見出し画像

継続が過程をつくりだす

その発信から日々多くの刺激や発見をいただいている、ろくすけさんのブログ。

そのろくすけさんの記事です。

「4億円」という数字をご覧になって、何を連想されましたか。

とても高く積み上がった一万円札ですか。どのくらいの高さになるんでしょうね、4億円。

私は何より「継続すること」に意味があると思っており、

日本の企業を応援しながら持続可能な運用を行うこと、そして、

その過程を見ていただくこと

を自らのモチベーションとしています。

この中に「過程」という言葉があります。僕がグッと来たのはこの「過程」という言葉。4億円という数字も長い道のりの途中なんですよ、「結果」じゃないぞ!ってことだと思うわけです。違っているかもしれませんが「出口」とか「目的地」とかそういうものはお持ちではない、そんな風に僕には見えます。

ろくすけさんが投資されている投資先の株式、持分の現在の市場での評価(時価)が「4億円」に過ぎないということであり、高く高く積み上がった一万円札を連想するのはおそらくお門違い、そういう風にも見えています。

ろくすけさんが思い描かれた目論見通り、投資先の会社、「カブス」のメンバーが持続的に社会に価値を提供し、事業活動から利益を得ることができれば、将来の市場の評価は益々大きなものになるはずです。もちろん、投資先の中には目論見通りといかず、将来の市場の評価が今の評価を下回ることもあるでしょう。そうした将来に続く道のりもいずれは「過程」になっていきます。

「過程」をつくりだすのは「継続」なんですよね。その期間が長ければ長いほど、より多くの「過程」が生まれます。僕も長く株式投資(投資信託で)で資産形成に取り組み続けてきました。その資産の時価はろくすけさんのそれに遠く及ばない金額ですが、それなりに長い「過程」を経験することができました。

その出発点の頃と現在の考え方、姿勢を比べると、意識的に変えたこともあれば、無意識のうち変わっていったこともあります。

今日の林さんの記事にも通じるような気がしまして。

言葉にするのがちょっと難しいのですが、色々変えてきたし、自然と変わってきたし、でも実は結局、今の感じに至るのは最初から決まっていたような感じもするし。でも、それは継続して自分なりの過程を積み重ねてきたからでもあるだろうし。

ただ「誰と結婚しても、結婚生活は同じ?」という問いには、いや、それは同じじゃない、全然違うでしょ、というのはあります。誰と一緒か、で「過程」は変わってくるだろうし、また時間が長くなればなるほど、その振れ幅は大きくなるんじゃないか、と。株式投資は、誰(どの会社)に投資するか、でまるっきり変わってしまいます。株式投資と結婚生活って全然違うものかな?僕は結構、似ていると思ってます。

話があちこちに飛んでしまうのですが、、、

一方で、誤解を恐れずに言えば「パフォーマンス」の優先順位は低いです。これは、運用成績が重要ではないと言っているのではなく、ファンド選びの基準としては最優先の要素ではないということです。

Shimoyamaさんの記事です。自分の資本を託すファンドを選ぶ際に何を大切にするのか、どんな要素を重視して評価、判断するかについてご説明されています。運用成績、「結果」に一定の重要性を認めるが、優先順位としては低くなる、というご意見。

僕もこれに似た感じです。自分の納得できる「過程」を積み重ねていくこと、そこを特に大事にしたい。もちろん、その「過程」で出てくる「結果」も気になるし、重要ではない!とまでは言えない。でも、やっぱり「過程」なんだよな、って。そして、その前提になるのは「継続」。そんなことを感じます。

自分の資産の今の評価、時価を見てニンマリするのではなく、自分の投資している会社が未来に創り出す価値を想像しながら「過程」を積み重ねることに喜びや充実を感じる、そんな投資家でありたいなあ、と感じています。

この記事が参加している募集

note感想文

サポート頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://note.com/renny/n/n944cba12dcf5