確保は全ユーザーに対して行われるべきものです。また、SMS認証のみというのも物足りないですね。SMS認証・メール認証・Authenticatorによる認証・パスキー認証、これらを備えたうえ、どの認証を用いるかをユーザー側でON/OFFできるようにするべきです。もしこれを、運営側が「無料ユーザーからの贅沢な要求」と見做すのであれば、noteは終わっています。

※この記事が、わたしの勘違いだったら教えてください。訂正記事を書いて設定方法を紹介しますので。

 失礼かもしれませんが、noteに多い文系ユーザーのパスワードは乗っ取りやすいと思いますよ。IDはプロフィールページのURLで分かりますし。

 もし、ここまで読んでいただけたnoterさんで、パスワードを他のサイトと使い回している方や、身近な人が想像しやすいワードを設定している方がいらっしゃれば、オリジナルなパスワードに変更することをおすすめします。(noteに限らず、どのサイトにも言えることではありすが…)また、その際は英数記号を交えて、できるだけ長いパスワードを作りましょう。わたしはランダムな英数記号で72文字のパスワードを設定しています。

設定可能な文字数は最大72文字です

 わたしはXのアカウントを消したら、SNSはnoteだけになります。noteはこれまで使ったSNSでダントツに好きです。だからこそのお願いです。このアカウントが乗っ取りにでもあったら、本気で絶望します。どうか、改善よろしくお願いいたします。

(先日、TikTokに動画をあげましたが、動画が無事に再生できることを確認後、可能なセキュリティ設定を全部やった後、アプリを削除しました。noteに動画を埋め込みたかっただけなので。TikTokは米国から締め出されないようにと、諸々の設定を完備していましたが、やたらと権限の許可を求めて来るのには辟易しましたね。徹底的に「許可しない」を選びまくることになりました。あんな風にもなって欲しくないですね、noteには)

補足①:note公式の関連ページ

パスワードの変更方法
アカウントの安全性を守るために
・noteヘルプセンターのリクエストフォーム

新機能はこちらでお知らせされます。

補足②:ネットセキュリティとプライバシーについて

 続編記事として、ネットセキュリティとプライバシーの現状と対策をまとめた記事を作成しました。こちらも併せてお読みいただけると嬉しいです。

補足③:X(Twitter)アカウントは閉鎖しました

 Xと決別するまでの顛末を記事にしました。さよなら青い鳥。当面はnoteのみで発信していくつもりです。

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