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身の安全の観点から思う移動手段

自転車乗用中の交通事故は、意外にも年々減っているらしい。2010年が約15万件で会ったのに対し、2020年は約6.7万件まで減少しているとのデータがある。ただし、交通事故全体に対する割合は20%前後で推移し、むしろここ数年はその割合が上昇している。

最近では、飲酒運転への罰則化や自転車レーン(青いラインや矢印が引かれているものだ)などによって減少したのかなと予想しているが、事後が0ではない以上、どこかで事故が起きている。自転車の利便性を考えると、細い道や人混みである可能性もあるだろう。

運動不足解消にもなるし、何より気持ちがよい。自転車のスピードで路面を駆け抜ける疾走感は、何にも代えがたいものがあるのは事実だ。一方で、自分の身を守るという観点ではどうだろう。たとえばヘルメットを装着して頭部を守る必要はあるが、あとは大半の部分が生身であることは避けられない。雨の日などでカッパを着て、無理して運転してしまうこともあるだろう。

数ある移動手段を選択する中で、怪我をする・させるリスクを考えると、絶対というのはあり得ないのだが、自分の怪我という観点で見ると、自転車に乗る時のリスクは結構高いものなのかなと思う。もし、車を運転できるなら、公共交通機関が使えるなら、そういったものに代替することも安全上は必要なのかなと思う。

あくまで代替手段がある場合ということに限られてしまうが、自転車の移動だけが絶対ではないし、自分の体、ひいては命は決して軽いものではないはずだ。自分の身を守るという観点でも、移動手段について考えてみてもよいのではないかと思う。

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