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北欧留学大使+

こんにちは。
「バナナの先端と下1cmは農薬が含まれているから食べたらあかんで」という母ちゃんの教えを律儀に守っている松木蓮です。

(3435文字 / 約7分で読めます)

さて、今日は「北欧留学大使」という媒体についてです。こういう軸でも北欧留学大使は大きくなりそうだなぁという話です。今日の着地点は「音声」と「循環サイクル」です。


▼北欧留学大使とは?

そもそもまず「北欧留学大使って何?」という方がほとんどだと思いますので、こちらから説明します。北欧留学大使(別の名をNorr Ambassador)は、言ってしまえばただのインスタグラムのアカウントです。
https://instagram.com/norr_ambassador

コンセプトとして、

「北欧に留学してる人の情報発信の場」
「北欧に留学したい人の情報収集の場」

として機能させることを目標にしていて、ただでさえ情報が少ない北欧留学を加速させるための媒体となっています。この辺は僕の経験に基づいていて、2年前ノルウェーの大学院進学を志すときにむちゃくちゃ情報収集に苦戦しました。ノルウェーの大学のHPを片っ端から探していくというアナログぶり。

留学してる人を見つけるのも難しいし、どうやってアプライしたのか、現地の様子はどうなのか、など逐一聞くのも時間的コストがかかる。僕はたまたま北欧情報メディアNorrというウェブ媒体をやっていたこともあって、作りやすい(Norrから人を流しやすい)と思って、北欧留学大使を作りました。

ちなみにロゴはこれ。

何を隠そう、僕がデザインしました。ロゴになっている棒と丸などは北欧5カ国の国土をイメージしました。ちなみにアイスランド留学者はいまだ0なので、早く現れて欲しいなと思います。


▼北欧留学大使の今

2020年3月に構想してソフト面を固めるもコロナちゃん到来で2020年6月から本格的に始まりました。それがいま現在どうなっているかというと、

インスタフォロワー:647人
総大使数:14人

とまあこんな感じです。最終的にはおそらく数千人までいって落ち着くんじゃないかなと思っています。今年度は交換留学が軒並みキャンセルになっていて、発信者がそんなにいない中、結構頑張っている(=有益な媒体)んだなと思います。

これが表向きな現状です。裏向きな現状として、「大使村」というSlackグループがあります。こちらは発信してくれた人が集う会で、主なコンテンツをしては、月一のオンラインフィーカです。参加任意でzoomでみんなでゆるーくおしゃべりするという感じです。

2月分がついこの間あったのですが、過去最高参加者数でめちゃくちゃ盛り上がりました。「裏北欧」と題して、北欧に来て感じる裏の一面(=というかこれが本来の姿)をみんなでシェアしあったのですが、最高に面白かったです。同じ北欧でも色んな経験している人がいるので、とっても勉強になります。

あと、このSlackでは国別チャンネルを作っていて、例えば、スウェーデンチャンネルであれば、ニュース記事や面白画像などを投稿するみたいな感じです。こちらはあんまり動いてないです。


▼北欧留学大使が取りこぼしているものを回収する

こんな感じで、僕自身も(自分で作っておきながら)楽しませてもらっている媒体です。が、そういえば取りこぼしているものがあるなぁと先週思ったんですね。2つの側面があります。

①インスタを使ってない人にはリーチしない

これは発信者にも受信者にも言えることですが、インスタを使っていなければ参加できなのが現在の北欧留学大使です。インスタ人気がピークアウトしたのは数年前でしょうか、、それでも若年層は一定数まだ使っている。インサイトを見ると、フォロワーの20代が54.1%、30代が27.8%でほぼこの層です。とはいえ、中にはインスタをやっていない人もいるので、そこは取りこぼしています。

②発信を好まない留学生もいる

ネットが広がりまくったこのご時世に、インスタで自分を出すことを敬遠する人がいるのも事実です。この層をどうにかして巻き込めないか、、と思っていて(だって、絶対話聞きたいじゃん)ようやく思いつきました。

北欧留学大使は1週間投稿し続けるというなかなかの苦行でして、(発信してみたいけど)忙しくて時間取れない、みたいな人には向いていなんですね。発信方法の特性上、自発的に「やりたいです!」と言ってくれた人にお願いした方が良いと思っています。なので、僕が一方的に留学しているのを知っている人でも声掛けてこなかったんですね。


▼北欧留学大使ポッドキャスト始動?

