60点で御の字　〜不確実な人生を楽しむために投資から学んだ人生の心得〜

自分は投資行動（特に個別の株式投資）を通じて、色々と人生に大切なことを学びました。「人生に置いて大切なことは株式投資から学んだ」っと言っても過言ではありません。

今回は、その一つである「60点で御の字」について書きたいと思います。

不確実な状況で、メンタルを維持させる

投資行動というのは「いかに不確実な状況の中で、自らのメンタルを破綻させることなく、粘り強く目標に近付く行動をし続けられるか？」というのが成功の鍵を握っています。でもこの考え方、実は投資行動だけでなく、人生全般にも通じることです。予測がつかないという不確実性の高さは、株価の値動きだけでなく、人生全般にも当てはまるからです。

100％満足することはない

株式投資をしていてつくづく感じるのは、例えどんな状況になったとしても100％自分が満足がすることはないということです。

株価が上がれば満足するんじゃないの？っと思われる方もいるでしょう。

人間とは（というか自分は）欲深いものでして、上がったら上がったで、なんでもっと買っておかなかったんだ？っと後悔してしまうものです。
また、できれば一番高いところで売りたいとも思い始めて、いつ売ろうかしら？っと虎視眈々と売るタイミングを見計らって株価チェックの頻度が上がります。そして、大体まだ上がる全然手前で売ってしまって、ここでもまた後悔してしまうのです。

もちろん、株価が下がれば、なんでこんな株を買ってしまったんだっと思いますし、負けを認めたくなくて「安くなった」などど言っては予定以上に買ってしまい、さらに損失を広げる結果になったりします。

なので、どんな状況になろうと株式投資をしていて、100％の満足が得られることというのは、ほぼないと言ってもいいと思います。

60点で御の字と考える

そういったストレスが積み重なってくると、いつかはその状況に自分自身が耐えられなくなり、何かのタイミングで極端な行動に走りがちです。

株式投資でいうと、極端な売買（一つに銘柄に突っ込んでしまったり、しなくてもいい勝負に出てしまう等）をしてしまい、大きな損失を出してしまう結果になります。

そうならないために、日頃のメンタル管理が大切です。

自分は、その一つとして「60点で御の字」っと考えるようにしています。

例え100点取れなくても、60点取れればいいよね。くらいのスタンスでいると、余計な欲や、変なプライドなどが無くなっていき、余裕のあるスタンスで取り組むことができるようになるのです。

人生も投資も不確実であることは一緒

先が見通せないと言う意味では、人生も投資も同じです。

人生においても常に100点を取りにいくことで、日々の生活に大きなストレスが産まれるのではないでしょうか？先がわからないことに対して、100％の結果を求めることは、土台無理な話なのです。

だから、不確実な状況で人生を楽しむには60点で満足する、それくらいの心構えが人生を楽しむコツなんじゃないかと思っています。

とはいえ、この考え方も60点で御の字とすると、たまには100点を取りに行ったり、0点でもいいからとにかく逃げ出すとか、そういった柔軟な考え方も、また必要なんじゃないかなって思います。

Photo by Santiago Lacarta on Unsplash