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揺れるタイランド 観光産業壊滅も覚悟❗️ 王室問題に切り込む学生たち 最大規模のデモに拡大

 

消えたアラブ人街、タニヤ、中華街


 バンコク市街で最も凋落が著しいのはスクンビッド沿いのアラブ人街。外出禁止令が解かれても生き残っていたのは2割りを切る。日本人街のタニヤについては一階部分に入居する飲食店はほとんどが営業再開した。そして、奮闘するカラオケ(日本で言うキャバクラ)は営業再開出来たのは1-2割。2割に届かなかった❗️


凄まじい変化に揺さぶられるタイランド。その観光地パタヤではウォーキングストリートや有名なソイ6はほぼ再開出来た。

しかし、ホテル街と隣接するバービア群が閉鎖されたまま、廃墟然としている。この衰退は地方から出稼ぎに来て、やっとバービアを開業できた弱小資本家が淘汰された姿だった。



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観光産業は最悪のシナリオを覚悟する


 揺れるタイランドの威信

民主化を求め学生たちが立ち上がる。なんと、その運動に日本のキャラクターのハム太郎が頭上に掲げられている。

敬虔な仏教徒である彼ら学生は、実は王室の権力と軍部の結合を問題視し、

「民衆が本来、持っている権利が奪われている」と言う。

詳しくは書かないので、タイを愛している人はタイランドの安泰を願って見守る必要がある。

プラユット首相は「王室を批判する事は不敬罪にあたる」と捜査を要請する。

経済がうまく回っていた新型コロナウィルス蔓延前ですら、すでにプラユット首相退陣を求める民主化デモは起こっていたが、

観光産業全滅を覚悟しなければならなくなって、非常に厳しい舵取りを要求される❗️


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学生たちの謎の言葉

「ドイツの天気はどうなのか❓」


これまで決して公言されなかった王室の問題に言及する学生たちのプロパガンダ。

タイ駐在でもタイ語が読めない日本人はほとんどだが、目を背けてばかりでは、生きて行けない。

1950年代のキューバのハバナでギリギリまで享楽的に生きてきたアメリカ人。

革命軍がカトマンズまで踏み込ままないと気付かなかったネパール王室の解体。革命軍が問題視していたのは最大の援助国であった日本の助成金が王室と当時の政府にしか届かず、地方から王室に反旗をひるがえす革命が起きたのだ。



この後、わたしはタイでは軍事クーデターで誕生したプラユット政権の退陣を求めて、バンコクでも比類を見ない規模(1-3万人)の政治集会に駆けつけた。

このままでは終わらないぞ!



亜熱帯の楽園クルンテープはどうなるのだろう❓




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バンコク駐在記者。ミャンマーのヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。ウィルス戦争取材に呼び戻され、世界最前線で戦うためコロナウィルスの突然変異に迫る😂もし、頂上に立てなかったら、日本は中国から千年の隷属国家に貶められます、戦いのすべてはコロナ感染で苦しむ人々のために❗️