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自分の内側に目を向けてみる

私の趣味はヨガとピラティスです。一般的に混同されがちなこのふたつは、実は全く違うのです。
ヨガはライフスタイル。ヨガ哲学とか言うらしい。
ピラティスはトレーニング。エクササイズ。
と、素人なりに受け止めています。
今日は、ヨガから教えてもらった、内観の大切さのお話。

私を客観的に眺める

ヨガは色んなポーズを取ります。
胡坐をかいて瞑想したりとか、立ってバランスを取りながらちょっとキツめの動きをしたりとか。
でも目的は、ポーズをとることではないのです。
今の私は何を感じているのか、呼吸はどうか、身体はどうか。
自分を客観的に観察していると、身体や思考の癖が見えてきます。

例えば、「あーあの人ポーズ綺麗だなぁ」と思って人と比べている自分に気づく。
キツいポーズのときにどこかが強張っていて、呼吸が浅くなって、つい頑張って無理をしようとしている自分に気づく。
瞑想していても、色んな雑念が湧いてくる自分に気づく。
大切なのは、「~と私は思っているのだな」で終わることです。
今の自分を知り、客観視し、ジャッジせず、流す。

これってソーシャルワーカー業界で言うところの、「自己覚知」につながるのですよね。
ヨガを何年も続けていたら、自分自身のことも不思議とよく見えるようになってきました。
ヨガの先生ってそういうところをうまーく誘導してくださるのです。

強みに気づく

あるときその先生から尋ねられました。
「もちろんご自身の強みは分かってるよね?」
私はそのときぼんやりと、「コツコツ忍耐強く頑張れるところかなぁ」と思いました。

ヨガを続けていると、身体も心も変わります。
別人のように身体が柔らかくなったので、腰痛もなくなり、週末の頭痛もなくなりました。
先生から修正を入れてもらっても、「あ、こういうことか!」がピンときやすくなってきます。
身体が変わることが嬉しいから、心も元気になるし、日々ストレッチも前向きに継続できます。
そういう積み重ねの姿勢も含めて、「これは私の強みだ!」と気づくわけです。
日々内観しているからこその気づきです。

外向きのエネルギーを、ときには内側へ

ソーシャルワーカーをしていると、とにかく一生懸命他者の人生に目を向けます。
色んなことを考えながら言葉を発し、相手の表情や言葉からのサインを見逃さないように、とにかくアンテナを張っている状態です。
昔同期に、「いつもピンって糸が張ってる感じ」と言われたことがあります。
そんな方、きっとたくさんいらっしゃいますよね。

緊張しているとき、イライラしてしまったとき、一呼吸して自分を観察してみましょう。
「今自分は~と思っているんだな」と感情を眺めて、受け流してみましょう。
常時そんなことはできないけれど、ちょっと意識するだけで変わります。

ソーシャルワーカーは感情労働。支援するのも人です。
だからこそ私たちは、自分がどんな人間なのか目を向けていないといけない。
私はそう思っています。

さて、あなたの強みはなんですか?