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06.自分って何者か?④

自分って何者かシリーズ、早くも中学校編に入りました。
ここまで継続的にお読みいただいている方も少ないかもしれませんが…

中学生編も、大きく2つに分けたいと思います。
①中学時代のラグビーへの取り組み
②進路決定

まずは①から書いていきましょう。

↑の記事の後半で書かせていただいた、楕円球との運命的な出会いによって、中学校でも『ラグビー』の呪縛から離れられなくなった私。
先輩との約束(?)を破ることはできず、入部届を提出、中学ラグビーがスタートしました。

小学校から比較的恵まれた体格であった私は入部時点で、既に周りの先輩方に負けず劣らずのサイズを持っていました。
そのおかげで、ラグビーが特に上手かった訳でもありませんでしたが1年生から試合に出させていただき、“経験”をかなり積ませていただきました。

一方で、1~2年生時に教えていただいたコーチの練習は、まあそれはそれはキツかったです。
マーカー(練習時に使用される目印のようなもの)が置かれるたびに、『次の練習なんだろう?うわ、この置き方は××や。終わった。』みたいな感じで、練習中は常にマーカーの恐怖に脅かされていました。
いまだにラグビースクール等の練習見学に行った際には、自分がプレーするわけでもないくせに、マーカーを見るとちょっとゾワっとします。

ただ、嫌なものから逃げない姿勢や、しんどいことを乗り越える経験は、この時期に大きく培われたと思います。そういった意味で、当時のコーチには感謝しかありません。ありがとうございました。

3年生になり、コーチの入れ替わりがありました。
新たに教えてくださるようになったコーチは、どちらかというと“楽しさ”を意識したラグビーで、僕のラグビーへの概念がガラッと変わりました。
振り返って、この時期にどちらのラグビーも経験できたことは大きかったと思います。

ラグビーがだんだん楽しくなってきた僕ですが、一つ狙っているものがありました。
それがALL OSAKAと呼ばれる、大阪府内の全中学校からの選抜チームに選ばれることです。
なぜALL OSAKAを目指すようになったか。
それは…
『カバンが欲しかった』
それに尽きます。

どういうこと?と思われる方が多数だと思いますので、少し説明をします。
今はどうかは知りませんが、当時は↓こんなカバンがもらえました。

めちゃくちゃ懐かしい。web上から引用させていただきました。

これを持ってる人間がいるとどうなるか。
中学生のラグビーなんて、ロッカールームがあるわけでもないので、スタジアムの観客席とかで着替えるんですね。その時にチェックするのが、相手チームに↑このかばんを持ってるやつが何人いるか。1人でもいたら、『うわ、相手ALL OSAKAおるやん』ってなります。まじで。

そんなとてつもない破壊力を持つカバンですから、やっぱりこれを持ってる先輩がかっこよく見えたし、欲しい!と素直に思っていました。

めちゃくちゃ不純ですが、そんな理由でALL OSAKAを目指すようになり、割と本気でラグビーに取り組むようになりました。
ステップとしては、東大阪選抜のセレクション→東大阪選抜に選ばれる→ALL OSAKAのセレクション→ALL OSAKAに選ばれる(カバンゲット!)でした。

結論として、私は無事にカバンをゲットしました。
選んでいただき、本当に嬉しかったのを記憶しています。

一方で、カバン以外に得たものがあります。
それは『どうやったら目標達成できるのか?』を整理して、やるべきことを明確にし、行動に移す能力です。
どんなプロセスを踏まなければならないのか?
今の自分に何が足りていないのか?
周りにはどんなライバルがいるのか?
こういったことを(中学生なりに)徹底的に考えて取り組みました。

結果として思い描いた通りのストーリーにすることができたわけですが、この経験は本当に大きかったと思います。
社会人になった今も確実に活きています。

僕の中学時代のラグビーに携わってくださった方も沢山いらっしゃいます。
花園中学校で直属で教えてくださったコーチ陣はもちろん、他中学の先生方も含め、色々な方との出会いが今の自分を形成しています。
本当にありがとうございました。

次回は中学時代の②、進路決定について書きたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました!

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