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『星空と月』愛を表現した初めての作品

今年の夏頃迄、どれくらいの間だったかスランプに陥り作品が一切生み出せなくなっていた私は、ある言葉を思い出しました。
夏目漱石が『ILoveYou』を当時の日本の風潮に合わせ『月が綺麗ですね。』と訳したというエピソードに纏わるその言葉は、暫く前に映画館で観た作品に使われていた、現代社会に生きストレートな表現に特に抵抗を感じない私にとっては神秘的な程に思えた表現でした。

そして愛とは自分にとって何かを自問自答し、それは強引に押し付け合うことでは無く、優しく包み込むようにそこに常に存在することなのだと悟り、それを『月が綺麗ですね』と言う愛を伝える美しく神秘的な言葉と重ね表現する事で、スランプから脱した私はこのコンパクトミラーを作品として完成させました。

大きく広がる星空とそこに広がる月の優しい輝き…、『星空と月』は愛を表現した特に思い入れ深い作品の1つとなったのです。

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