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カフェにいる「天敵」

最近、カフェで勉強し始めた僕には天敵がいる。
それは、「ババア軍団」だ。

ババアは単数だと無害だが、複数になると有害になる。

「ババア軍団」のマシンガントークは、ノイズキャンセリングの高性能バリアを余裕で貫く。
通り抜けたババアの声が、まるでウイルスの様に僕の脳内に入り込む。

そう、これは「ババア軍団」によるサイバー攻撃なのだ。

脳内を侵食された僕は、思考停止状態に陥りインプットすることを完全に放棄する。

心の中で必死に白旗を振る。

しかし、「ババア軍団」はミジンコの様な僕には見向きもせず、「雑音」という名の弾丸を次々と撃ち込んでくる。

「ババア軍団」から見ると、僕は本物のミジンコの様に半透明なのだろうか?

為す術がない僕は、「ババア軍団」が近くに来るとゴキブリの様に逃げ惑うほかない。

カフェはババアの巣窟なのだ。

もちろん、カフェを利用する目的は人それぞれだ。

この記事では、僕が主人公なので「ババア軍団」が悪者の様になっているが、「ババア軍団」が主人公の記事なら、恐らくカフェで勉強をして文句を言っている僕は悪者になるだろう。

僕たちは、自分の都合で好き勝手に「善」や「悪」といったレッテルを相手に貼り付ける。

この記事では、僕が「ババア軍団」に「悪」のレッテルを貼った訳だ。

「ババア軍団」を擁護する文章をツラツラと書き連ねたのだが、結論としては勉強を目的にカフェに行く僕からすれば、やはり「ババア軍団」は「悪」なのだ。

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