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ふいに心を奪った瞬間
異性にときめく事はなかなか無いが、あくまでも少ないだけで、ゼロというわけではない。
今日はせっかくなので、私の胸がときめいた一例を紹介しよう。もしかしたらみんなも同じような経験あるかもしれないしね!
舞台は数年前の夕方のOKストア(関東のスーパーマーケットチェーン)、買い物を終えた私はサッカー台で商品を、マイバックがわりに使っていたリュックサックに詰めていた。
作業にも目処がつき、ふと隣を見ると30代前半ぐらいかな?詳しいことは全然わからないけれど、とてもきれいなお姉さんがほぼ同じタイミングで作業を終えるところだった。
別に容姿が魅力的な人間なら、男女ともにいくらでもいる。後天的に磨きをかけることも出来るしね。でもこのお姉さんは違った。その違いは、手にしていた財布にあった。
ん?アレはプテラノドンとトリケラトプス?
そう、クールな感じのお姉さんが、小学生の男児が家庭科で作るナップザックのような、カラフルな恐竜のイラストがたくさん描かれた財布を使っていたのだ。
別に、クールな雰囲気の人はクールなものを身に付けなきゃいけないわけじゃない。坊主頭で首にタオルを巻き、汗ばんだランニングを着たおじさんが、昼食に(おにぎりじゃなくて)サンドイッチを食べたっていい。そんなの人それぞれだ。
何を身につけようが人の勝手であり、おかしいことは何も無い。そんなのわかっているけれどあの時、私の心はときめいたのだ。お姉さんのしなやかな指がステゴサウルスやティーレックスを掴んでいた光景にね。
ということで、いつになく気持ち悪い文章となってしまいましたが、私がこれまで生きてきて、ときめいてしまった瞬間をご紹介致しました。
なぜこんな話をしたかというと先日、私のモテなさついて語った記事が、予想外にウケたので、「せっかくだから恋愛ネタの記事を書いてみようかなぁ」と思ったからです。でもいくら頭を捻っても、こんなもんしかエピソードがないのです。マジで。
そもそも、このエピソードも「スーパーで変わった財布を使う人を見たよ😉」ってだけの話だ。
けれどこれは、私の恋愛関連のエピソードの中でエースを張っている。ろくにバックハンドが打てなくたって、部員が他にいなければレギュラーになって試合に出れるのだ。
この先もおそらく出会いなんかないし、年寄りになって「何か恋バナ聞かせてよ😀」って頼まれてもこのエピソードが酷使されそうだ。
今後ともよろしくね👍
ちなみに、これを話したときのウケはすこぶる悪い。これを話した時の反応は概ね、
”単純に気持ち悪がられるパターン”と、”「声かけたりしなかったのかよ」と冷めるパターン”、”「他にもっとまともな話ねぇのかよ」とがっかりされるパターン”の3つに分けられる。でも、私がイジられるキッカケになるので、飲み会の席とかで披露するとそこそこ場が持つ笑
調べたら結構あるみたいね、恐竜財布。
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