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【海外移住・長期留学・ワーホリ・YMS】 出発前の準備でやることリスト18選

こんにちは。Rereです。

2023年に約4ヶ月間デンマークの某フォルケホイスコーレに留学し、現在はYMS(ワーホリ)ビザでイギリスで生活しています。

海外に移住する前には、移住先での手続き以外に、日本でさまざまな手続きや準備も済ませておくことが大切です。

海外移住のための手続きは面倒だと思われる方もいるかもしれませんが、一つひとつ着実にこなしていけば、それほど難しいものではありません。

今回は、少しでも海外移住に興味のある方のお役に立てればと思い、留学やワーホリで海外に移住する渡航前の準備として私がやったことを実体験をもとにまとめたいと思います。

私は出国前に必要な手続きについてかなり調べました。
他のサイトには載っていない有益な内容もあるので、今後、海外移住を予定されている方、長期留学やワーホリを考えている方はぜひ参考にしてみてください!

ご紹介する内容は私がデンマーク留学やイギリスへのYMS(ワーホリ)に行くために行ったことなので、具体的な渡航先や渡航内容にに合わせてご確認くださいませ。

渡航前の時期を4つに分類して、それぞれの期間で行うべきことをまとめています。

1 | 海外移住5ヶ月〜4ヶ月前にするべき手続き
2 | 海外移住3ヶ月前〜1ヶ月前にするべき手続き
3 | 海外移住1ヶ月前〜出発直前までにするべき手続き
4 | 渡航後にするべき手続き


1 | 海外移住5ヶ月〜4ヶ月前にするべき手続き


それでは、海外移住5ヶ月〜4ヶ月前にするべきことを確認していきましょう!

1-1. パスポートの更新
1-2. ビザの取得
1-3. 日本の賃貸住宅の退去連絡
1-4. 退職の準備
1-5. 健康診断・歯科検診の受診

1-1. パスポートの有効期限の確認


パスポートの有効期限を確認しましょう。期限が1年未満の場合は、更新しておくことをおすすめします。

渡航する国によって、3ヶ月〜6ヶ月位の残存期間が必要なこともありますので、早めに確認して、必要であれば更新手続きを行ないましょう。


1-2. ビザの取得


長期の留学やワーホリ、海外移住は長期間の滞在になるので、滞在目的に合ったビザの取得が必要です。

ビザに取得は、移住先の国や移住内容によって、ビザの種類や審査にかかる期間も異なるため、事前に調べて余裕を持って申請しておくと安心です。

私は、フォルケホイスコーレのビザは、学生ビザ(ST1)を取得しました。
渡航の約4ヶ月前から申請を開始し、ビザ申請から自宅に届くまで3週間程度かかりました。

イギリスのビザは、YMS(Youth Mobility Scheme)という働くことを目的とした2年間のビザで、他の国でいうワーホリビザに近いです。
日本に帰国することなくデンマークでYMSのビザの申請や手続きをすべてを行いました。

自力でビザを取得する場合、手続きはとても複雑で難しいです。
フォルケホイスコーレの留学に必要な学生ビザの申請方法については、別の記事で細かく解説していますので、こちらの記事をご確認ください。


1-3. 日本の賃貸住宅の退去準備


海外移住の時期が決まったら、現在住んでいる賃貸住宅の退去準備をします。

まず何ヶ月前に退去連絡をしないといけないかを確認します。
通常最低1ヶ月前などが多いですが、賃貸管理会社によって異なるので、無駄に家賃を取られないように事前に確認しておきましょう。

渡航日に合わせて退去報告をします。
電気・水道・ガス・インターネットの解約も忘れずに行います。

一時的に実家に帰るなどの場合は引っ越し業者の手配、今ある家具や家電などの処分、引っ越しなどが発生します。


1-4. 退職の準備


海外留学の渡航時期が確定したら、会社へ退社の意思と最終出社日、退職希望日を上司に伝えます。

仕事で抱えているタスクの引き継ぎなどが発生するので、できるだけ事前に上司には報告し、退職までのスケジュールをすり合わせすると良いでしょう。

また退職する際には、会社の規定に沿って退職願の提出や経費精算などを行いました。


1-5. 健康診断・歯科検診の受診


海外移住前には、必ず健康診断と歯科検診を受けておくことをおすすめします。

日本の保険内治療と異なり、海外では医療費が高かったり、すぐに必要な治療を受けられなかったりするケースがあります。
ただでさえ慣れない海外で病気になると大変なので、できるだけ日本で健康な状態にしてから渡航しましょう。

