保有資産の「メンテナンス」と、日記 2024年7月 第2部

僕自身の「資産」の中には、投資信託、株式が非常に多く含まれています。

その「資産」がどういう状態にあるのか、将来に向けてより大きな価値を創造、実現してくれそうか、それを自分なりに調べてみる、考えてみる。

これを「メンテナンス」と認識しています。

短期間の株価、基準価額が騰った、下がった。勝った、負けた。を追いかけるのは僕にとっての「メンテナンス」には含まれません。なぜならそれらは「価格」の話だからです。

ただし、長期の株価、基準価額の推移であれば、「メンテナンス」として意味を持つとは考えています。とはいえ、大きな関心を寄せる対象ではありません。

このマガジンで行う「メンテナンス」とは、投資信託を通じて関わっている会社、株式を保有している会社、それらの財務や業績、事業内容をちょこっと眺めてみる。この作業を指します。最も大きな関心を向けるべきは「事業」です。

実際のところ、投資信託が資産の大半を占めているので、かなりの数(たぶん何百社の単位になると思います)の会社に関わっています。ですから、その全てを眺めてみることは不可能です。

不可能ではあるものの、より大きな価値を生み続け、将来、高い評価を受けることを期待して保有している「資産」です。ちょっとずつでも見ておきたい。観察しておきたい。この「資産」は5年後、10年後、20年後も、価値ある資産として評価されているだろうか、それがとてもとても大事なことです。

そこで、です。「おっ!この会社、もっと知ってみたい」と好奇心を掻き立ててくれた投資先の会社を毎月3社選んで、各社をちょこっと眺めてみて得られた発見、学びをこの記事に書いていきます(少し遅れ気味ではありますが、、、)。

こうした「メンテナンス」を通じて、自分にとって価値を感じる、長く保有していて良かったと心から思える資産を少しでも多く積み上げていきたい。

自分の資産の中身、参画している「事業」に関心を向ける、意識する、調べてみる。

これがバランスシート、BS思考の最初の第一歩になります。BS思考は、ファイナンス思考や投資家の思考法につながっていきます。

この「メンテナンス」を続けていくことで、会社の見方がちょっとずつ磨かれていく、僕はそう思っています。何より自分自身の「資産」ですからね

メンテナンスの積み重ね、これがacutuality、オーナーシップにつながっていくのだろう、と思います。

actuality は手触り感、実体への意識と言えるように思います。

この言葉にいまさらながら出会いました。

影を追うな、実体を掴め

2023年7月から始めました(バックナンバーを収載したマガジンは こちら)。
前回の記事です。


2024年7月の日記 第2部


7月11日

取り掛かっている案件のピッチを上げる必要が高まっています。大変だ。

神保町の #PASSAGESOLIDA さんの #ReadingAsInvesting に新しい本が入荷しました。

お店の2階ですー

7月12日

おおぶねメンバーズカンファレンスは 25日(木)のようです。「投資判断とは」を考えられる機会になりそうです。楽しみ。

7月13日

今月の「投資家の日常は、いとをかし。」の収録。ふだんの月よりも少し早め。早めとなった理由はポッドキャストでお聞きください。

午後から 湘南投資勉強会 に参加してみました。noteの鹿島さんがご登壇ということでちょこっと覗く感じで。

急ぎの作業があったので4社のIR説明会が終わったところで失礼しました。

若い人、女性が多いなあ、と感じました。

夜は国立競技場。FC東京の応援。松木選手のラストマッチ。

同点にされてしまう、とビクビクしていたのですが、試合を決定づけたレオン選手のゴールに歓喜。ありがとう、レオン!


松木トーキョーーーーーー

7月14日

林さんの記事を読みました。

お金=現金 と狭く捉える。これが大前提なのですが、お金持ち、現金持ちを目指さなくてもいいのかなあ、と僕は感じています。

現金はほどほどに保てればキープできれば(それも大変な面はありますが)、あとは積極的にタネを買って撒いておく。

芽が出てきたら、それらをできるだけ面倒見るもよし、有望そうなのものだけを残して育てるもよし。極端ですが全部止めてしまってもよし、またタネを買うところから始めるもよし。

現金は勝手に芽吹いたりすることは無い。まずはタネを選ぶ、買うところから。

お金持ちを目指すよりもずっと楽しいのでは? 僕はそう思います。

7月15日

この記事を完成させました。

事業に関心を向けるようになると、株価や基準価額から算出される「勝った、負けた」はどうでもよくなっていきました。

昨日、更新されたコラムからです。

日立のように底を打ったときに素早く動いた企業は、レベル2の事業立地という点で大体やるべきことはやった。中西さんの経営判断が軌道に乗れば、そこからは個別事業の競争力の問題です。東原さん、小島さんのリーダーシップのもと1つ1つの事業がどれだけ独自性を持った価値を提供できるか。個別事業が稼ぐ力を確立できるか。日立の経営の焦点はすでにレベル3の「ポジショニング」へとシフトしています。

あ、このメディア、日立さんのものでしたね。次回が楽しみです。

7月16日

ニュース。どれだけ触れるか、は考えさせられます。Yahoo!のトップページを見ていて、ついついクリックしてしまって「なんだ、これ?」という頻度が上がるばかりですからね、、、

7月17日

やり直し。アウトプットのイメージをしっかりと確認しておくべきでした。未熟さを痛感。

7月18日

奥野さんのVoicyを聴きました。京都の映画かー。

古い映画ですが、京都というとこの映画が思い起こされます。

現在、DVDは発売されていない。 過去にVHS、LDが発売されていたが既に廃盤。オークション等では常に高値で取引されている。

7月19日

シンプルでわかりやすい、確かに素晴らしいと思います。でも、シンプルじゃないからこそじわじわと染み込むところがあると思ったりしました。

その「わかりにくさ」を解きほぐした内容を丁寧に自社メディア、他社メディアを通じて発信し続け「わかりにくいけど、わかる」人を丁寧に増やし、「わかった人」が「わかりにくかったが、わかってみれば自分も求めていた理想に近い」と感じて応援してくれるようになることを通じて「わかりにくさ」を強みに変えてくることができた。

「わかりにくさ」を強みに、というのは”ストーリー”に通じるのかなあ、とも。

レベル4は、「戦略ストーリー」という要因です。競争戦略が作る違いが、明確な因果関係による論理でつながっている。その事業の持つ競争戦略というストーリーが、独自の価値となって長期利益を生み出している状態です。

https://www.foresight.ext.hitachi.co.jp/_ct/17704962

企業価値増大を楽しむ投資にもそんなところがあるような。

7月20日

#でこぽんFM での配信を待ってまーす

ろくすけさんのブログです。

過小評価されている企業が、「まっとうな評価」をなされるために力を尽くしたい

僕もこの感覚、ちょっと分かる気がします。

過小評価かどうかはわかりませんが、自分に新しい発見、きっかけを提供してくれる、事業への参画感=参業感を高めてくれる、そんな投資会社が好きなんですよね。

そうした投資会社の活動に、よりたくさんの関心、もちろんポジティブな関心が寄せられるような発信をしたい。そう考えています。

こういうのも「アンバサダー」だとしたら、僕もアンバサダーになりたい。

FC東京、アウェーで鹿島に負けちゃいました、、、悔しいです


保有資産の「メンテナンス」


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