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2018W杯初戦

見返したい名試合といわれて真っ先に思い出したのは、2018年サッカーW杯の初戦、コロンビア戦だ。直前に監督が西野さんに代わり、どうなることか…と思ったこのW杯。相手のコロンビアといえば、2014年のブラジル大会で苦汁をなめた記憶がどうしても蘇る。ザックジャパンの完成度はかなりのもので、あの時、コロンビアにあそこまでやられるとは思ってもみなかった。

そんな相手といきなり初戦でやるわけだから、意識しないはずもない。しかし、キックオフの笛が鳴るや否や、試合は意外な展開から始まる。開始早々に相手選手がハンドで退場してしまうのである。大迫選手の、体をうまく使った切り返しからキーパーと1対1になりシュートを跳ね返されるも、後ろから香川選手が畳みかける。そのシュートを相手選手が手に当ててしまうのである。コロンビアからしたら気の毒なシーンだが、これで一気に試合は日本ペースになると思われた。直後のPKも香川選手が落ち着いて決め(蹴る前には笑っていたように見えた)、日本は最高のスタートを切る。

追加点が取れないまま前半も終わりに向かうが、コロンビアはFKで同点に追いつく。キンテーロ選手の技ありのFKであった。せっかく1人少ないアドバンテージを日本は活かせないまま、前半を1-1で終える。

試合が再び動いたのは後半30分になろうかとしている頃。左サイドからのCKを大迫選手が見事に頭で合わせる。相手選手のマークもきつかった中、本当によく合わせたなというヘディングだった。これで2-1。このままいけば、劣勢必至と思われたコロンビアから勝ち点3を取る。誰がこんな状況を予想しただろうか。

そして試合はそのまま2-1で日本の勝利。見事にブラジル大会の借りを返したのであった。日本は初戦を取った勢いのまま、グループステージを勝ち上がり決勝トーナメント進出を2大会ぶりに決めたのであった。

#見返したい名試合

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