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【0円ひとり旅】人の温もりと都会の喧騒。相対する2つの交わり 岡崎SA〜東京到着

京都の片隅からこんにちは。

京都・東京間のヒッチハイク0円旅の様子を

全5編(往路出発〜岡崎SA、岡崎SA〜東京到着、復路出発〜駒門PA、駒門PA〜到着、総括)で記します。

少し長い記事になります。

ですがドラマのような展開も多々ありまして

是非とも一読して頂きたい。

どうか最後までご愛読のほど、よろしくお願いします。

今日は2本目!!

夜中の移動は堪えた、、、、

※記憶と記録を遡りながらですが、全て実話です。

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岡崎SAに到着して、時刻は22:30

すっかり夜になっていて

周りの車たちも皆寝ています。

🙋‍♂️「これ今日乗れるかなぁ、、、」

と思いながら、掲げたのは「東京方面」

名古屋付近ということもあり、

前2つのSAよりも車の数は多く

10分間限定で掲げてみることにしました。

すると、スケッチブックを掲げだして約5分。

白い乗用車が前を横切って出口の方へ向かいました

🙋‍♂️「やっぱこの時間はみんな眠いよなぁ」

と思っていると、

出口の方でその車が止まり、

こちらに手招きをしているようでした。

でも、僕かどうかはっきりしないから

その時はスルーしたのですが、

車のクラクションと共に僕のテンションは鰻登り。

🙋‍♂️「え!?そんなすぐいける!??」

っていうことで車まで猛ダッシュ。

👭「私たち東京まで戻るんだけど、乗る?」

🙋‍♂️「ご一緒させてください!!!!」

岡崎SA、約5分で攻略です笑

女性の方お二人に乗せてもらいました。

大阪で和楽器バンドのライブがあり、

関東からわざわざ車で関西まで赴いていたのだそう。

お二人はライブ仲間で、

何ヶ月かに一回のライブを楽しみに生きていると仰っていました笑

🙍‍♀️「この歳で好きなことしとかないとね〜。」

🙋‍♀️「まぁ私たちはこの歳でも好きなことしてるけど」

👭「あっはっはっは」

🙋‍♂️「(素敵な人たちだなぁ)」

何歳になっても自分の好きなことを追いかけて

それに向かって楽しんでいるお二人がとてもキラキラ輝いていました

僕も何歳になっても今みたいに

好きなことを追いかけて生きたいと

お二人を見て強く感じました

好きこそものの上手なれ

夢中に勝てるものはない

その言葉たちを浮かべながら

ウキウキとお話されている2人の話を聴きながら

夜の山道を走って行きます。


岡崎SAから海老名まで送っていただけるということだったので

予定到着時刻は夜中の2:30

まさか夕方からスタートして

この夜中に関東に入れるとは思ってなかったので

改めて順調に行きすぎなこの旅に

なんかどでかい災難があるのではないかと

少し不安になりました笑

しかしそんな不安をよそに気づけばもう静岡の端の方。

時間を見れば1時前。

🙋‍♂️「え、もう静岡ですか?」

🙍‍♀️「静岡が横に長いから今からが長いんだよ〜」

静岡県民の皆様、すみません、、

本当に舐めてました。静岡県。

静岡に入って1時間、

🙍‍♀️「あと1時間くらいで静岡出るかなぁ」

🙋‍♂️「(ほえぇぇえ)」

そして外の景色は真っ暗。

きっとこの向こう側には富士山が見えてる

(であろうという想像)

睡魔もだんだんと近づいてきてるのを感じ

🙋‍♂️「(だめ!寝るな!運転してくれてるんだぞ)」

そう自分に言い聞かせながらなんとか目を開き続けてましたが

一瞬で「ふっ」と景色が変わり・・・


👭「海老名ついたよー!」


・・・・・


🙋‍♂️「・・・・。(やっちまった)」


人とはあんな一瞬で寝てしまえるのかと言わんばかりのスピードで

眠りに落ちてしまいました。


🙋‍♂️「本当にすみません、、少し寝てしまいました、、」

🙍‍♀️「あ、そうなの?気持ちよく寝れた?」

🙋‍♂️「はい、そりゃあもう、、」(失礼極まりない)

🙍‍♀️「じゃあ残りも頑張ってね〜!」

🙋‍♂️「はい、ありがとうございました!!」


時刻は3:10

海老名は深い夜の中にいた

そこではトラックたちが忙しそうに寝言を言いながら眠っていた

(とか言って誤魔化せると思ってるなら猪木からラリアット食らった方がいい)

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海老名SAに着いたのが夜中だったこともあり、

少しSAの中で暖を取ろうとSAの中に入りました。


SAの中ではフードコートで仮眠をとる人、

友人と談笑する人、

地図を広げて何か考え事をしてる人、

いろんな人がいました。


夜中にSAとかPAに来た事のなかった僕は

「旅人が集まる場所」って感じがして

胸おどるものを感じた時間でもありました。


僕も早速カメラで撮った写真や

Go proで撮った動画を携帯に移したり、

荷物をせっせとまとめたりと軽い作業をこなし、

このあとどうしようかと予定を練っていました。


🤔「この時間に外に立っていて拾ってくれる人はいるのだろうか」

そんなことを考えているうちに時刻は4:00


迷ってる時間があるなら早く行って着いちゃおう!


