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一旦、展示会巡りが終わりました。

先日、今回の引越しを機にアホみたいに溜まった服の断捨離をしようと思って、運び込んだだけになっていた服の詰まったパッキンを開け、適当にかけたハンガーラックの服をシーズン別に分けたりしながら精査しました。

ラックにかけている服は外から見えるし、過去の断捨離の結果、一軍入りしたわけなんで捨てるようなものはほとんど無く、結局1着しか減らせず。
ただケースに入っているTシャツとかニットとかパンツについてはもう着ないであろうものが次々に出てくる。
中には買った記憶も無いようなものもあったりして、かなりズバズバと不必要なものを仕分けしていったら40着ぐらい減らせました。

これだけ減らせたら十分でしょと思ったんですけどラックもケースもなぜかまだまだパンパンでゆとりができたようには見えません。確実に数は減らしたのに。今までどうやって収納してたんだ??

でも収納スペースにゆとりがないからと言って服を買わないという選択は絶対にしませんし、これからもどんどん増えていくことは分かっています。

ということでいくつか新しくハンガーラックとケースを調達しました。

こいつらを設置したら動線がかなり狭くなってしまい、動きにくい事この上ないですが、おかげで収納力は断然アップしました。

これであと2年ぐらいは溜めこめそうですww


今回の断捨離で不要となった服は友人知人に配ってまわり、それでも残ったものは捨てる事になります。
もったいないなぁとは思いますが、不要なものを残していても場所をとるだけですし、ここは覚悟を決めて悪を実行します。

これからはもっと考えて服を買わないとなーと思った断捨離でした。


先週は怒涛の一週間でした


先週はほぼ毎日、どこかしらのブランドの展示会にお邪魔してました。特に土曜日は一日で3件はしごしたので頭と心の栄養が補給されすぎて気持ちのギアが変なところに入ってしまい、毎日の習慣にしている言葉集めとそれを調べる事にもいつも以上の熱が入りました。

この時の僕には楽しい!幸せ!っていう感情しか無くて意識してやったわけではありませんがめちゃくちゃいい心のデトックスになりました。

あんな気持ちになったのは本当に久しぶりです。やっぱり外部からの刺激って大事ですよね。

この時に集めた言葉や画像は今の所何かデザインとかコンセプト、その他アイデアなどのソースになってはいませんが、この時間がとにかく楽しかったのでとりあえずは満足です。


というわけで今回は僕がお邪魔させてもらった展示会の中から印象に残ったものをいくつか紹介しようと思います。

この展示会の内容の一部はまだメディアにも出ていませんし、僕が勝手にそれを漏らすのは絶対にやったらダメなのでこの記事を読んでくれている方には申し訳無いんですが服の写真は載せれませんので会場の写真だけ載せてあとは僕の言葉での説明とさせて頂きますね。まぁ言ってるうちに公開されると思いますけど。

ではまず最初は『RAKINES』です。

自分がお店をやっていた時からお世話になっているブランドで、お店を閉めたあともこうやって展示会に呼んで頂いています。

印象としては良くも悪くもスタンスがブレない、軸足がしっかりとしているもの作りをしているなぁって感じでした。これは完全にディレクターさんの性格というかマインドの影響だと思います。

『悪くも』と言ったのはスタンスを変えない、ブラさない事ってこの情報過多の時代においては結構難しい事だと思います。それを毎シーズン継続できている事は素晴らしいと思う反面、見る側としては何かしら新しい、面白いものが見たいと思うもの。でもそういう新しい発見は特にありませんでした。

細かく見ると新しい生地を作っていますし、新しいデザインのものもありました。でも何というか、今までのコレクションと比べても『箱をいくつか用意して仕分け作業をしたら同じ箱に入る』って感じです。変わってはいるんですが、それがイチ消費者たる自分にはめっちゃ分かりづらいんです。なんというか以前はみかんだったものが今回はオレンジになった・・・みたいな感じ。

普遍性というのはファッションにおいて立派な特徴ですし、重要な要素です。でも僕はそろそろRAKINESから『こう来たか!』っていうカウンターパンチを喰らいたい。

残念ながら僕のそんな希望は叶いませんでしたが、それでも一点一点のアイテムはとにかくオシャレ。生地好きしか気づけないような上質でマニアックな生地を使用し、ややゆったりとしたフィットで丁寧な技術で仕立てられた服たちはハンガーにかかっている雰囲気だけでも十分にカッコよかったです。


