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顔にパイを投げつけたい


「愛」

「家族」

「障害」


これらを聞いて、皆さんはどう思われるだろうか?

「障害がある家族がいる。大変だ。みんなで頑張って助け合っていかないと・・・・。」

「家族に障害がある方がいてかわいそうですね。私にできることがあれば何でもしますよ」

「やっぱり家族に障害があると日常生活も大変なのね。」

「ようちゃんは偉いね。家族を支えて」


実際にようちゃんが言われた言葉である。皆さんは悪意は100%無い!それどころか善意120%で話される。濃縮還元ジュースも真っ青だ。

そんなときは、笑顔でニコニコしながら、頭の中では

マリナーズの佐々木投手ばりのスローイングでパイをその方の顔にぶん投げている。(クリームはカスタード)


そう思って日常生活をしていたのだが、たまたま「岸田奈美」さんを知る機会があり、あれよあれよとその魅力にはまってしまったのだ。新興宗教のごとく。

特に最初は障害がある家族がいる、というところでシンパシーを感じたのだが、結局は「家族が大好きである」というところにすごく惹かれたのだ!

現在は赤ブラ(あかべこ、ブラジャー神の略)岸田さんとして有名だ。

そしてその岸田奈美さんが出された本、

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった。」

ようちゃんは発売されると知った瞬間に秒速でAmazonで予約をした。うん、ストーカーぽくて自分で自分の行動に引いた。

そして本が届いた。内容は素晴らしいのは当たり前であるが、なぜかページの数字から目が離れなかった。いや、前代未聞やと思う。本の内容よりもページの数字が気になるものって(笑)

後から知ったことだったのだがこの数字はどうも「岸田良太」先生が書かれたものらしい。なにそれ。めっちゃ才能あるやん!

特に「0」の書き方が秀逸だ。この何とも言えない、少し斜めになっているけど、おれはここにいるんだぞってアピールしている感じがたまらなく好きだ。

そして団体戦では私は「110」を押したい。微妙に不ぞろいなのだが、なぜかまとまっていると感じてしまい、また、思わずスマホで110を押したくなるのが不思議である。押したら不審者で捕まるけど。

このまま数字のことに関して24時間テレビができるほど語れるが、とりあえず、これは心の奥底に閉まっておこう。

この本は本当に愛にあふれている。


ようちゃん自身、家族が好きだ。よくよく考えてみるとこの人たちだったから愛したんだ、と岸田さんに教えられたのだ。

全盲だがいろんなことにチャレンジし、石川県内だと視覚障害関係では知らない人がいないんじゃないかと思うほど顔が広い。通販好きの父


足が悪く、現在は屋外は車いすだが、若いころは足が悪くてもホテルでマッサージの仕事についており、ようちゃんをいろんなところに連れて行ってくれた。公共施設に募金(宝くじ)するのが趣味な母


介護福祉士をしており、困っている方を見ると必ず助けに行くという、ちょっと心配だけどとても心優しい。最近どんどん体格がよくなって転倒しそうな人を片手でひょいと助けてしまいそうな妹


父の行動範囲を爆発的に広げてくれる、そして家族に安らぎを与えてくれる。盲導犬のジョー君。ビビりと若干引きこもりがちなのはご愛敬だ。


このようにようちゃんはとても幸せだ。本当に幸せなのだ。このようなことを堂々と言えるようになったのは岸田さんのこの本のおかげである。


この本が多くの人に届きますように。








そして、ようちゃんの嫁が早く見つかりますように





願いを込めて、感想文を絞めたいと思う。





結論:嫁はまだ来ない(by両親)

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