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「昨年(2021年)買ったものの中で、最も『買ってよかった!』と思うものを教えてください」って訊いてみた!【定性リサーチ実験室】

こんにちは、リサーチャーの牛尾です。今日も「定性リサーチ実験室」のお時間です🎉 ◆定性リサーチ実験室とは?・リサーチでは「問い」が重要です。いい問いかけには「いい答え(= あなたの疑問を解き明かし、次のアクションのヒントになるような答え)」が、そしてクソみたいな問いには「クソみたいな答え(= 毒にも薬にもならぬ答え)」が返ってくるものです。 ・というわけで!実際にリサーチをやってみて、「こんな問いかけをしたら、こんな答えが返ってきましたよ」「今回の気づき・反省点は○○です

    • 定性リサーチ実験室へようこそ!

      こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 定性リサーチ実験室、本日OPEN!! <1> いきなりですが、リサーチ(マーケティングリサーチ、UXリサーチ)で重要なのは……そう! 「問い」です。 問いがクソなら答えもクソになるのが必定。「いい答え(=あなたの疑問を解き明かし、次のアクションのヒントになるような答え)」のためには、「いい問いかけ」が必要なのです。 まぁ考えてみれば、そりゃそうですよね。 <2> さて。 問題はここからです。 では、その「いい問いかけ」

      • 人間、この律儀なもの【マーケティング読み物】

        こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 今日は、「人間って律儀ですよね。マーケティング実務においては、律儀な人びとを相手にしているということを忘れちゃいけませんよね」という話です。 人間、この律儀なもの やれお正月だといって大酒をくらう人、やれハロウィンだといってコスプレして街に繰り出す人、やれ旅行先だからといって訳のわからぬキーホルダーを買う人。 こういった人びとを見ていると一種の感動を覚えざるを得ません。 嗚呼、人間ってのはなんと律儀なのか! だって律儀じゃない

        • 正しいドッグフーディング🐕

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 ★本記事のテーマ:ドッグフーディングをするなら、最低限、「お客が自社商品・サービスを利用するオケージョン」だけは確認しておこう! ドッグフーディングって何だ? <1> 「ドッグフーディング」をご存知でしょうか? リサーチ手法の1つで、自社の商品・サービスを使ってみることです。 <2> 先日、とある企業のマーケ部の部長さんとこんな話をしました。 部長 残念ながら、弊社はマーケティングリサーチの予算がほとんどないんですよ。

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          マーケに携わる人は「本音」「本当」「本質」といった言葉には警戒すべきだと思いますよ、いやマジで!!

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 ★本記事のテーマ:「本音」「本当の○○」「本質」といった言葉にご用心! 「本音」って何?「本当」って何? <1> 「インタビューで本音を聞き出したい」 「インタビューでは本音は引き出せない。重要なのは<観察>だ」 「人びとが本当にほしがっているものを知りたい」 「皆が本当に望んでいるのは何だろう?」 ……なんて言葉をよく耳にしますが、はて、その<本音>とか<本当>ってのは一体何を指しているのでしょうか? そこをきちっと定

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          【マーケ】仮説をどしどし生み出す術 ~「水曜日のダウンタウン」に学ぶ

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 ★本記事のテーマ:仮説をどしどし作りたい!!……どうすればいい? どうすれば、どしどし仮説を作れるのか? 先日、とある企業のマーケ部の部長さんと以下のような会話をしました。 マーケ部長 来年度から新しい取り組みをすることになったんですよ。 私 ほぉ。 マーケ部長 具体的にはですね、【①全部署の社員が日常的に仮説を立案する → ②マーケ部がそれを収集、整理する → ③仮説を検証するために適宜リサーチを実施する → ④リサーチによ

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          単純化しすぎでは? ~調査・分析時には「トリレンマかもしれない」と疑ってみよう!

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 ★本記事のテーマ:何かを理解しようという時、私たちは往々にして物事を単純化しすぎてしまう。「これはもしかするとトリレンマ的状態かもしれない」と疑ってみよう! 私たちは、時に物事を単純化しすぎる 私たち人間には、<物事を単純化して理解する>という能力が備わっています。 これは大変素晴らしい能力です。 だって、世界はあまりにも複雑すぎる。複雑なものを複雑なまま理解しようと思ったら、頭がパンクしてしまうでしょう。 ざっくり把握する能

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          ニーズ・インサイトを探すテクニック ~実態と意向、現在と過去をクロスする

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 ★本記事のテーマ:ニーズ・インサイトを探す際に使える2つのテクニックをご紹介します。 実態×意向!! <1> 「生活者のニーズ・インサイトを見つけたい!」という時には、【実態(生活者がいまやっている/やっていない)】と、【意向(生活者がやりたいと思っている/やりたくないと思っている)】をクロスさせてみましょう。 具体的には、下図の中に生活者の様々な行動をプロットするのです。 <2> さて。 「もっとやりたい」ゾーン、「いま

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          行こう!ユーザーイノベーションの種を探す旅に!!