次に『crinkle crinkle crinkle』です。

ここはレディースのブランドですが、一部、メンズでも着れるサイズ感で展開しているアイテムもあります。僕が展示会にお邪魔するのは今回で3回目ですが、毎回いくつかの新しい提案を混ぜ込んだラインナップは他のブランドには無いような独特な雰囲気があって見ていてとても面白い。
今までのコレクションだと生地は基本的に綿の柔らかくてふっくらしたものを使用していて、そこに手仕事で刺繍(?)や何かしらの装飾がほどこされたものやレースやフリルが多用されたボリューム感があってちょっと装飾的なデザインのワンピースやブラウスなどが印象的で強く記憶に残ってます。あとは全体的に漂う異国の伝統服っぽさもブランドの大きな特徴になっていました。

でも今回は今までを知る僕からするとちょっと目線を変えたのか結構新鮮なアイテムが並んでいました。

ブランドらしさ満開のアイテムが半分、新しくて新鮮なアイテムが残りの半分と、見る側にとってはちょうどいいバランス。

中でもドイツ(だったと思います)のテディベアとコラボしたファーJKとコートがあったんですが、これがフェイクファーなんですけどモヘア100%という、ちょっと混乱しそうな生地で、何と1mで13.000円と超高額な生地との事。
リアルファーは動物愛護の観点から世界的に敬遠されていますが、この生地はフェイクファー、要するにリアルな動物の毛皮では無いんですが、そのファー生地はリアルの獣毛で作られているのでポリエステルとかでは無くちゃんとした天然素材です。これはなかなかすごい生地でした。

いくつかは僕でも着れそうなものもあったし、とても見ごたえのある展示会でした。




最後が『YOKE』です。

YOKEはデザイナーさんとの話が楽しかった&商品が見応えあり過ぎて写真を撮るのを忘れてしまい1枚も写真がありませんww

気を取り直して、今や押しも押されぬ人気ブランドとなったYOKE。

実は展示会にお邪魔するのはけっこう久しぶりでした。毎回案内はもらっていたんですが、なんせデザイナーさんとそこまで仲良く無いから『ふらっと遊びに行くわ〜』みたいなノリで行けなくて。

そんな僕がのこのこと行っても変に気を使わせてしまうだろうし、僕も落ち着いて見れないんで自然と足が遠のいてしまいました。内心はめっちゃ行きたかったんですけど。

でも今回はYOKEのデザイナーを紹介してもらった後輩と時間を合わせて連れて行ってもらいました。なんせその後輩はデザイナーさんと学生時代の同級生なんでその後輩と一緒に行けば最強です。

前回に行った時は100型ぐらいの型数を作っていて、それを聞いた時はめちゃくちゃびっくりしましたが、今回はそれ以上の型数を作ったみたいです・・・。いくら人気ブランドになったとは言え100型越えっていうのはそれこそ毎日朝から晩まで必死にやらないとこなせない型数です。しかもその半数ぐらいのアイテムが生地やデザインからしっかりと意思やストーリーを感じれるレベル。本当に信じ難いバイタリティーです。それを基本、デザイナーが1人でデザインして資材を手配して・・・ってやってると言うんですから。何ですか?何かの能力者ですか? とにかくすごいです。

で、商品の話をするとYOKEのアイテムっていうのはがっつり作り込んだ生地を使ったアイテムと、生地は上質ですが言ってしまえば普通の生地を使ったものの2つに大分されます。そしてさらにその中でもディティールの足し算引き算でデザインされたものと、形はスタンダードですが、縫製仕様のこなしがユニークなものに分かれます。あくまで僕の印象ですが、この4分類で構成されている印象です。まぁ本人に聞いたら『そんな意識はしたことないですねー』って言われましたけどww

それが今回は上質な素材、ユニークな素材、製品加工という3つの軸でデザインされたものがほとんどで、特に製品加工のものはなんというかパンチがすごかったです。ファッションとして着たいかどうかで判断するとあまり僕の好みでは無かったので着たいとは思いませんがめっちゃ面白い商品でした。

製品の状態で上からシリコンをペイントしたものや生デニムを製品状態で一部だけユーズド加工したものなどがあってデザイナーさんに聞いた話ではとにかく手間がかかったそうです。他には日本の伝統技術で作られた生地や、さわっているだけで幸せになるサラサラでフカフカのウール生地など、どれも見応えがありました。

デザイナーさんも他のお客さんの対応でバタバタしてたので多くは聞けなかったんですが、ライウェイ風の映像を撮った時の裏話が面白かったです。こちらはYoutubeで公開されてますので是非、見て下さい。

北海道に行って撮ったそうですが、これがめっちゃかっこいいです。


やっぱり新作を見るっていうのは楽しいし刺激になります。

色んな人に色んな話を聞けたし、しばらくはこの展示会たちでもらったエネルギーで楽しく仕事ができそうです。

まだ店頭も見に行って無いですし、見たくても見れてないものがいっぱいあります。

家の事もあとちょっとでひと段落しそうですし、これから時間を作って見に行きたいとおもいます。


それではまた!

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