私の場合は、会社を退職前に会社の健康診断を受けました。

また渡航前に歯医者では定期歯科検診を受けたり、マウスピースのメンテナンスなどを行いました。

海外では歯医者は自費治療になることがほとんどでかなり高額になります。
虫歯などが見つかると治療に数ヶ月かかるケースもあるので、早めに受診しておくことをおすすめします。

また、常備薬があれば病院でその準備もしておくと安心です。


2 | 海外移住3ヶ月前〜1ヶ月前にするべき手続き


続いて、海外移住3ヶ月前〜1ヶ月前にするべき手続きについてみていきます。

2-1. 携帯(スマホ)の契約をeSIMへ変更
2-2. 楽天プレミアムカードの申し込み・プライオリティパスの取得
2-3. Wise(海外送金サービス)のアカウント登録・デビットカード取得
2-4. Revolutのアカウント登録・デビットカード取得
2-5. 銀行口座を整理
2-6. 航空券の準備

2-1. 携帯(スマホ)の契約をeSIMへ変更

まず第一にSIMフリーのスマホになっているか確認し、SIMロックがかかっている場合は、必ず解除しましょう

SIMフリーのスマホがあれば現地で購入したSIMカードを差し込むだけで、現地の番号のSIMカードを使えるようになり、WiFiなしにインターネットに接続できます。

その上で個人的にかなりおすすめなのが、日本の携帯会社の契約をeSIMに切り替えることです!

海外では日本の電話番号は使わないからお金がもったいないし、解約していこう!と考える方が多いかもしれませんが、日本の電話番号は残しておいた方が良いと思います。(個人的にはあることでかなり助かっています)

というのも、日本の銀行口座から振り込みを行う際や、クレジットカードで決済する場合などに、SMS認証で確認コードを登録している日本の電話番号に送られてくることがあるからです。

もし日本の電話番号を解約してしまった場合、SMS認証ができず、銀行口座からお金を振り込めないなどの事態が発生してしまいます。

そして、なぜeSIMへ切り替えるのかというと、海外現地では海外の電話番号が必要になるので、物理的なSIMカードを挿入したいですよね。

ただスマホにはSIMカードを挿入できる口は1つしかないので、日本の契約会社のSIMカードを入れていたら、現地のSIMカードを入れらなくなり、電話番号が取得できなくなってしまいます。

それを防ぐために日本の電話番号はeSIM、海外現地の電話番号は物理的なSIMカードを入れる、というふうに使い分けることができます

そのためeSIMがおすすめです!

※eSIM(イーシム)は、スマートフォンに内蔵された本体一体型のSIMです。eSIMなら、オンラインで申請できるのでSIMカードが届くのを待ったり、紛失や破損の心配もありません。

日本と海外の2重で携帯の支払いが発生するのはもったいないと思う方もいるかもしれませんが、私が使っている楽天モバイルは最低月1,000円程度の支払いで済みます

その金額で日本の電話番号を保持できるなら安い方ですよね。

楽天モバイルのRakuten最強プランは、日本の電話番号を保持するだけではなく、海外で使う際にもとても便利です。

それは追加料金なしで海外70以上の国と地域で2GBまでそのまま使えるからです。

私の海外移住での携帯契約方法の最適解は、eSIMは楽天モバイル、SIMカードは海外現地の携帯会社のSIMカード、だと思っています!

もし楽天モバイルをこれから契約しようと考えられた方はこちらの紹介リンクからお申し込みいただくと、楽天ポイントが13,000ポイント付与されますので、ぜひご活用ください!

※楽天会員ログインまたは新規登録後、キャンペーンページへ遷移しますので、そのままご確認の上、契約手続きにお進みください。

楽天モバイル以外にもeSIMを提供している会社はあるので、調べてみると良いと思います。

海外移住時の携帯電話の対応についてはこちらの記事にまとめていますので、興味のある方はご覧ください。


2-2. 楽天プレミアムカードの申し込み・プライオリティパスの取得


これから海外移住をする方の中には、せっかく海外に住むなら近隣諸国へ旅行にたくさん行きたいと思っている方もいるかもしれません。

私もデンマークとイギリスというどちらもヨーロッパでの生活なので、他のヨーロッパ諸国へ旅行に行きたいと思っていました。

そんなときプライオリティ・パスを使ってVIPの空港ラウンジを無料で利用できたら快適だろうなと思い、プライオリティパスの取得をしました。

ただプライオリティパスは調べると会員の年会費だけで約5万円ほどかかります。
それが楽天プレミアムカードなら年会費11,000円で利用することができるとわかり、元々使っていた楽天カードを楽天プレミアムカードに切り替えました

約4万円も節約できるこの楽天プレミアムカードは、旅行で頻繁に飛行機を使う方にとってあって損はしないカードだと思います!

