GDP（物）ではなく、QOL（質）の時代へ

なによりも大切にすべきは、ただ生きることでなく、よく生きることである

ー　ソクラテス　ー

GDP（国内総生産）、それは、「豊かさ」を経済の視点から測るもの。あと10年でAI・ロボットが大半の労働を肩代わりすると叫ばれる昨今、「豊かさ」を経済的視点から見ても、その現場に人間はいないかもしれない。そんな中、注目され始めているのが*QOL（Quality Of Life：人生の質）という指標だ。

◆QOLとはなにか？

*QOLとは、「より多く」よりも「より良く」という価値観であり、「物質的な豊かさに満たされた生活」ではなく、「毎日が充実し、心身が満たされた生活」に焦点をあてた考え方。

前回、「挑戦したいことの共通点」で自分が成し遂げたいことを「QOL（人生の質）に関するコト・モノを、得意の絵や写真、動画を使って楽しく、そして面白く発信すること」だと分かった。なぜ、QOLに惹かれるのか。その理由は２つある。まず、物質的に豊かな日本という国に住んでいることが大きい。日本で生活していると、当たり前のように衣食住が揃うので、物欲が湧きづらい。もう一つの理由は、給料のために毎日仕事に追われている生活では、全く心が満たされないことに気づいたからだ。本当は…

「今この瞬間、夢中に取り組んだことで、誰かの喜ぶ顔を作れた時が、一番心が満たされる」

今noteに記事を書いているけど、ぼくはこの「noteに記事を書く」という行為に時間を忘れて夢中になっている。「人生」や「日々の生活」に対して、記事を書くことが自分に合っているんだと思う。この記事が結果的に誰かに「共感」や「勇気」を与えられたら、それはとても嬉しいことだ。

だって、自分がやりたいと思って、夢中で行動して、誰かの一日を心身が満たされる時間に変えることができれば、それって最高じゃん？考えただけでワクワクする！！

本当の意味で「明るく、楽しい生活」を送るためには、やらされ仕事ではなく、自分で考えたことを実行して、その結果、誰かの心身を満たすことで実現できるんだと思う。

◆心身共に満足した生活とは？

身体の場合、どこかが調子悪くなると、普段の健康な状態をとてもありがたく感じる。心も一緒で、心が満たされない状態が続くと、鬱になったり、精神状態が安定しなくなる。

健康な身体を作る為に必要な生活習慣は大抵思いつくと思う。バランスの良い食生活、運動、そして７時間以上の睡眠。

では、健康な心を作る為には何が必要か。

ぼくは、「常に自分の直感で物事を即決する習慣」が心を健康にするのだと思う。

「やらなければならない、誰かに怒られるかもしれない、人に迷惑がかかるかもしれない……」こうやって、周りの空気を読んでいくうちに、健康な心はいつしか封印されていく。

まずはレストランの注文を5秒で決める習慣をつけてみるのが良いと思う。

◆個人的にオススメの心の健康を作る３ステップ

・楽しい気分だと感じる状態をメモしておく

・落ち着く、ゆったりできると感じる場所やものをメモしておく

・お風呂、ベッド、街中、図書館、人との会話など、ふとした時に湧いた興味や関心をメモしておき、２週間後に見返して、本当に面白いと思ったことは行動に移す

ぼくの場合は、キャンプ、サーフィン体験、生け花体験、絵画、街の歴史探索、食事会、カラオケ、ワイヤーアート、スカイプ英会話、記事投稿などが楽しいと感じる状態で、

海岸、鎌倉の喫茶店、アロマキャンドル、瞑想、中国茶体験などが落ち着く場所だった。

そして、思いついたアイディアで本当にいいなと思ったものを実行した結果、本を出版できたり、ワイヤーアートがCreemaで人気になったり、食に関するTシャツブランドを実現できたりした。

メモから楽しい体験、落ち着ける場所を見つけたら、それを習慣にできるように住む場所、時間、付き合う人を変えていく。

みんなも、一回試してみて欲しい。

◆まとめ

・QOLとは「より多く」よりも「より良く」という価値観であり、「物質的な豊かさに満たされた生活」ではなく、「毎日が充実し、心身が満たされた生活」に焦点をあてた考え方。

・今この瞬間、夢中に取り組んだことで、誰かの喜ぶ顔を作れた時が一番心が満たされる

・自分がやりたいと思って、夢中で行動して、誰かの一日を心身が満たされる時間に変えることができれば、最高

・「常に自分の直感で物事を即決する習慣」が心を健康にする

・心の状態をメモすることから、心の健康は作れる

次回は、現代に求められているQOLの価値観に合う「モノ・コト」を上げて、自分の社会的な価値に照らし合わせた上で、ヴィジョンを掲げる。

QOLな人生、絶対に実現してみせる！