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学生でもできるのでは?建築学生がスケボパークを設計!

プロジェクトの概要はこのマガジンに書いてあるので、よかったらみてみてください。



コンセプトの提案


オーナーさんには、ご好意からスケートパークに隣接している建物を自由に設計してリノベーションしてほしいとご依頼いただきました。

建物の使われ方から自由に考えてほしいとのことです。


まずこの建物で何ができるか。何を作ったら面白そうかを話し合いました。


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スケートボードパークなので、もちろんテーマはスケートボードです。ここにどんな用途を足したら面白いか考えました。


考えた用途はこんな感じです。

観客席などを設けたスケートボードパーク
ストリートカルチャーが学べる施設
観光案内所
イベント時の休憩スペース
パークを見下ろせるテラス
Bar
アーティストインレジデンスの施設
サーフィン/サイクリング/スケートボードのアクティビティ拠点
スケートボード工房
ギャラリー



結構案出ましたね。集団設計をやってて面白いところは、たくさん案が出せることだと思います。

まぁ、平均して6人ぐらいで進めているのでそりゃそうか...笑

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各自で用途を分担して持って帰り、10個のパターンを全て簡単な図面に起こしてイメージをより具体的にしました。

色々考えたのですが、オーナーさんのスケートボードの想いなどを考えて、

初心者向けのスケートボード施設にしました!




そう上手くいかないのが設計


スケートボードランプ(半円のやつ)というアイテムを入れたい思うのですが、このランプっていうのが厄介でした。

Yagoさんという都内のスケートボードパークに遊びに行ったりして、お話を伺ったのですがゆったりした大きいランプを作らないと初心者には難しいんです!

ゆったりしたランプを作ると、ランプが結構な面積をとってしまい、余った空間を何に使えるかを考えていきました!

ということで、現在の設計プランです。


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左側に受付とショップを配置。中央に初心者向けのランプ。右側に小上がり。といった案を考えてみました。

設計の会議で、みんなで「うまく収まっていていいね」と話していました。



しかし、詰めが甘かったです....

オーナーさんに確認したところ、これでもスケートボードのランプの大きさが足りないと....

大きめに設計したのですが、これでも大きさが足りない。恐るべし、スケートボードランプの大きさ。



はい。設計やり直しです。(オーナーさんへの最終プレゼンの約一週間まえのことでした。)

ここから、設計チームの徹夜ラッシュが続きました。笑 

クラウドファンディングへの提出を考えると、期日の変更はできません。



これもいい経験ですね。笑

徹夜に徹夜を重ねて、みんなで協力してプランを作りました。

とても時間のない中でしたが、最後にはとても良い案になったと思います!




最終決定案


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1階平面図

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中心に大きくスケートボードのランプを配置します。建物奥には休憩できる小上がりを作り、人々が休憩できる場所を考えました。

入り口付近に、受付兼ショップを配置。ここで、入場券などを管理します。

また、階段横に更衣室を作ります!



断面図

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ランプを囲むように本棚を配置しオーナーさんやスケートボードのハウツー本を置きたいです。


2階平面図

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2階には、吹き抜けを作り下の活動が見下ろせるようにします。

また、2階からは外のパークがよく見えるので、観客席みたいな感じで椅子や机を配置したいです。




設計のポイント



増設するウッドデッキ

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既存のベランダからは、SUNZUIさんのスケートボード場や、満開の桜がみれます!

ですが、2階の床とベランダはレベル差があるので、素足で出るのには抵抗があります。


吹き抜けと繋がり

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ベランダにウッドデッキを貼り、レベル差をなくす事で居心地の良いSANZUIさん全体を見下ろせる空間になります!

吹き抜けので、1階と2階の繋がり方いいですね。

2階から1階でスケーターが滑っているのをみながらお喋りできます!


「土間」

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スケートボードはとても流動的な乗り物なので住宅基礎の立ち上がりが外と内を隔たりをつくってしまいます。

土間空間とする事で内外をつなげ、スケートボードに乗っていながら住宅内部へと入っていく事が可能になります!

他にも、ここでは伝えきれないほどいろんな事を考えながら設計しています!





プレゼンを終えて


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提案はオーナーさんにとても喜んで頂けました!一安心です〜

サークルでオーナーさんにプレゼンする機会は過去にもあったのですが、やはり、とても緊張しますね...

でも、こういう経験を学生時代に積んだ事が役に立つ日が来ると信じています!(笑)

予算と施工技術の関係で、この案がどのぐらい実現できるかはわかりませんが、設計した案を大切に残せるように頑張っていきたいです!






クラウドファンディングの告知


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プロモーションスケッチの一部をチラ見せ!



資金調達は一部クラウドファンディングで行う予定です。応援よろしくお願いします!



それでは、また来週ぐらいにも記事書きます!


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現在南房総プロジェクトではクラウドファンディングを通じて資金調達を実施しています!

ご支援とご協力よろしくお願いいたします!





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