Rename | 服の新しい売り方

ブランドタグを付け替えて、新しい名前、新しい価格で、新しい人へ服を届ける。アパレル廃棄…

Rename | 服の新しい売り方

ブランドタグを付け替えて、新しい名前、新しい価格で、新しい人へ服を届ける。アパレル廃棄という社会課題がきっかけで生まれた、ブランドネームではない"服の新しい売り方"です。オンラインストア https://www.rename.jp

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    「食」のつくり手の想いを伝えるWebメディア

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    服に関わる人たちがより豊かになれるファインマガジンです。アパレル関連のコラム記事をまとめています。最新の記事はこちらから。https://c-fine.jp/magazine/

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    Renameとはなにか、どのような仕組みなのか、どんな良いことがあるのか。Renameについて知ることができるマガジンです。

最近の記事

余った生地を服にするアップサイクル「リネームクロス」。実際のつくり手の声を聞いてみました。

リネームクロスは、衣類の製造過程で余ってしまい、捨てられてしまう生地を使って服を作るプロジェクトです。今回は服づくりを担当しているクロスプラスさんにインタビューしました。 クロスプラスさんは、年間5,500万枚を製造する名古屋の大手アパレルメーカーです。 Renameへの共感がきっかけで、2019年10月にリネームクロスはスタートしました。お出かけ用のカジュアルワンピースからロゴ入りのチームウェア、最近ではおうち時間を快適に過ごせるリラックスウェアなど。さまざまな服づくり

    • 美濃加茂茶舗が目指すのは、日本茶の可能性を拓くブランド|美濃加茂茶舗の店長・伊藤 尚哉さん(後編)

      岐阜県美濃加茂市発のクラフト日本茶ブランド、「美濃加茂茶舗」。 標高600mという極限の環境で育つ茶葉は、ほかにはない格別な香りと深い味わいを生みだしてくれます。 今回は、美濃加茂茶舗の店長・伊藤 尚哉さんへのインタビュー後編です。美濃加茂茶舗で実践する環境への取り組みやお茶業界の課題と対策、今後の展望などについて、お話を伺いました。 環境への取り組みと、お茶を使った新たな挑戦 ー美濃加茂茶舗で、環境問題に対する取り組みがあれば教えてください。 伊藤:ストローをプラ

      • ファッションのオフプライス流通 – オフプライスストアが海外で好調、国内の動向は?

        オフプライスとは?オフプライスとは、最終在庫・過剰在庫となったブランド品などを買い取り、正規価格や卸売価格から割引して価格設定することです。 アウトレットと混同されがちですが、アウトレットはブランドが自社の売れ残り品を安く販売すること。それに対し、オフプライスは小売店がブランドの売れ残り品を仕入れて安く販売することをいいます。 アメリカのオフプライス市場は5兆円を超え、売上ベースでは約15%も占めており、TJXカンパニーやRoss Storesなどが代表的企業です。 (

        • お茶をもっと、自由にフラットに。|美濃加茂茶舗の店長・伊藤 尚哉さん(前編)【Rename meets】

          「美濃加茂茶舗」は、岐阜県美濃加茂市発のクラフト日本茶ブランドです。 全国で栽培量が多い静岡や鹿児島では、山間部だけでなく、平地の比較的温暖な地域でも茶葉が多く栽培されています。一方、美濃加茂茶舗の茶葉は、標高600mもある山間部、岐阜県の東白川村で栽培されています。 急斜面であることが多い山間部の茶園は、平地の茶園に比べると管理は難しいですが、厳しい自然条件が育む茶葉は、ほかにはない格別な香りと深い味わいを生みだします。 今回は、美濃加茂茶舗の店長である伊藤 尚哉さん

        余った生地を服にするアップサイクル「リネームクロス」。実際のつくり手の声を聞いてみました。

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          循環型経済から生まれた「循環型ファッション」で、衣服の廃棄ゼロを目指す

          循環型経済(サーキュラーエコノミー)とは? リニアエコノミーとサーキュラーエコノミー 以前までは、消費された製品が再利用されることが少なく、「生産→消費→廃棄」という直線的な流れの経済活動(リニアエコノミー;Linear Economy)が一般的でした。 これと対比されるのが、循環型経済(サーキュラーエコノミー;Circular Economy)です。一度消費した商品を再利用などして、まるで円を描くように循環する経済活動を指します。 従来の3Rとの違い オランダ政府は、サ

