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笑うバロック(627) ミュゼットのシェリーと3人のジャン

シェリー・グラスキン
ブリュッヘンのオトテール・アルバムで知りました。リコーダー奏者みたい。ヘインズやホープリチなどと似た系統の縁故かもしれません。

1976-77年録音。グラスキンの部分は1977年録音。

1960年代リコーダー奏者として活動し、ボブ・ドローのメディバル・ジャズ・カルテットというグループのひとりとして意外な録音。よい意味でセンスのある作曲されたジャズが聴けます。

3人の男性のうち右端グラスキン、右から2人目がきっとボブ。

1978年録音ノンサッチ盤。クレランボーのカンタータ。アン・モノイオスというソプラノも目立ちませんがキャリアが長い人です。

健在の様子。

2014年ホワイトウォーター音楽祭

その後、ミュゼットのジャンといえば、ジャン・クリストフ(1954 - 2015)でした。
ラヴィーニュの録音のころ。考えてみればマンデルの偉業に幅が出たのはジャンのおかげかしら。

アリオンの楽器紹介盤。

ヘンデル変奏曲に驚きました。

コレットの協奏曲。

ボワモルティエのサンポーニャ協奏曲。

パラディアン・アンサンブルがルイ15世風四季を録音した際は、ブルターニュのパイプ奏者と思われるジャン・ピエール・ラスルがゲストに。

イギリス在住のフランスのバグパイプ奏者として有名です。あまり知られていないかもしれませんが、彼が10 年以上にわたってノーサンブリアのハーフロング パイプの演奏に携わってきたということです。
ジャン・ピエールはもともとリコーダー奏者として訓練を受けており、優れたパイパーになるにはハイランドのパイピングを学ぶ必要があるという今日でも一般的な格言を否定しています。彼の音楽キャリアは、ギルドホール音楽学校で始まり、スティーブン・プレストンにフランスのバロックの解釈を学びました。その後、トゥール大学で修士号を取得。
彼の最新の録音は「Cornemusiques」と呼ばれ、フランスの歌や踊りのカットに (他の楽器の中でも) ジャン=ピエールがハーフロングのパイプを演奏している様子が見られるように、このアルバムのプロモーション シートを反対側のページに含めました。
彼はBBCラジオ4 の「Chant Drone and Bellow Piping From France」という番組に出演し、BBCテレビの「Look North」シリーズでは、ノーサンブリアパイピングコンペティションの優勝者として出演しています。彼は幅広いバグパイプコレクションを持っており、さまざまなプレゼンテーションで使用しています。彼の現在の活動の中には、イブニング ショー、子供向けショー、「ムッシューパンタン」(ポール・マーティンとピーター・ステイシーとの共演)と「レ フェット ガランテス」(マシュー・スプリングとサラ・ストウとの共演)のアンサンブルがあります。この後者のアンサンブルでは、彼はハーディ・ガーディとハープシコードとのコンサートでフランスのミュゼット・ド・クールでバロック音楽を演奏します。

1991年2月 北米ローランドとボーダーパイプ協会発行ジャーナル


そして3人目、スキンヘッドのジャン・ピエールの活躍。

2011年のサバール指揮の演奏会は、「2ジャン」ならぬ「2管」で。

「ナイス」「優雅なインド」のミュゼット


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