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3月10日に #春から早稲田 #春から慶應 とツイートした戦友へ


こんにちは。白石(Twitter: @respect_arai)です。
今年の2月に、東京大学文科三類を受験して不合格になり春から早稲田大学政治経済学部に進学することになりました。
ここでは、東大京大に落ちて悔しくも私立大学に進学する仲間に向けて「受け身」の取り方を紹介したいと思います。

東大受験について

現役・1浪と東京大学文科三類に出願しましたが、東大には届かず不合格になりました。
僕は担任に予備校を指定されて行きましたが、某九州予備校は多浪が多くて雰囲気が微妙なので大人しく河合本郷か駿台御茶ノ水に行くべきです。浪人生は夏までの模試の判定がやたらと高く出るので冠模試の判定に惑わされず苦手科目をなくすことに専念しないと落ちます。

早稲田政経について

さすがに早慶貫通してMARCHに行くことになったらまずいと考え、慶應法の入試の翌日にしっかり早稲田政経の赤本を買いました。試験の前々日から過去問とサンプル問題を解き、現行課程の全ての年度の英作文を添削に出しました。試験当日は英作文の傾向が変わっていたものの、落ち着いて解き進めることができ、記号1ミスで無事合格しました。
科目によっては50年分を2周した東大に落ちて、2日しか対策していない早稲田に合格したのはなんとも奇妙な感覚で、早稲田大学に対する特別な思い入れはないです。正直慶應の方がブランド力があるのではないかとまで考えています。

大学受験を終えて

僕の受験語りは大して重要ではないです。第一志望に落ちた悔しさを共有している──“物語”を共有している、他でもないあなたに伝えたいことがあります。次の戦いは既に始まっているということです。東大に2回も落ちてしまったなら、それはもう大学受験の適性が低かったと僕は割り切りました。過去の失敗ばかりに目を向けていても仕方がない。今から東大京大落ち私文の僕たちにできることを考えていこう。東大京大に落ちて一度ならず死んでしまった僕たちの人生の“蘇生”を始めようじゃないか。

予備試験

三大国家資格に数えられる弁護士になるためには司法試験を受ける必要があります。その司法試験の受験資格を得るための試験が司法試験予備試験です。
2023年度の予備試験の合格率は3.6%(合格者数479人/受験者数13,372人)と国内最難関資格の代名詞とも言うべき狭き門です。たとえば僕たちが今から予備試験の勉強を始めて、学部2年で予備試験に合格すれば「神童」の名を我が物にできる。学部3年で受かったとしても在学中に司法試験に合格すれば高く評価される。東大京大で4年間寝そべってNNTになる人々の屍の上に僕たちの旗を立てることができる。

公認会計士

予備試験同様、公認会計士も三大国家資格の一つに数えられる難関資格です。
こちらは合格率が7.6%(合格者数1,544人/出願者数20,317人)と予備試験よりも高いですが、難関資格であることに変わりはなく合格すれば輝かしい経歴を手にすることができます。
公認会計士の短答式試験は年に2回、5月と12月に実施されます。若くして公認会計士に合格すれば大手監査法人に入社し高収入が担保されるということも魅力の一つです。

3年次卒業

学部によっては3年生の終わりまでに卒業に必要な単位数と高いGPAを取れば3年修了時に学部を卒業することができます。いわゆる「飛び級卒業」です。たとえばサッカー日本代表の伊東純也の弁護士、加藤博太郎先生は慶應義塾大学法学部を3年次卒業していますが、「飛び級卒業」として話題になっていたのが記憶に新しいです。
3年次卒業のメリットとしては、浪人が1年分帳消しにできるということや、学費や下宿費用が1年分浮くといった点です。ただ、3年次卒業の要件は大学・学部によって異なるのでしっかり調べておく必要があります。

京大3年次編入

京都大学の法学部・経済学部3回生に他大学から編入(転入)する制度です。TOEICやTOEFLのスコアの提出が必要だったり、筆記試験の対策が必要だったりします。2年生の秋までに英語のテストのスコアの提出が必要なので早めに英語の対策をしておく必要がありまが、たとえ大学受験で京都大学に敗れても、再び立ち上がり京都大学に挑むことができるこの制度はこの上なく魅力的な選択肢だと言えるのではないでしょうか。

東京大学後期課程の学士入学

東京大学では前期教養修了後、進学振り分け制度によって各学部に振り分けられますが、他大学の学部卒業後に東京大学の後期課程(学部3、4年生)に入学することができる制度が学士入学制度です。東大は編入を認めていないので、一度学部を卒業しなければならないことが難点ですが、先に紹介した3年次卒業制度を活用すれば1年の誤差で東京大学の学士入学に挑むことができます。あれほど渇望した東京大学での学びを今からでも実現できるということは僕たちの希望でしょう。

大学院への進学

大学院で東大京大に進学し、研究するということもできます。また学部在学中に予備試験に合格できなかったとしても、法科大学院への進学が可能です。学部入試とは異なりますが、それでも本郷キャンパスで学ぶことができるのは喜ばしいことです。

国家総合職試験

国家総合職試験は国家公務員を目指す人のための試験です。かつての高等文官試験の系譜を受け継いでおり、ロマンのあるものだと考えています。大学在学中に挑んでみる意義のある試験ではないでしょうか。ただ、注意点としては官庁の方が主催する座談会に参加していないと官庁訪問で質問責めにされてしまい内定まで漕ぎ着けないというケースもあるので、普段からアンテナを張っておく必要があります。

民間就職

切り替えてサークル活動や留学、起業などに挑戦し、大学生活を有意義なものにしつつ、なりたい職業の方のお話を伺ったり、インターンを経験したりして詳しい情報を入手し、民間就活に備えるというのもまた次の戦いの一つの形です。せっかく手にした大学生活を楽しむことだって大切で貴重でしょう。


それでも諦められないなら

ここまで、さまざまな制度や資格試験など次に挑戦できるものを紹介してきました。それでも東京大学・京都大学への思いを諦められないなら、仮面浪人としてもう一年受験勉強を継続し、来年再び東京大学・京都大学に挑むという選択も「あり」だと思います。
親や先生、周りの人は進学先の大学だって良い大学だと諭すでしょう。なんとかして慰め、前を向かせようとするでしょう。しかし学部入試の恨みは学部入試で晴らしたいと考えるなら、そうした人々の選択──もう一年、大学受験という戦いに身を投じるというあなたの決意を僕たちは尊敬し、応援します。

臥薪嘗胆の会(仮称)について

東大京大に挑んだ戦友、進学先でさらなるステップアップを渇望し、それぞれの戦いを継続しようとしている仲間に対して臥薪嘗胆の会の門は開かれています。
あなたが選んだものが予備試験・公認会計士・編入・学士入学・仮面浪人・院進・国家総合職試験・民間就活のいずれにせよ、僕たちと一緒に戦い続けたいと考える大学生や受験生全員のために臥薪嘗胆の会は設立されました。
臥薪嘗胆の会のDiscordに参加したいと思った方は僕(Twitter ID: @respect_arai)にDMをよろしくお願いします。共に高みを目指しましょう。


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