キャリコン・コーチ・システムコーチ、何を学び、どう活用する?~研修会社代表の私の場合~②
それではキャリコン・コーチ・システムコーチ、何を学び、どう活用する?~研修会社代表の私の場合~①に引き続き、ここからはコーチング・キャリアコンサルティングと続けていきます!
コーチング:私の人生を豊かに彩る、「ありかた」の未来
私自身の話ですが、起業をしてからここまでの3年ほど、本当に疲れ切っていました。起業した時の「思い」を形にしていく為に奔走し、その一方で売り上げの事も考える。
お気楽な右脳人間だった私はいつの間にかバリバリの左脳人間になり、いつもロジカルに戦略を考え続けるようになっていました。
仕事にシビアになる分、他人にもシビアになり、いつも自分のモノサシで人をジャッジする。私はダイバーシティ領域が専門ですが、対象であるクライアント企業の社員(主に女性社員)を、顧客が設定しているKPI達成ありきでしか見ていないような感覚も正直ありました。
このままではいけない。もっと人の可能性に期待したい。そこを置き去りにしてダイバーシティを進めていいのか?そんなことにシステムコーチングの初級の最後のワークで気づかされて門をたたいたのがCTIのコーチングでした。
CTIのコーチングでは、頭だけではなく体や感覚もフルに使いながら右脳左脳全身全霊を使って相手を「感じ」ます。そこには、これまで私が培ってきた価値観や経験によるジャッジはありません。ただ、目の前にいる相手を感じ、自分のBeingと相手のBeingで対話をする。その圧倒的な「いま、ここ」な中で話し手は「本当に自分が望む姿」を感じ、現実世界でありたい姿に向けて取り組む。その支援をすることがCTIのコーチングという感じでしょうか。マインドフルネスやwell-beingな対話とでも言ったらいいかもしれません。
実は今年学びに投資をするにあたり、システムコーチングにようか、コーチングにしようか、モヤモヤとしていました。ですがそのモヤモヤを超えて真剣に悩んだ瞬間に応えは即答で出ました。「今年はシステムコーチングに投資!」
なぜか?
それは決してコーチングが劣っているからではありません。理由は一つで、「コーチングは生涯をかけてじっくり学んでいきたい。早食いして学びたくない」という強い気持ちが芽生えたからです。
ビジネスパーソンとしての折り返し時期に入ってくる中で、ロジカルなだけが正義ではない・データで作られた戦略には限界がある・そういった世界に疲れて心の豊かさを求めるようになってきた。このような経験は誰しもあるのではないでしょうか。
では、そうではない世界とどうやって出会うのか?それが私にとってのコーチングでした。
私にとってはコーチングの学びは、「ビジネスに生かせるスキル」ではなく「自分自身の人生を豊かにしてくれるもの」だったのです。
最近、相手をきちんと見れてない気がする。もっと相手の可能性に触れたい。自分のBeingの冒険に出たい。右脳で喜びを感じたい。
そんな方にこそ、コーチングはお勧めしたいと思います。
コーチングで学んだ「あり方」は、人生にも、家族関係にも、仕事上の対人関係にも、商談にも、研修設計にも、研修登壇にも、全てにおいて生かされています。つまり、私の人生そのものに大きな影響を与えました。
最後にこの記事を読んでいる方で、コーチングとキャリアコンサルタントどちらから学び始めようか悩んでいる方がいたら、、、
個人的にはキャリアコンサルタントを学んだ上でコーチングを学ぶことをお勧めします。
理由は一つ。キャリアコンサルタントの勉強で学んだ、時として興味の持てなかった学びが、コーチングを学ぶことで突然ぐっと解像度が上がる瞬間に何度も出会えることがあるからです。
「そういう事だったのか~!!」と、芯から理解できるようになれる喜びは世界がぶわーーっと広がる様な、そんな体験を私に与えてくれました。
では、本日はここまで。
次は最終回、キャリアコンサルタントについてです!
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