笑うバロック(625) ジャン・ピエールの「羊飼い」
ミュゼット・ド・クールの新しい録音を、立て続けに2つ聴きました。ひとつは「忠実な羊飼い」の名で有名なソナタ集。
ミュゼットのドローンは、「うるさい」という人がいそうです。
ランパルの流麗なフルート曲として親しみ、ブリュッヘンがハスキーにト短調ソナタを吹き、メルクスやリンデがビエルアルー(このときはドローン調弦の適合する調性のソナタを検討して多様な独奏楽器で)を交えて録音し、その後作品13そのものが「伝ビバルディ」化し、しばらくこの6曲のセットを演奏する人が減ったのではなかった