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7月20日の仕事と、希望の轍|れんの仕事日記⑨

外気温34度とか本当にやめてほしい。引きこもりにはつらい。

7/21のお仕事

7/21の仕事は修正対応が3本とリライト1本。朝早く起きてリライトを行い、お友だちが主催するフェスに顔を出して、ちょっと買い物してから仕事だった。普段引きこもりなので34度とか本当につらい。しかし8月は遠征もフェスもあるので、少しずつ慣れておかなくては。

希望の轍

うにをいただいたので今朝(7/22)食べた。夏だな、と感じる。夏が来て最初にうにを食べるときは、丼が多い。田舎なので、食べもので季節を感じがち。初物のにんにくを食べると「梅雨が来るなあ」と思うし、梅を漬ける時期だなとも考える。うにを食べるのは7月。8月ごろは鮎を食べて「夏っていいなあ」と思う。それが終わると、松茸の季節だ。きのこの季節が終わるころ、気温もぐっと下がってきて、新巻鮭や正月用の鱧の話題が出始める。

もう30年近く前のこと。私の友だちが、うに漁が盛んな地域にある家に婿入りをした。彼の好物は偶然にも「うに」であったため、結婚当初はとても喜んでいた。この辺はうにが盛んな地域ではある。だからといって全員がそうそう頻繁に食べているわけではない。

その家では大切なお婿さんの好物だからと、頻繁にうにを食卓に並べていたらしい。おそらくは毎日の勢いだったろう。結婚から1年か2年経つころには、彼はうに好きではなくなっていた。「見たくもねえ」とゲンナリしていたのを、初物を食べるたび思い出す。何事もほどほどが一番だ。

若いころ、彼を含めて、よくカラオケに行った。彼は激務だったけれど、仕事帰りにふらふらしながらでも来てくれた。多分、本当はカラオケなんかより寝ていたかったかもしれない。優しくて、短期で、寂しがりで、強くて弱い人だった。

うんと若いころ、彼は亡くなった。もう骨になってから再会したので、どうもピンと来ない。私はサザンの「希望の轍」を聞くと彼を思い出す。だから私は、年に一度だけ、夏にカラオケで「希望の轍」を歌う。うにを食べると彼を思い出す。

何年か、お盆は線香をあげに行ったが、それもつらくてやめてしまった。どうしても受け入れられなくて、ごめん。会わないだけなら、どこかで生きているような気持ちになれるんだよ。何十年もそうやって現実から目を背けている私を許してほしい。できることなら、一緒に年を取りたかった。

私たちが一緒に過ごした期間はとても短かったけれど、今でも大切に思ってる。いつか私たちがそっちに行ったら、一緒に歌おう。

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