淋しい夜が減った
特に理由もないのに淋しくて淋しくてたまらなかった。
それはパートナー有り無し関係なく。
特に夜になると急に淋しさは増す。
隣にパートナーがいても、薬を飲んでも、大好物のアイスを食べても、一番好きな映画を流しても、1ミリも紛らすことなんてできなくて苦しかった。
しかし、ここ2週間くらいなぜか淋しさが減った。
特にいいことがあったわけではない。
むしろ疲弊するようなことがいくつか起きて、日によってはメンタルがボロボロだった。
ボロボロでもなぜか淋しさはなくて、誰かと会わなきゃ、1人で眠りたくないという気持ちが湧き上がることはなかった。
誰かに会うくらいなら、映画を観ていたいし、料理でもしていたい。
変わらず通院はしているし、薬だって減っていない。
ただ、淋しい夜が襲ってこないことで本当に過ごしやすくなった。
この変化は、暖かくなってきたお陰かもしれない。
急に散歩したくなっても、部屋着の上にジャージを羽織れば外に出られる。
散歩やジョギングをしていると頭の中を空っぽにできるというのは、何度意識して試しても無理だったけど。
夜に1人で家の周りをぐるぐる歩いていると、暗くないことを考えようと半ば無理矢理だが、もし次靴を買うとしたらどれにしよう、そろそろ日焼け止めがなくなるから新しく買わなきゃ、結局どれがいいんだ、帰ったらなにか作り置きでもしようかな、と意識を逸らすことができている。
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