私も今まで、トロント、ヴェネツィア、パリ、ロンドンなどで利用し、無料で軽食やドリンクが食べ飲み放題、快適な空間とWiFi、シャワールームなどを使い、ワンランク上の旅となりました。

都度支払いだと約5,000円ほど入場料がかかることが一般的なので、年に2〜3回利用する方は年会費のもとが取れると思います。

プライオリティ・パスの申し込みを希望する場合は、楽天ブラックカード・楽天プレミアムカードを申し込みし、カード到着後に、楽天カード会員専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」よりお申し込みする必要があります。

楽天プレミアムカードの申請とプライオリティパスの取得は同時進行できないので、約1ヶ月は見ておくことをおすすめします。

現在新規入会&利用で最大11,000ポイント付与されるキャンペーン実施中です。

ご希望の方は、紹介キャンペーンが適用されるこちらのリンクよりお申し込みください。
※楽天会員にログインまたは新規登録後、カードのお申し込みページに遷移します。


2-3. Wise(海外送金サービス)のアカウント登録・デビットカード取得


長期留学プログラムや、語学学校の授業料の支払いには海外送金が必要になります。

  • 日本から海外にお金を送金したい

  • 現地で生活するために日本の家族から海外送金を受け取りたい

といった場合には、Wiseの海外送金サービスが手数料を抑えて、簡単に、素早く海外送金を行えるのでおすすめです!

私はこのWiseを使ってフォルケホイスコーレの学費の支払をしました。

一般的な銀行を利用すると割高な手数料が取られてしまうので、注意しましょう。

Wiseの良い点は、海外送金以外にも、海外口座情報の取得や海外送金の受け取り、Wiseデビットカードの発行サービスも利用可能なところです。

無料で約50通貨以上を保有することができ、外貨のままお得に決済ができます。
またデビットカードを利用して世界中のATMから現金をいつでも引き出すことが可能です。

日本で発行したクレジットカードは海外利用手数料が高く、損をしてしまうので、スーパーやオンラインショッピングなどすべての外貨決済での買い物はWiseのデビットカードを使って手数料を抑えるようにしています。

Wise(旧TransferWise)へのアカウント登録は友達紹介がおすすめです!

こちらのリンクからWiseアカウントを登録すると、最初の送金を行う際に最大75,000 JPYまでの送金手数料が無料になる送金クーポンが付与されます。

会員登録は無料なので、もしWiseの登録する場合はご利用ください。

こちらの記事では、私がデンマークのフォルケホイスコーレに入学するための学費を、Wise(旧TransferWise)を使って海外送金した体験をもとに、サービス内容やアカウントの登録方法、紹介リンク、送金のやり方、メリット、デメリットを解説しています。


2-4. Revolutのアカウント登録・デビットカード取得


Wiseと少し似ていますが、Revolutのデビットカードも作りました。

アカウントの作成は無料なので2つ作って、使いやすい方に絞っても良いと思っていたのですが、両方ともそれぞれのメリット・デメリットがあるので、今は用途によって使い分けて、両方使っています。

海外は日本よりもキャッシュレスが普及しています。

先ほど記載したように日本で発行したクレジットカードは海外利用手数料などが高く取られるので、海外でも不自由なく使えるデビットカードを選びました。

カード会社は「JCB」や「AMEX」は使用できないところがたまにありますので、「VISA」「Mastercard」がおすすめです。

私はWiseをMasterカード、RevolutをVISAカードで発行して使用しています。

こちらの記事では、海外留学や旅行、出張に行かれる方におすすめしたい決済アプリ兼デビットアプリであるRevolut(レボリュート)の特徴、メリット、デメリット、どんな人におすすめのカードか、友達紹介キャンペーンについてご紹介します。

  • 海外で手数料が安くお得に買い物できるカードを知りたい

  • 現地で現金をATMから引き落としたい

  • Revolutの友達紹介はある?