          循環型経済から生まれた「循環型ファッション」で、衣服の廃棄ゼロを目指す

          海はプラスチックごみであふれている?廃棄物削減を目指す企業のサステナブルな取り組み

          プラスチックごみであふれる海の現状 私たちが普段なにげなく使っているプラスチック。丈夫なうえ安価なため、さまざまなところで重宝されています。しかし、現在使われている大半は使い捨てプラスチックであり、その多くはきちんと処理されずに環境中に流れてしまいます。そして、最終的に行きつく先は海です。 海に流れ込んだプラスチックごみにより、多くの海洋生物が傷つき、死んでいます。実際に、鼻にプラスチック製のストローが刺さったウミガメが発見され、話題になりました。 (NATIONAL G

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          単なるオシャレで終わらない、エコとしての古着とは?

          オシャレが環境に与える影響 ファッション業界は2番目に地球を汚染している産業だと言われています。たとえば、農薬や染料の化学物質が川や海に流れて起こる水質汚染、配送の際に出た排気ガスによる大気汚染、大量生産による在庫処分……。ほかにもさまざまな問題を引き起こしているのが現状です。要するに、新しい服をつくるたびに環境へ負荷をかけているのです。 特に、アパレルの大量廃棄問題は深刻化しています。ファストファッションの流行により、トレンドを押さえた服が低価格で大量に生産・販売されてい

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          伸びつづけるアパレル二次流通は、一次流通にどう影響する?

          近年は二次流通(大まかにいうと「中古品販売」)が非常に伸びており、国内市場規模で見ると、5年で1.5倍の成長を遂げる見込みです。また、部門別の前年と比較したときの伸び率は、アパレルが1位でした。 このように勢いを増すアパレル二次流通ですが、ブランドやサービスの事例はどのようなものがあるのでしょうか?また、一次流通は二次流通にこのまま押し負けてしまうのでしょうか?詳しい定義や市場規模も含め、まとめてみました。 一次流通と二次流通 そもそも流通とは、生産者から消費者まで、商品

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          「新しい価値をつけてマイナスをプラスに」食べ物を無駄にしない、つくり手としての想い|菓酒店jiraオーナー 山田 知佳さん・後編 【Rename meets】

          「菓酒店jira」は『甘いものとお酒、時々つまみを楽しむお店』というコンセプトで、2019年7月に名古屋にオープンしました。 前編で、「菓酒店jiraを人が繋がる場にしたい」と話したオーナーの山田さん。そのような空間づくりに対するこだわりがあるため、お客さんに抱く想いがあるようです。 今回の後編では、その想いや山田さんの「ものに対する価値観」、今後のお店の展望について伺いました。 ▼前編はこちら 「記憶に残るスイーツと、人を結ぶ空間をつくりたい|菓酒店jiraオーナー

          「新しい価値をつけてマイナスをプラスに」食べ物を無駄にしない、つくり手としての想い|菓酒店jiraオーナー 山田 知佳さん・後編 【Rename meets】

          サスティナブルなものづくり「アップサイクル」がゴミの概念をなくす?

          ものを捨てない取り組みとして、リユース・リデュース・リサイクルという言葉はよく耳にしますよね。最近、ここに「アップサイクル」が加わったのはご存知でしたか? 今回は、よりサスティナブルなものの在り方を実現する「アップサイクル」についてです。 アップサイクルとは? アップサイクルの定義 アップサイクルとは、廃棄物や不良品の素材を活かしつつ、より良い別の製品につくり変えること。つまり、捨てられるはずだったものに新しい価値を持たせることで、再び命を吹き込むことを言います。サスティ

          サスティナブルなものづくり「アップサイクル」がゴミの概念をなくす?

