【#お金について考えていること】学生を信じることが重要
ということで、「私が、社会公民を学生に教えている人間として考えていること」について記述していきたいと思います。
お疲れ様です。教育コンサルタント - P206 - です。
社会公民の授業を行っている方は分かると思いますが、昔と比較すると、世の中の仕組みについて、以前よりも身近な例を挙げている教科書が増加し、それを利用した授業を行うようになってきました。
このことによって、社会に興味を持ってくれる学生が増加していますし、この流れは大変良いと思います。
ですが、まだ、「お金の仕組み」「お金の稼ぎ方」について、小学生・中学生・高校生の授業で扱っている学校は、ごくわずかだと思います。
それには様々な理由があると思いますが、一番大きな理由は「お金儲けは汚い」という考えを持つ人が多いからではないかと思います。
「お金儲けは悪いことですか?」
というセリフで知っている方も多いと思われる、村上世彰氏。
2005年から始まったニッポン放送経営権問題。
この問題を簡単にまとめると、ライブドア(ホリエモン・村上世彰氏等)vsニッポン放送(フジテレビ等マスコミ)という感じです。
どちらにも主張があり立場もありますから、この結果については何も話すことは無いのですが、今、あの当時を思い出すと、ホリエモンや村上世彰氏が、毎日親の仇がごとく叩かれまくっていました。
ある程度世の中の仕組みが分かってきた今なら、「ああ、マスコミの印象操作も入っていたんだな」と分かりますが、あの当時は、「ホリエモンや村上世彰氏側は、社会秩序の敵である」という風潮になっていましたし、今でも、多くの人の考えの根底に変わらずにあるような気がします。
昔のように「良い学校を卒業し、良い会社に入社し、定年まで勤務する」といった、分かりやすいレールが敷かれているのではなく、今は、SNSの発達・社会の変化等によって、以前には考えられなかったような、沢山のビジネスチャンスがあります。当然、悪いお金の儲け方も、昔よりも増加しています。
だからといって、お金の儲け方=悪として、学生をそこから遠ざけようとするのでなく、悪いお金の儲け方を学習し、避けるための知恵を考え・身に付けさせる、そういった大人側の考えの転換が必要なのではないか、と思います。
学生は、知識を得たらそれを悪用する。とはなりません。
私たちは、もう少し学生のことを信用しても良いのではないかと思います。
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