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北風と太陽の物語から、人間関係で大切なこと

誰もが知っているイソップ物語の一つ、「北風と太陽」。

ある時、北風と太陽が力比べをしようとする。そこで、通りすがりの旅人の外套を脱がせることができるかという勝負をする。まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。しかし寒さを嫌った旅人が外套をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。次に、太陽が燦燦と照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から外套を脱いでしまった。

Wikipedia

さて、この物語の教訓は

・人は変えられない
・人は自らの選択で変われる

ということだと思っています。

人は時に、北風のように力技で他人の考えや行動を変えたくなるものです。
特に家族や部下など、自分自身の力が及びやすい人を相手にするとこの気持ちが出やすいのではないでしょうか。

でも、自分に当てはめるとわかりやすいかもしれませんが、自分の考えと違うことを押し付けられると反発したくなりますよね。


私も数十年生きてきて、人間関係で悩んできました。

・先輩後輩との関係
・上司部下との関係
・親と子として
・夫と妻として

人間関係のトラブルは、双方に課題があることがほとんどです。

100%自分が正しくて、100%相手が悪い

お互いがそう思っていると、決裂しかありません。

でも、当然人には感情があるので、ついつい自分は一切変わらず、相手を変えようとしがちです。

まさに「北風」のようなものですね。

一方が北風になるのが良くないのはもちろん、どちらも北風状態だと、歩み寄りの余地がなくなってしまうのは簡単に想像できます。

では、
がまんするしかないのか…?
自分は何もできないのか…?

そうではありません。

人は「良い人、良い情報との出会い」により、「自ら良い選択」ができるようになるのです。


自社では、コーポレートブックというものを作成し、「経営方針」のページに、「良好な人間関係を作る行動に努める」という理念を掲げています。

人間関係の法則には、外的コントロールと内的コントロールというものがあり、良好な関係性を構築するには内的コントロール理論に基づいた行動がとても重要なのです。

●外的コントロール理論=「北風」
 批判をする  責める
 文句を言う  脅す
 ガミガミいう 罰する
 目先の褒美で釣る

●内的コントロール理論=「太陽」
 傾聴する 支援する
 励ます  尊敬する
 信頼する 受容する
 意見の違いについて交渉する

わかっていても感情で「北風」になってしまいます。

だからこそ意識して努力して「太陽」であろうと思うことが必要です。

あらためて自分の行動や考え方を見直し、「北風」やっている場合は注意しなくてはいけませんね。

美容室オーナーさんの中には、人間関係が嫌でひとりサロンをはじめたのに、孤独だとなげいている方も多いです。

社員や仲間がいてくれるから、自分が成長できるという部分もとても大きいのではないでしょうか。

人は人によって磨かれる

という言葉があります。
人は人と関わってこそ成長があり、人との関係性でピカピカに磨かれていくものです。

改めて、感謝し感謝される人にならなければ!と思っています。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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