          アパレル在庫のゆくえー管理する・余る・処分する、それぞれの仕組み

          「在庫」というのは、小売業界に特有のものです。小売店において店頭に置かれているのではなく、別の場所に保管されている商品のことをいいます。 小売店にとって、在庫は非常に頭を悩ませます。在庫を持ちすぎれば保管スペースや費用が必要になりますし、在庫を切らせば商品が売れる機会を逃すことになり、利益が上がりません。 適切に在庫を持つこと、いわゆる「在庫管理適正化」がきちんとなされているかどうかは、小売店の経営に大きく関わるのです。 アパレルの在庫管理が重要な理由 つくった服の半分

          アパレル在庫のゆくえー管理する・余る・処分する、それぞれの仕組み

          記憶に残るスイーツと、人を結ぶ空間をつくりたい|菓酒店jiraオーナー 山田 知佳さん・前編 【Rename meets】

          愛知県名古屋市の池下駅と今池駅の、ちょうど中間あたりにお店を構える「菓酒店jira」。 『甘いものとお酒、時々つまみを楽しむお店』というコンセプトで、2019年7月にオープンしました。それから数ヶ月、お客さんの足は今も途絶えません。 菓酒店jiraが人々を引きつける魅力の中に、美味しいスイーツと素敵な空間があります。それらを手がけるオーナーの山田さんに、実現したい理想のお店の姿を伺いました。 さまざまな飲食店での経験を活かして、自分の理想のお店をつくった ー菓酒店ji

          記憶に残るスイーツと、人を結ぶ空間をつくりたい|菓酒店jiraオーナー 山田 知佳さん・前編 【Rename meets】

          ファッション産業に変革をもたらす“サステナブルファッション”を紐解く

          近年話題が絶えないサステナブルファッション。消費者にも徐々に馴染みのあるワードになってきたのではないでしょうか。 PRADAが再生ナイロン繊維の「ECONYL」を使用したバッグを販売したり、H&Mがオレンジやパイナップルからできた再生繊維の服の展示会をしたり、各社もサステナビリティを意識した取り組みが加速している様子です。 そんな中、再生素材を利用したものがサステナブルなのか、サステナブルファッションとは一体なにを示すのかという声も飛び交っているようです。そこで、ファッシ

          ファッション産業に変革をもたらす“サステナブルファッション”を紐解く

          「将来は服に関する仕事がしたい」大学で学んだSDGsの知識を仕事に|インターンシップ生・滝 真由子にインタビュー

          滝 真由子|プロフィール 1999年生まれ、愛知県みよし市出身。南山大学国際教養学部在学中。大学では主に持続可能性を学び、SDGsに興味を持つ。アルバイトとしてアパレル販売員をしている。 ーFINEを知った経緯を教えてください。 滝:大学で、毎週いろいろな企業の方がゲストスピーカーとして来てくださり、自分の将来のキャリアを考えるという講義がありました。講義の最終課題で、興味のある働き方をしている人にインタビューをし、それを元にレポートを書くことになったんです。 私はSD

          「将来は服に関する仕事がしたい」大学で学んだSDGsの知識を仕事に|インターンシップ生・滝 真由子にインタビュー

          【番外編】時代は「パーソナル」や「ローカル」へ、変わりゆくアパレルを読む|hacroオーナー 鈴木 雄大さんにインタビュー

          今回は、愛知県刈谷市に店舗を構えるレディースアパレルのセレクトショップ「hacro(ハクロ)」のオーナー、鈴木 雄大さんへのインタビュー。hacroはRenameとコラボ企画をおこなったこともあり、Renameとの繋がりが強いお店です。 Rename meets番外編ということで、“食”ではなく“衣”にスポットを当てましたが、“つくり手の想い”という点ではやはり共通しています。 そして、鈴木さんから見たアパレルの過去、現在、そして未来。それは非常に学びのあるお話でした。

          【番外編】時代は「パーソナル」や「ローカル」へ、変わりゆくアパレルを読む|hacroオーナー 鈴木 雄大さんにインタビュー

          「すでにあるものに価値を見出す」Renameというフィルターが実現していること -これまでとこれからの話-

          今年もさまざまな方面で大きな変化がありました。SDGsは当たり前になり、事業環境も大きく変化しています。FINEがフォーカスしているアパレル業界も同様です。社会に配慮したものづくりはもちろん、残った在庫に対しても適切な対応が求められる。そんな世の中になりました。 さて、今年最後のnoteでは、昔ばなしと、来年の話を少しだけシェアします。 メーカーではないFINEという(今のところ)アパレル会社まず、FINEは企業様からアパレルの新品在庫を買取し、それを再販売するというシン

          「すでにあるものに価値を見出す」Renameというフィルターが実現していること -これまでとこれからの話-