強みの伸ばし方|きらりと光るものを磨き抜く
自社の直営サロンが福岡に5店舗あります。
その福岡の直営には福岡ソフトバンクホークスの熱狂的ファンが何人かいて、話を聞いていると半端ではない福岡愛を感じてしまいます。
ご存じの方も多いと思いますが、福岡ソフトバンクホークスに千賀選手というピッチャーと、甲斐選手というキャッチャーがいます。
千賀投手
甲斐捕手
二人とも今では日本を代表する選手ですが、実は入団当時から注目されていたわけではありません。
彼らは「育成枠」で入団し、当時の年俸は240万円でした。
それが今や千賀の年俸は6億円、甲斐は2億1,000万円です。
「育成枠」というと、聞きなれない方もいるかもしれないですね。
毎年テレビで放送しているドラフト会議で指名される選手は、「支配下選手」といいます。
支配下選手には人数制限があり、そこで指名されなかった候補選手について、「育成枠」でのドラフトが行われます。
支配下選手と育成選手は、こんなに違いがあります。
千賀、甲斐両選手は入団当時は全くの無名で、育成枠で入団しました。
二人は、ホークスが3軍を作った最初の年にぎりぎり育成枠で入団した選手です。
つまり12球団最後の最後の指名。
福岡ソフトバンクホークスの福山龍太郎スカウトは
『「支配下選手は平均点オールクリア、育成選手は"一芸"」と明確にすみ分けている。
マイナス面もあるが、何か光るものを持っている選手が指名される 』
つまり、千賀も甲斐も「何か光る一芸」を持っていたということです。
たとえば、
千賀の光る特徴は「体の柔らかさ」
・・・
中学までサード
高校は、無名の蒲郡高校(愛知県)
甲子園には出れず、予選3回戦敗退
スカウトは当然誰もノーマーク。
ソフトバンクだけが、「ストレートの速さと体のしなやかさ、肘の使い方が抜群」という一芸を評価し、育成ドラフト4位での指名でした。
そして、甲斐の光る持ち味は「俊敏性」
・・・
楊志館高校(大分)
兄はエースで注目選手。一方の弟はノーマーク。
キャッチャーなのに、168cmと小さく体もガリガリ。
「捕球から送球までのボディバランスがよくスピードが抜群に速い」という俊敏性に加え、素直な性格がプロ向きと判断されて、育成ドラフト6位指名
さて、人を育成する時や教育する時には短所に目が行きやすく、その短所を直してもらおうと指摘しやすいものです。
覚えがあるかもしれませんが、部下や後輩のできていないところを見てしまいがちですよね。
反対に長所は意識しないと素通りしてしまうことも多いと思います。
だからこそ、相手の良いところに気づいたら、誰にも負けないくらい認めて褒めることが大事。
できるところを周りに認めてもらえると、自分に自信が持ててモチベーションも上がります。
そして、新しいことにも挑戦したくなるでしょうし、結果として物事もうまくいきやすくなります。
相手の良い部分を、ただの長所で終わらせないこと。
それが、育成者にとって重要です。
では、短所はどうするか。
もちろん短所も直す必要はあるかと思います。
しかし、見えてしまった相手の短所を指摘するかどうかは、
一度落ち着いて考えてみる必要があると考えます。
指摘することによって、長所が失われるなら言わない方が良いかもしれません。
実は、短所は自覚している人が多いですが、長所は自分で長所と思っていない人が多いとも言います。
短所を指摘されると反発心が出ることもあります。
しかし、自分では当たり前にできることを、長所として気づいてもらえると、自己肯定感が上がり自信が出て、より力を発揮できるようになります。
自分が気付いてあげた長所を部下が思いっきり伸ばすことで、大きな武器になり、千賀や甲斐のように将来大化けし大スターになるかもしれませんね!
日本は足りないところを補うように教育を受けてきてしまったのですが、
得意なことや強みをどんどん伸ばしていく環境を作りたいと思います。
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