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 ★本記事のテーマ:リサーチをしてユーザーイノベーションの種を探そう! ユーザーイノベーションしよう! <1> 「ユーザーイノベーション」をご存知でしょうか? 一般的には、【イノベーション = 企業の研究室や発明家によって為されるもの】というイメージがある。でも、それって本当?むしろ、ユーザーが意図せずしてイノベーションを起こしていることの方が多いんじゃない?……これが、ユーザーイノベーションの根底にある考え方です。 <2>

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          顕在ニーズとか潜在ニーズとか、あるいはインサイトとか

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 ★本記事のテーマ:<顕在ニーズ/潜在ニーズ/インサイト>といった言葉を、多くの人はこんな意味で使っている! 言葉の意味のすり合わせ <1> マーケティングの言葉って難しいですよねぇ。 クライアント様や協力会社の方とお話ししていると本当にそう思います。 何が難しいって…… ・じつは、【人・会社によって全然違う意味で使っている言葉】が結構ある ・その上、【「詳しくは知らないけれど、まぁ大体こんな意味でしょ」という感じでそれっぽ

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          あなたが【インタビュー調査に立ち会う時】にやるべきこと ~ただ聞いているだけではもったいない!仮説を作ろう!!

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 ★本記事のテーマ:インタビュー調査に立ち会う人は、仮説作りに専念すべし! インタビュー調査に立ち会う時、何をすればいいのか? <1> 先日、とある企業の方とこんな話をしました。 Aさん 前々から疑問に思っていたんですけど……。 私 ええ。 Aさん インタビュー調査に立ち会う時って何をすればいいんですか? 私 えーと……。 Aさん ほら、オンラインインタビューなら画面越しに、アナログのインタビューならバックルームで、インタ

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          定性調査をしないと何が起こるの?

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 ★本記事のテーマ:定性調査をしないととんでもないことになる!! 定性調査って本当に必要? 先日、あまり調査をやったことがないというクライアント様からこんなご質問を受けました。 「定性調査って……やった方がいいんですよね?」 皆さんならどうお答えになりますか? 以下、私の回答です。 菓子メーカーの悲劇 <1> 舞台は菓子メーカー。 とあるチョコレート菓子の売れ行きが思わしくないということで、アンケートを実施しました。

          定性調査をしないと何が起こるの?

          PRのための調査は、【俗説や固定観念を検証する】という視点でやれば上手くいく!!

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 ★本記事のテーマ:PRのための調査は、<俗説や固定観念を検証する>という視点で調査票を作るのがオススメ!! <PRのための調査>は難しい <1> PRのための調査ってあるじゃないですか。 ・Step1:PRしたい商品やサービスにまつわる調査を実施する(主にネットリサーチ) ・Step2:<ユニークな調査結果>が出る ・Step3:それを活用して、メディア露出や話題化を狙う ……というアレですね。 <2> PRのための調

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          実践!ラダリング法(ラダリングインタビュー)の手順とアウトプット【自主調査をやったよ😊】

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 今回は、自主調査を行い、ラダリング法(ラダリングインタビュー)のアウトプットサンプルを作成しましたのでシェアします。 本記事は、 ・1:まずは、アウトプットサンプルをご覧いただき、 ・2:次いで、アウトプットサンプルを作成するために行った調査の手順と、 ・3:「価値構造マップ」のデザインについて詳しくご説明する ……という構成になっています。 ※補足:ラダリング法について詳しく知りたい方は以下の記事をご参照くださいませ!

          実践!ラダリング法(ラダリングインタビュー)の手順とアウトプット【自主調査をやったよ😊】

          個別の商品ではなく、カテゴリについてラダリングインタビューを行う時にはここに気をつけろ!

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 「リサーチに関する学術論文を読んでみよう!」のコーナー!! ▶本記事では、以下の論文を取り上げます Amatulli, Cesare & Guido, Gianluigi (2011), "Determinants of purchasing intention for fashion luxury goods in the Italian market: A laddering approach," Journal of fas

          個別の商品ではなく、カテゴリについてラダリングインタビューを行う時にはここに気をつけろ!

          ラダリング法で<value>を考える時には、この7つの項目を念頭に置くといい!!

          こんにちは、リサーチャーの牛尾です。 「リサーチに関する学術論文を読んでみよう!」のコーナー!! ▶本記事では、以下の論文を取り上げます Wansink, Brian. (2003), "Using laddering to understand and leverage a brand’s equity," Qualitative Market Research, 6(2), 111-118. ※補足1:英語の論文です(過去、公式に邦訳されたことはない論文です)。

          ラダリング法で<value>を考える時には、この7つの項目を念頭に置くといい!!