おおぶね表紙.001

NVIC "おおぶね" 月次レポートを読んで ー 2020年3月

私が毎月追加でinvestしている投資信託、 #おおぶね

こちらのFacts的なことは下記のブログで定点観測しています。

この記事では、レポートの内容を読んで感じたこと、気づいたことなどを書いてみようと思います。

”おおぶね” の月次レポートの最大の特徴は、中身がとても濃い、ということです。投資先の会社はもちろん、時には、米国出張時に訪問した投資先ではない会社のことについても詳しく報告されていることすらあります。例えば こちら

そして、私がこの月次レポートを非常に高く評価している理由は、投資信託の運営に関わる投信会社(この投資信託の場合、投資助言を行っている会社、すなわち、農林中金バリューインベストメンツ #NVIC さんですが)やファンドマネジャーの皆さんが、受益者の為にどんな行動(調査や分析)を為したか、をしっかりと、丁寧に説明していることです。

投資信託のほとんどの月次レポートは、「今月の株価はxxxとなった一方、当ファンドはyyyでした。プラスに寄与したのはA社で、マイナスに働いたのがB社で、・・・」ということに紙幅、スペースを大幅に費やしています。これは、投信会社やファンドマネジャーの行動の結果に過ぎません。大事なことは、その結果につながった行動、判断です。なぜその行動、判断に至ったのか、そこに至る過程でどんな調査、分析を「為したのか」、それを受益者に丁寧に伝えることが遥かに大事だと、私には思えます。アクティブファンドを運営する投信会社、ファンドマネジャーの中には、こうした内容を発信することについて、「手の内を晒してしまう」と感じる人も多いかもしれません。しかし、です。そんな風に感じてしまうということは、プロとして誰にもマネなんかできっこない仕事をしている、という自信、矜持、プライドを持てていないことの裏返しではないか、と思われても仕方ないと私は思います。アクティブファンドのフィーが高い(「高過ぎる」という人も)との声が頻繁に聞かれますが、こうした調査、分析を通じての行動、判断を丁寧に説明する、仕事のプロフェッショナルな部分を発信することをおざなりにしていることもそのように言われる原因の一つではないでしょうか。「高い」という声に負けてフィーを下げることよりも、もっと他にやることがあるように思われてなりません。

さて、"おおぶね"の最新の月次レポートで取り上げられたのは The Walt Disney Company です。この投資信託が設定された時からの投資先です。

誰もが知るこの会社です。が、恥ずかしながら、今回のレポートで「ESPN」がディズニーの事業の一部だということを初めて知りました。日本ではあまり馴染みがないような。でも、海外のホテルで現地語放送チャンネルだらけの中にESPNがあるとそれに合わせていた記憶が(10年近く前、中国出張が多かった頃の経験です)。

また、このレポートでも紹介されていますが、Disney+ 。こちらで思い出したのが徳力さんの記事です。

確かにコンテンツ力の強さは際立っていますね。子供たちがいたおかげで私はPixarの作品に出逢えたのですが、結構好きな作品が多いです。昨夜もついつい、トイ・ストーリー2の地上波放送を見てしまいましたから笑。

際立って強いコンテンツの力を使って、パークやホテルへの誘導を更に強めるような仕掛け、施策が出てくることを、月次レポートから読み取ることが出来ました。

全くの余談ですが、TDRの近くに住んでいますが、あまり、、、という感じです。私にとっては、より時間のかかる この場所 の方が魅力的でして、、、余談終了。

株式市場の評価。今回の急落でUS$91.64まで落ち込んだようです。

スクリーンショット 2020-03-14 7.11.51

直近(史上)最高値がUS$153.41ですから、そこから4割以上の下落だったのですね。ディズニーの持つ「価値」に対して、市場の評価をどう考えるか、どう捉えるか、が大事なことだと思います。私自身、"おおぶね”の月次レポートで示されているディズニーの「価値」について特に違和感はありません。今後、ディズニーがその「価値」を持続的により増大させることが出来れば、市場の評価、すなわち株価も長期的な時間軸で上昇するのではないか、と想像します。

以上 NVIC "おおぶね" 月次レポートを読んで でした。

NVICさんのnoteです。オススメです。

以下、定期購読マガジンご購読の皆様限定の「おマケ」です。

ここから先は

863字

サポート頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://note.com/renny/n/n944cba12dcf5