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RevCommインドネシア社員が見たビジネス事情!日本との違いは?どんなビジネス文化?インドネシアレポート④

 こんにちは、RevComm(レブコム)PRです。

 RevCommは、営業やコールセンター業務におけるトークの可視化とセルフコーチング、テレワーク化を実現する音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」を提供している会社です。

 そんなRevComm、実はインドネシアへの海外進出も進めているのはご存知でしょうか?
 今回は、現地に滞在している社員の体験をもとにインドネシアのビジネス事情などを紹介していく企画「インドネシアレポート」の第4弾として、「RevComm現地社員佐々木が見たインドネシアのビジネス文化」をご紹介します。

RevCommはインドネシア進出中

 インドネシアは、東南アジアの赤道付近にある、約14,000の島々からなる国で、現在の人口は世界第4位の約2.7億人。経済的にも急成長していることで注目を浴びています。

 島国であるインドネシアは交通網などのインフラが整っておらず、交通渋滞問題など移動の不便さがある一方で、インターネット普及率等は非常に進んでいること等から、今後インサイドセールスが発展していくことも予測され、MiiTelの浸透が期待されています。

 インドネシアの現状やスタートアップ事情、RevCommがインドネシアに進出する理由などは、インドネシアレポート第1弾、第2弾で詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください!
(第1弾URL:https://note.com/revcomm_miitel/n/nd55b127b8b56)
(第2弾URL:https://note.com/revcomm_miitel/n/n21540e14744c)
(第3弾URL:https://note.com/revcomm_miitel/n/n6a7d86da544e)

現地社員佐々木が見たインドネシアのビジネス文化とは?

 RevCommインドネシアを牽引する佐々木は、経済成長中のインドネシアでMiiTelの販促活動をすることはもちろん、RevCommをインドネシアにおいてSaaSの第一人者にするという思いを抱き、日々事業に取り組んでいます。

 本人の現地での生活やインドネシア進出に対する思いなどは、インドネシアレポート第3弾に載せています。
(第3弾URL:https://note.com/revcomm_miitel/n/n6a7d86da544e)

 今回は、少々主観的な内容になってしまいますが、佐々木から見た現地のビジネス文化や現状などについて、ご紹介します。

現地のリモートワークの状況は?

 業種にもよりますが、インドネシアのIT系の企業ではかなりリモートワークが進んでいます。「完全に肌感覚になりますが、コロナ禍の影響もあり21年11~12月頃の感覚としてはIT系の8〜9割程度のリモートワーク普及している印象」とのこと。佐々木が見る限り、リモートワークの状況は日本と大差ないようです。

 「RevCommが入居するシェアオフィスは1フロアに50部屋くらいあるが、会社に来てるのは全体で5人くらいだった。先日は(インドネシア大手IT企業である)ゴジェックへ訪問したが、1000人以上入居する巨大なオフィスがもぬけの殻で、完全フルリモート」とのこと。

インサイドセールスの普及は?

 インサイドセールスの設立、セールスチームの分業化といった取り組みは、業務の効率化等の観点から、欧米を中心に広がった取り組みとなります。インドネシアにおいても、前述の通り国土が広く移動が困難である一方インターネット普及率が高く、かつ最低賃金が毎年約10%近く上がっている状況を踏まえると、インサイドセールスの普及は加速することが予測されます。

 佐々木自身も「顧客などとお話をしていても、まだまだインサイドセールスという言葉が浸透していない印象はあります。他方で、当社が実施したリモートワーク推進に関するWebinarには、1週間という短期間かつ僅少な予算での告知のみを行ったにも関わらず、200人を超える応募がある、など興味関心は非常に強い印象があります」など、手ごたえを感じている様子です。

 また、「少し余談にはなりますが、インドネシアには寄付の文化が強くあり、寄付を募るための電話をかけることがあります。インドネシアは寄付金額世界ランキング1位(114か国中、日本は114位)で、寄付業界は一大産業ですが、デジタル化は遅れているのが現状です。インドネシアの独自性の強い業界ですが、当社として貢献できる部分が多いのでは、と考えています」。

 東南アジアのビジネスコミュニケーションは、電話とメールではなく、SMSなどのチャットを用いることが多いですが、信頼関係を構築するために、事前に日時を決めて電話をすることも多くあります。ビジネスコミュニケーションにおいて電話は引き続き重要な存在となっています。

当社佐々木から見た、インドネシアのビジネス文化のいいところ

1. 最初から完璧を求めない

 例えばサービスのローンチに際し、最初から完璧を求めずにローンチした後にトライアル &エラーを繰り広げる傾向が強いように感じます。

 「大企業のサービスでもエラーやバグがあることは珍しくなく、故に一般ユーザーの不完全さへの耐性が強い印象です。日本ではもしかしたら少々驚いてしまうような開発段階のものでも、積極的にローンチされていますし、ローンチ当初にバグ等の欠陥があったことによるブランドイメージへのダメージはさほど大きくない印象であり、当社の現地スタッフにヒアリングしても『あまり気にしないよ』という回答を多く受けます」。

2. 大企業がスタートアップを積極的に応援している

 インドネシアでは、スタートアップを含む最新のデジタルサービスを利用していることが、企業のイメージアップに繋がることもあるようです。

 「金融機関のように、セキュリティ要件等の観点からどうしても新規サービスの採用が難しい業態の大手企業においても、積極的にスタートアップを含むデジタルサービスを導入している印象です。
 自社はデジタル化できているのか、という点は大企業のCEOたちの関心事のようで、多くの大企業が『デジタル化してるぞ!』と内外にアピールしており、そこでアピールされているサービスには、スタートアップが提供しているものも含まれています」。
 「これはもしかしたら、『完璧を求めない』という傾向が文化として根付いていることも関係しているのかもしれません。」

3. コミュニケーション速度が速い

 例えば日本では、丁寧にメールでご挨拶するところからコミュニケーションを開始しますが、インドネシアでは最初からチャットで話を始めることが多く、あらゆるコミュニケーションが早く進んでいく感覚です。

 「主観的な意見になってしまいますが、同じ内容をメールで伝えるのとチャットで伝えるのでは、作業速度が3倍くらい異なるような感覚を受けています。インドネシアは7割くらいの会話をメールではなくチャットで行うので、社外とのコミュニケーションが物凄く早く進んでいるように思います」。

インドネシアならではのビジネス課題

 インドネシアのビジネスにおける難しいところはズバリ、「はっきり言わない風潮」があることだそうです。

 「基本的にインドネシアでは相手に直接的にネガティブなフィードバックをすることを嫌がる傾向があり、実際に現地メンバーからも『そういう文化だよ』とフィードバックを受けることが多くあります。故に、何が理由で失注したのかを分析するのが非常に難しい市場だと思っています。そのため雰囲気と相手の一瞬の表情の変化などを見ながら本音の部分を探る必要があり、慎重にコミュニケーションを図っていく必要があります。」。


インドネシアビジネスの面白み

 いかがでしたか?今回は、インドネシアレポートの第4弾として、現地のビジネス文化についてご紹介しました。

 今後もRevCommの情報やMiiTelの活用法などを発信していくので、ぜひチェックしてみてください!


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