2016年5月の記事一覧
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90年代後半、ディアンジェロなど70sのニューソウルに、当時のHiphopの成果を盛り込んだサウンドが生まれ、当時は「ニュークラシックソウル」などといわれていたと思うが、00年代以降「ネオソウル」という言い方が定着した模様。
ヘロビのこの曲は、まさに「ネオソウル」的なテイストがふんだんに盛り込まれていて、なんとも言えないクールさと、同時に暖かいソウルフルなムードが同居する素敵な曲に仕上がっている
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ミ・ファ・ラ・シ・ド・ミの音階。左手はミ・シ。A(ラ)の「ヨナ抜き短調音階」の主音をE(ミ)にかえて弾いたもの。これにより日本伝統音階とされる「都節音階」となる。ヨナ抜き短調に比べて、より「江戸もの」っぽさが増す。琴や三味線で聴きたい感じ。
これは5音階(ペンタトニック)の一種だが、半音を二つ含んでいる(ミ・ファとシ・ド)。社会学者のM.ヴェーバーによれば、半音を含む5音階は世界的にも避けられる傾
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ラ・シ・ド・ミ・ファ・ラの音階。左手はラ・ミ。いわゆる「ヨナ抜き短音」の5音階(ペンタトニック)。西洋の短音7音階のうち、レとソを抜いたもの。
このヨナ抜き短音階は、厳密には日本伝統音階ではなく、都節音階(ミ・ファ・ラ・シ・ド)〔註〕を西洋の短音階(ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ)に馴染ませるために3つ目の音(ラ)から始める形にした折衷的な音階。日本ポピュラー音楽の祖・中山晋平が開発したとされ、その
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ラ・ド・レ・ミ・ソ・ラの音階。左手はラ・ミ。いわゆる「ニロ抜き短調」の5音階(ペンタトニック)。西洋の短調7音階のうち、シとファを抜いたもの。
この音階で作られている曲としては八木節などが有名。
上原六四郎は日本固有の音階として、この音列を都節音階に対する「田舎節音階」とし、そこからつくられた旋律を陰旋に対して「陽旋」と名付けている。この音階を<陰>に対する<陽>としているところがとても興味深い。