そんなわけで、僕が目をつけたのはポッドキャストです。クラブハウス(僕はすぐ飽きちゃいました)が流行っていた?(過去形かな?)と思うのですが、音声需要は前々から言われていることで、ここに北欧留学大使は入り込めそうな気がします(相性が良い)。

ポッドキャストとして、留学生にアプローチしてあれやこれやと聞いてみるという雑談系、インタビュー系チャンネルです。

「フィンランドライフってぶっちゃけどうなの?」
「ノルウェーって生活費高いよね?」

みたいな。僕が良いなと思った点は3つ。

①より広い人へリーチ

先ほどの通り、ジレンマとして発信をお願いしたいけど自発的に来て欲しいのがインスタ北欧留学大使。これが音声なら突破できそうです。つまり、1週間の投稿は難しいけど、1時間なら時間取れる。それに露出しなくて良いならぜひ。みたいな層がいるんじゃないかなと思います。音声という形でより広い人にリーチできるのではと思います。

②より質の高い情報

北欧留学大使で発信をする時の欠点があるとするなら、フォロワーさんがどんな情報を欲しがっているのかわからない状態で発信がスタートします。この穴埋めをするために、質問コーナーを作って回答するという形になります。意外と質問に答えるのって時間がかかるんですよね。ならインスタライブでまとめて!、、ともならない。

一方、ポッドキャストであれば、予め収録(と言っても通話の音声を録音するだけ)前に(インスタで)フォロワーさんの需要を確認できます(フィンランドで都市開発を勉強されている方とお話ししますが聞きたい質問はありますか?みたいな)。なので、需要にあった形で情報発信ができるなあと思います。

③余白で楽しめる

ポッドキャストをやるとしたらスポティファイ(とかなんでも)でアカウントを作るのですが、一番良いのはアーカイブで何度も聴き直せるところ。音声だけなので、目の可処分時間を奪うことなく余白の時間の埋め合わせにもなって良いんじゃないかなーと思います。ユーザー数を考えるとスポティファイが一番良さそうかなと思いました(僕使ってないですが笑)。


▼循環サイクルを作る

こんな感じで「ポッドキャストやらない?」とSlackに投げたところ、結構反応がよかったです。で、ポイントはここからで、僕はあんまりこれに足突っ込もうと思っていなんですね( #お前が言い出したんだろ )。

これにはちゃんとわけがあって、、僕はまもなく修士を卒業します(論文が通ればの話ですが)。で、そのあとどうなるかわからないのですが、デンマークにいようが日本に戻ろうがちょっと距離を取る感じになるんじゃないかなと思ってます。

僕が勝手に始めた北欧留学大使ですが、僕は卒業してしまったら発信することはなくなります。情報も古くなりますし、僕も次のステップに行きたいので。発信or発信者には間違いなく寿命があると思っていて、情報が腐るというのもあるのですが発信者のモチベーション問題があります。

留学中は北欧のことを(個人的に)バンバン発信していた人も、留学を終えるとどこへ行ったのやら、声が徐々にかすれまもなく聞こえなくなります。これは致し方ないことだと思っていて、それを改善するシステムが必要だと思うんですね。永続的に北欧留学を(微力ながら)支援するためにはその都度熱量のある人が必要になる。

こうしたことから、大使の間で役割分担というか、どんどん振って活動の幅を広げていけたらなと思うんですね。そして次に引き継いでいくという循環を作ることが死なないメディアなのかなと思います。

小さい、メディアともいえないような媒体ですが、そのうち音声にも足を踏み入れると思います。引き続き北欧留学大使をよろしくお願いします。我ながら、結構面白い媒体です。


▶︎北欧留学大使インスタ

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