そう考えた僕はヒッチハイク続行。

外の気温は2°くらいで

雨も降ったあとだったので体感気温は明らかに低くなっていました

🙋‍♂️「これは危険かもしれん・・・」

再開10分でそう決断し、ヒッチハイク中断。

SA内で一夜を過ごし、翌日の朝に持ち越しました


SA内の端のテーブルで突っ伏して寝ようということで

そのテーブルを模索。

窓際のテーブルで突っ伏して体感時間はわずか10秒

一瞬で夢の国へと直行しました。


目が覚めると窓際だったこともあり

外からの光が心地よく感じました

太陽に起こされるのはだいぶ久しぶりだったので

とても気持ちよく目覚められたのを覚えています


時刻は8:45


約5時間も寝れて

🙋‍♂️「まぁまぁ寝れたなぁ」

と感じました

普通のヒッチハイカーがどのくらいの睡眠をとるのかはわかりませんが

5時間は僕からすると結構寝れたと思います

🙋‍♂️「これで昨日のような失態は犯さないぞ!」

そう意気込み、9:00からヒッチハイクを再開させました。


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時刻は9:00

🙋‍♂️「午前中に着けたら万々歳!」

と思いながら海老名SAで「東京方面」を掲げます

海老名SAから約1時間半でつくと聞いていたので

いま1台乗れれば午前中でつく計算でした。

しかし、時間帯も時間帯か、

なかなか動き出す車もおらず、

寝る前に見た光景より駐車スペースが殺風景だなと感じました

🙋‍♂️「やっぱりみんな早朝に出て行く人が多いんだなぁ」

次に向けての反省をしながらスケッチブックをめげずに掲げます。


そんなこんなで待っていると時刻は1時間経過。

なかなか東京方面に目をくれないので

ここに来て心が折れそうになりました。

海老名SAは結構大きなSAと聞いていて(実際大きかった)

結構車も止まるかなと思っていたので

この時のテンションの落ち度は半端なかったです

多分この旅中で一番落ち込んでいました。笑


しかしそこで声をかけてくれる人が。


👷‍♂️「お兄ちゃん東京まで?」

🙋‍♂️「はい!東京の国分寺まで行きたいのですが・・・」

👷‍♂️「国分寺なら帰り道だから寄ってあげるよ!」

🙋‍♂️「ほんとですか!!?」


いやぁ感動。笑


ここで4台目に乗せてもらえました。

乗せて頂けたのは50代の男性。

埼玉県在住で、仕事が早く終わって

午前中のうちに帰れることになってSAに寄って見たら

たまたま僕を見かけ暇だし乗せてくかってことで

乗せて頂けることに。


なんという巡り合わせ・・・。


車内では世間話に花が咲き、

高校時代の話から、

地方と都会暮らしのことなどたくさん話を聞かせて頂きました。

約1時間半のドライブの中で

車は都内に侵入。

12月中旬まで生活していた東京を車で走る機会は

滅多になかったので

とても不思議な気持ちになりました。

🙋‍♂️「ここよく自転車で通ったなぁ」

👷‍♂️「俺の現場もこの辺だぞ!」

そんなたわいもない会話がちらほら。

すごくほっこりしていました。


気づけばゴールが近づき、

往路の終わりが見えてくるとなんだか寂しい気にもなったり

嬉しい気にもなったり・・・

いろんな気持ちがごちゃまぜで大変でした笑


時刻は11:30


車は国分寺駅前に到着。


🙋‍♂️「ありがとうございました!」

👷‍♂️「おう!頑張れよ!!」


江戸っ子って感じの優しい兄貴みたいな方でした。

この記事読んでくれてるといいなぁ。

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みなさんの優しさを身に染みて感じた往路。

片道来ただけでこんなに優しさを感じれたと、

また、「お金がなくても東京に来れた」

という事実が自分の自信にもなってると

強く感じました。


僕には何もないと感じる時期も多々ありました。


しかし、たった片道で、こんなにたくさんの人が

僕に優しく親切に、そして親身になって

お話ししてくださっていると思うと

胸が締め付けるじゃないですけど

すごくきゅうぅ〜〜〜〜っとなりました(語彙力)

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ついに往路終了。


無事ゴールを飾った僕は

カメラ撮影の依頼があったので日中にそれを済ませたあと

日が沈んだ夜、目的である美容室で散髪をしましたとさ・・・。

続く

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ついに往路完結!!

約16時間でゴールできました!!

今思うとよく行けたなぁと思います。

初めてのヒッチハイクに財布持っていかないは

頭のネジが足りなさすぎる😂

それでも、そうしたからこそ、

感じれた人の暖かさがあったり、

小さな優しさを敏感に感じるきっかけになったのかなと思います。


往路で乗せていただいたみなさまが

この記事を読んでいるかはわかりませんが

ここでお礼を述べさせて頂きます。


本当にありがとうございました🙇‍♂️

みなさんの優しさにたくさん救われ、

たくさんの大悦なことに気づかされました。

またいつか何かしらの形で

恩返しできるよう

前に進み続けます!!

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最後まで読んで頂きありがとうございます!

次の記事は

東京midnight〜駒門PAまで!!

この回は自分の中でも激アツ🔥な回なので

是非とも読んで頂きたいです!!!

それではでは・・・

coming soon...


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