ヴァイキングに手を出すのに4年かかった。
北欧を根底から理解したい男こと、松木蓮です。
今日も課題が山盛りでして、その合間にブログを突如書き始めました。課題が山盛りと言っておきながら、Netflixを見たりしてしまっている悪ガキなのですが、最近ハマっているヴァイキングについてのお話です。タイトルの通り、「4年もかかったよ」です。
まず、大前提として僕は北欧のことを根底から理解したいと思っていて、その始まりは4年前のスウェーデンにまで遡ります。正確には帰国してからになるのですが、日本の文化の異質さ・歪さに違和感を覚え、さっき歩いてきた後ろを振り返ってみると平日の昼間にパパたちがベビーカーを押している姿が輝いて見えました。
この時、「あ、北欧って社会保障が充実してるんだな」と思いました。そこから北欧ってどんな地域なんだっけって興味が本格的に湧きました。大学の授業で北欧学を取ってみたり、都内の北欧系のイベントに足を運び、素敵な巡り合わせがあったり。
学部の卒論では移民関係のことを勉強して、福祉が充実してると言われるスウェーデンでも軋轢があるんだなと知りました。
卒業後は、フィンランドが誇るインテリアブランドで半年ほどお世話になり、初めて家具を勉強する(なかなか吸収できなかったけど)。同時期に北欧情報メディアNorrと言うサイトを作ってひたすら記事を書く日々。勉強のアウトプットの毎日です。
そして間も無くノルウェーの大学院へ。院生をやりながらもそんなことは露知らず毎日記事を書く日々。おかげで友達ができませんでした(最近挽回してとっても仲良しの友達がいます)。
ノルウェー国内を回ったり、今年の夏はオスロを謳歌したり。あまり意識してきませんでしたが、これまでの僕を突き動かしていたのは間違いなく「知りたい」と言う欲求です。
北欧を楽しみたいと思ってことは意外にもあまりなくて、北欧を楽しめるとしたら短い夏ぐらいなので、あんまり期待していないのですと言うのが正直なところだったりします。
とかく、なんでこんな社会があるの?こんな社会になったの?の答えが知りたかった。時には、天気が大きく影響してるなと思ったり、正義の在り方から北欧社会の本質を見出したり、北欧の骨の部分は結構勉強したと思います。「骨=なぜ」なので、社会保障の制度がどうなっているかと言う贅肉の部分にはあまりコストを割きたくありません。太るからです。それよか、そんな制度を思いついた精神性とそれを受け入れる受容体にしか嗅覚が働かない体になってしまいました。
それで、ようやくたどり着いたのが、歴史、特にヴァイキングです。
大学入試の専攻が世界史だったと言うこともあり、歴史は好きで結構得意科目でした。それでも、どうもヴァイキングには手をつけられなかったんですね。それから北欧神話も。
当時は、これを勉強して何を得られるんだろうと懐疑心が勝ってしまって、日本にいる時に本を買ってもなかなかページが進まず。積読状態でした。
それがどう言うわけか勉強したくなったんですね。
まず大きいと思うのが、オスロにいた時に行った「ヴァイキング船博物館」10世紀頃にこんな船でヨーロッパを横切っていたのかを想像すると胸が高鳴ります。
それから、YouTubeの影響も大きいです。オリラジの中田さんの動画で北欧神話について説明してるのを見かけて「北欧」につられてみてみたんですね。それで、結構面白いかも?と思って(まだ懐疑心)本で読んでみようかなと思いました(→結果、面白かったです。世界観が結構エグいです。神話ってそういうもんか、、)。
で、極め付けがNetflix。Vikingというシリーズものが見れるのですが、それを興味本位で未始めたら、止まらない止まらない。だから、こうして今課題に苦しんでいるのです。
今を生きる北欧人の血にはヴァイキングのDNAが(ある程度)流れているはずだと信じている派なので、教材として素晴らしいです。少し前に読んだ北欧神話の本で得た知識と合間って、繋がる繋がる。
お、そうだった同時並行で「Viking」の歴史書(オスロのヴァイキング船博物館で買ったやつ)も読み進めていて、知識の確認になります。文字でイメージしていた生活感などが映像で答え合わせできる感覚。
おそらくここまでくるとオタクの何者でもないのですが、きっと北欧オタクなんだと思います。じゃなきゃ北欧神話もヴァイキングも知りたいなんて思わないと思います。
みんなにぜひ見て欲しい!勉強して欲しい!と思うのですが、多分無理だと思うんですね。こんだけの北欧フリークである僕が4年もかかったので。
で、Netflixのシリーズを見ていて思ったのですが、ヴァイキングに手を付けるには、3つのことを知っていなきゃ結構難しく感じるかなと思いました。それを最後に書いてみようと思います。
①歴史(世界史)が好きであること:
北欧好きだけでは話がよくわからなかったりすると思います。それこそ、ヴァイキングはヨーロッパ中を荒らしに荒らした海賊という肩書きがあるので、他のヨーロッパの国(特にイギリス)の歴史の予備知識がなきゃちょいと厳しいかも。実際にヴァイキング時代が終わったとされているのは1066年のノルマンコンクエストでこれはイギリス史に置いて重要な出来事です。
②北欧の一般知識があること:
北欧が好きなだけでは話を理解できなくなるパートが出てくると思います。それこそ、スカンジナビアとノルディックの違いを説明できなかったりするとヴァイキングの本質にたどり着けなさそうな予感です。フィンランドはヴァイキングじゃないよ。なので、それぞれの国の関係性やざっくりした歴史を知っておくとスッと入ってくると思います。逆にないとつまんなく感じてしまいそうです。
③北欧神話を知っていること:
北欧神話を条件にしてしまうと、一気に脱落者が増えそうですが、ここは外せません。だって話の中に普通にオーディンとかトール、フレイヤが出てくるんだもん。ルーン文字(アルファベットが入ってくる前に使われていた言葉)もそうだけど、これは両方に横断して関わっています。映像の中で片目が見えなくなっている木の置物が出てきたりするのですが、これは主神オーディンを表しています。こんな感じでヴァイキングなくして北欧神話を語れないし、北欧神話なくしてヴァイキングを語れないという切っても切り離せない関係なんですね。
ということで、引き続きヴァイキング並びに北欧を根底から勉強していこうと思います。明日のブログあたりで「ヴァイキング」に関する連載ブログをあげられるかなと思います。
松木蓮が管理しているメディア・その他
—————————————————
■北欧情報メディアNorr:
https://norr.jp
「Paint Your Life(人生に彩りを)」
北欧に関する多種多様な情報を発信中!
「SHARE WITH US!!」
現在、北欧情報メディアNorrでは
北欧に関する記事を募集しています。
詳しくは下記リンクよりどうぞ!
https://norr.jp/share-with-us/
■北欧留学大使:
https://instagram.com/norr_ambassador
「北欧に留学してる人の情報発信の場」
x
「北欧に留学したい人の情報収集の場」
いただいたサポートで、心の栄養を蓄えようと思います。よかったらサポートお願いしますo(^▽^)o