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【学級運営/教室運営】学校と学習塾の違いと授業内容【学校/学習塾】

私は、以前から度々記述しているように、ある学習塾のお手伝いをしていますし、最近、ある理由で小学校の授業参観に参加しました(子供がいないのに…)

ですが、せっかくなので(自分の子供の参観日ではないので)、意識的に学校全体を見て回ることで、客観的に・多くの教室の授業を見ることが出来ました。

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学校と学習塾の大きな差は、

1.教室内の学生の生徒数
 学校⇒30人前後、学習塾⇒最大でも20人程度
2.教室内の学生のレベル差
 学校⇒ピンキリ、学習塾⇒ある程度の偏差値区分

という二つです。

ですので、私としては(学校と塾のどちらが優れているかという話ではなく)、上手な学級運営をされている教師は凄いと思いますし、教師の学級運営の大変さは可哀想なくらいだと思っています。

そして今回、様々な授業を見学することが出来たのですが、上手に感じた授業は、様々なメリハリを利かせた内容になっていたと感じます。

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(1)声の大小のメリハリ

これが一番上手だと感じました。

学校の一教室は広く・また他の学級も近くにあり雑音が入りやすいからでしょうが、大きいというよりも良く透る声という感じです。

廊下を何となく歩いていた時に、教師の声につられて覗いて見たくらい印象的な声でした。

(2)授業板書のメリハリ

生徒の人数が多いと、板書を書かせる時間がまちまちになるという問題が発生し易いのですが、プリント配布やプロジェクターを上手く入れ込んでいる印象でした。

(3)視線のメリハリ

生徒数が多いということは、一人一人に対して割く時間が少なくなってしまうことを意味します。

また、教室が広いということは、当然死角も出来易いです。

それを防ぐためか、(2)と連動し、黒板を見ている時間を極力少なくし、教室全体を見る・適度に机間を歩き回る、ということをしていました。

それにより、各生徒(特に学力の低めな生徒)の、授業への参加度合いを高めていたと思います。

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上記(1)~(3)を上手に行っていた授業は大変面白く感じましたが、学習塾の授業と比較すると、内容の難易度や密度は物足りなさも感じました。

これは、上記のように学校は「人数が多く・学力レベルがピンキリ」なため、何かを犠牲にしないと難しい、ということなんでしょう。

上手な授業を受けている生徒でも、ある程度の学力以上の生徒でしたら、やはり学校授業だけでなく学習塾に通学しないと、受験対策としては厳しいとも感じました。

以前から記述しているように、学校と学習塾の連携を適切に進める必要がある



ことを感じた時間でした。



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今回の画像は【たけのこ|SNS漫画&イラストレーター】さんからお借りしました。ありがとうございます。








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