見出し画像

「完璧」よりも「完成」

→→→→→→→→→→→
「完璧」よりも「完成」
←←←←←←←←←←←


長い長いトンネルに光が見えてきました。ここ1ヶ月ほどそれなりに頑張って論文を読み漁って、色々考えて、かつ2日に1つのペースで記事を書き、毎夜毎夜ブログを書くというすごくインドアな生活を送ってきました。結構大変だった。太陽も全然出てこないので、暗い毎日だった気がします。それでもやっぱりトンネルに終わりは必ず来ます。

向こうに何かが小さい光が見えた時はピタっと動かしていた足を止める。先にある光をじっと見つめて、目を輝かせる。また一歩足を踏み出してラストスパート。そのトンネルが長ければ長いほど、それに比例して嬉しさが増します。

ようやく、ひと段落つきそうでひと安心。一時は終わらないんじゃないかって思っていたので、これで心置きなくクリスマスを迎えれそう。とは言っても、あと13記事を書かなきゃ年を越せません。それにせかせかと次の準備に取りかからなきゃいけないことに気づいたので、今月は例年以上に師走になりそうです。


どうしても「完璧」を求めがちになってしまうのは、日本人の良いところであり、悪いところでもある気がしています。細かいところまで詰めてからリリースしたり、もちろん場合によっては完璧でなければいけないのですが、そうでない時もある。完璧なものって意外と面白くなくて、なぜなら伸び代がないから。時間がかかった分クオリティーの高いものができるのは間違いないのですが、そこまで詰めてしまうと時間がかなりかかってしまう。毎日毎日姿を変え続けている現代だからこそ、スピード感が命だと思っています。

秒単位まではいかないとも、昨日の常識が今日も通用するとは限らないので、兎にも角にも「完成」させるというスピード感が好きです。どちらかというと「完璧」を求めがちだった僕ですが、最近では「完成」させることをまず目標にしています。細かい修正は後からでも付け足せるのでそこまでセンシティブになる必要もないんじゃないかって。

それこそ、完成品だけど不完全のものを見たときにこれからどうやって姿を変えていくんだろうって楽しみになるわけです。伸び代は人の注目を集めることにも繋がるし、そこにストーリーが生まれる。

よくある受験企画とかで、例えば芸人が東大を受験するってなった時、世間のファーストインプレッションはたぶん「無理だろ」ですよね。東大に受かる能力とポテンシャルが見えないからそう思ってしまうけど、日に日に実力をつける様子を見ると結果が気になってきませんか。でも、この無理だろに最高の旨味が詰まっている気がします。逆に、東大卒の人が10年後にまた東大を受けるって企画は全く面白くないんです。一回東大に受かるだけ完璧な状態に仕上げた経験があることがあらかじめわかっているので。

ウォルトディズニーの名言で、想像力がある限り、ディズニーは変化し続ける、というようなものがあったと思うのですが、まさにこれで今もディズニーは変化しつづけていますよね。確かディズニーランドはそのうち新しいエリアができます。完成させてはまた修正をして、その繰り返しで漸近線のy軸に限りなく近づいていく。それでも完璧にはならない。

ここからわかるのは、同じ場所にいちゃいけないということだと思います。安定を求めがちな僕たちですが、もちろんそれはそれで居心地がいいけど、できることをずっとやっていてもしょうがない。一歩前に進めなくても、形を変えるという作業はこれから必要だろうなと個人的に思っています。その点、完璧になってしまったらそこから動きようがないです。

だからこそ、不完全でもいいからとりあえず完成品として出してみて、そこから話を進める。完璧なものを後出しするより、完成されたものを先出ししてもらった方が良い。

「完璧」でなくてもいいじゃない。
いかに早く「完成」したものを出せるか。
僕はそっちに気を利かせれる人の方が好きです。


こんなことを言って、少し妥協して不完全なまま課題を終えようしている自分を正当化しています。明日は外の世界に戻れそうで嬉しい。ワクワクしてます。

今日も良い日になりますように。

———————————————

今日の一枚。イルミネーションの季節ですね。スタヴァンゲルも小さいなりにたくさん光ってます。暗闇の中の光は大切です。

画像1

いただいたサポートで、心の栄養を蓄えようと思います。よかったらサポートお願いしますo(^▽^)o