こんな疑問を解決する記事になっているので、海外旅行や出張によく行かれる方や、留学で海外に住む予定のある方はぜひRevolutを検討してみてください。


2-5. 銀行口座を整理


この機会に全く使っていない銀行口座の解約を行いました。

またクレジットカードがどの銀口座から引き落としされているかも確認しておきました。


2-6. 航空券の準備


渡航時期が決まったら、航空券の手配をします。
3ヶ月前に買うのが最安値で変える可能性が高いです。
いくらくらいで航空券を買えるのかこまめにチェックし、良い航空券が見つかったら購入しましょう。

ちなみに私はいつもSkyscannerで航空券を探しています。
色々なサイトの最安値の航空券を出してくれるので、とても使いやすくおすすめです。

今回私の場合は、マリオットボンヴォイアメックスのクレジットカードでポイントを貯めていたので、マイルへ変換して、4000円弱でイギリスまでの片道航空券を購入できました。


3 | 海外移住1ヶ月前〜出発直前までにするべき手続き


次に海外移住1ヶ月前〜出発直前までにするべき内容をご紹介します。

3-1. 海外転出届の提出
3-2. 住民税の納税
3-3. 国民年金への任意加入
3-4. 国際運転免許の取得
3-5. 郵便の転送手続き
3-6. 書類のデータ化

3-1. 海外転出届の提出


1年以上海外移住すると決まっている場合は、海外渡航日が決まったら、住んでいる自治体の役所に海外転出届を提出します。

これにより、住民票が「除票」となって、国民健康保険や年金、住民税の支払い義務がなくなります。

各自治体の公式サイトよりフォーマットをダウンロードし、役所の窓口に提出または郵送で提出することで手続きは完了です。


3-2. 住民税の納税


住民税は、1月1日に住民登録をしている市区町村に対して、前年分の所得に課税されるものなので、国内に住所がない場合は住民税の納税義務がなくなります。
逆にいうと、1月1日以降に海外移住する場合は、その年に請求される住民税を納付しなければなりません。

代わりに納税代理人を立てるか、口座振替を選択できます。

私は海外転出届を提出しに行ったときに、一緒に手続きを行い住民税の納税は口座振替にしてもらうようにしました。

この届出は、海外に転出する2週間前〜当日までの間に届ける必要があるので、忘れないようにしましょう。


3-3. 国民年金への任意加入


海外移住をしても、国民年金は任意で加入できます。

加入しない場合、その分年金を納付していないため、受給分は減ります。
もし任意加入したい場合は、国内にいるご家族や協力者が本人の代わりに年金を納めるか、口座振替を選択できます。


3-4. 国際運転免許の取得

日本の運転免許を持っている方は、海外移住先でも車の運転ができるように、国際運転免許証の取得を検討しても良いかと思います。

手続きは、平日に運転免許センターか試験場、指定の警察署で手続き可能で、即日発行できます。

私は即日発行できることに油断して、ぎりぎりにしていたら最終的に行く時間すらなくなり、取得できませんでした。。。

海外であればよかったと思うことは何回かあったので、運転しそうな方は余裕を持って取得しに行きましょう。


3-5. 郵便の転送手続き


行政機関や銀行、クレジットカード会社などからの郵便物を受け取るために、郵送先住所も変更しておく必要があります。

私は出国前にすべて実家の住所に郵送先を変更してから出国しました。

郵便物の転送手続きは、郵便局の公式サイトか直接郵便局で行えます。


3-6. 書類のデータ化


移住前に、以下の書類関連は、パソコンかスマホにデータとして保管しておくのがおすすめです。(スクリーンショットでも)

  • 確定申告書

  • 納税証明書

  • 契約書類など

  • 確定申告で医療費控除を受ける場合は病院の領収書



4 | 渡航後にするべき手続き


渡航した後に行うべき手続きが1つあります。

4-1. 企業型確定拠出年金の手続き

4-1. 企業型確定拠出年金の手続き


以前勤めていた会社が企業型確定拠出年金をしていた場合、退職後はその制度が使えなくなるため、6ヶ月以内に手続きが必要です。

退職日の翌々月月初に証券会社より、案内パンフレットが自宅宛に送付されるので、それに従って必要な手続きを行います。

私はその書類を家族に共有してもらい、企業型確定拠出年金で預けていたお金をiDeCo(イデコ)に切り替える手続きを行いました。



この記事では、海外移住前の手続きを出発前の時期に分けて解説と準備リストをご紹介しました。

海外移住する前にやることたくさんあって不安だなと思いますが、一つ一つこなしていけば安心して渡航することができます。

日々忙しいので難しいと思いますが、余裕を持ってやることが大切です。

今回の記事が渡航前準備に一つでも参考になるものがあれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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