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3年間求人広告コストが0円なのに毎月2~10名応募がある税理士事務所がやったたった1つの事

レンアイ型Ⓡ採用は、これまで1300社以上の企業にセミナーを通して考え方や事例紹介をお伝えてしてきました。
このnote記事は人材不足で悩める経営者・採用担当者さまの少しでもお役に経てるならという思いでこの5年間で培ったことを公開しています。

今日の記事では、「津嘉山朝之税理士事務所」にご協力いただき、採用のお手伝いに関してヒアリングさせていただいたことをまとめています。以前も実績事例として載せているのでぜひご覧ください!

「士業」での8名の採用

税理士事務所を4年前に立ち上げた津嘉山さん。立ち上げから約1年経つ頃、津嘉山さんの前職の先輩から紹介されたことがきっかけでレンアイ型採用のセミナーに来てくださいました。
将来事務所を大きくしていきたいと思っていたそうなのですが、パートで働いてくれていた方が急に辞めることに。当時の状況として、だからといって人をたくさん雇用するほど顧問先を開拓できるのだろうか?など様々な不安があったこともあり、急いで人材を確保するより、体制を着実に整えながら拡大していければ…と思っていたそうです。

そもそも仕事の性質上、少人数のままでも仕事が成り立つため、採用に積極的でない税理士事務所も多いのが実情。つまり業界全体に、ベンチマークする先駆者が少ないため、自分たちで一から採用について考える必要がありました。

仕事の方もある程度目途がつき、少しずつ軌道に乗せていこうかというときに募集もかけることにし、まずはハローワークで求人を出しました。最初は「ハローワークに出せばどうにかなるでしょ」と安易に考えていたそうなのですが、求人を出して2〜3ヶ月経っても応募がなかったんだとか。

そんな津嘉山朝之税理士事務所さんも、現在では8名の採用に成功しました!「士業」で8名の採用。しかもハローワークは使ったままで、求人広告メディアは一切使っていません。ある施策以外は、実質求人コストはこの4年間0円のままです。

実際、士業の事務所の採用はどこも苦戦されています。AIにより税理士さんの仕事はなくなると言われたりもしますが、それでもまだまだ「人の手」が必要なお仕事なのです。特に税理士さんは「スタッフの数×顧客数」が売り上げになります。顧客はたくさんとれるけれど、人が採用できていないと仕事を増やすことができません。設備投資ではないのですが、人をいかにして集めるかが売上に直結する職業でもあります。1人育てば仕事が10件増える、もう1人育てばまた10件増えるというビジネスモデルでもあり、本来は採用がとても重要な職種です。緊急ではなかったというのは、それだけ着実にやらないとスタッフが育っていかず、戦力にならないため危ない商売でもあるということです。

リクルートサイトを作成する

皆さんは「普通の人は税理士事務所で働ける」と思いますか?多くの方は「税理士ではないと税理士事務所で働けない」と思うのではないでしょうか。ここにミスマッチがあります。

「税理士」さんは人がいないと仕事が増やせない。
「求職者」は私なんかが税理士で働けるわけがないと思っているから求人を見ない。

「人が増えると仕事が増やせる」ため、求人で「即戦力が欲しい」と書きがちな会社さんも多いです。そうすると、求職者はより「私なんかが税理士で働けるわけがない」と思い込んで応募の選択肢から外れるわけです。

津嘉山さんとは立ち上げて1〜2年目の時に出会っているので、他の税理士法人から引き抜くなんてことはできません(立ち上げて間もない税理士事務所に経験者が入社するとミスマッチが生まれがちなんです)。そのため、未経験者でもOKの募集をするため、税理士事務所で働こうと思ったことのない人向けのリクルートサイトを作りました。そんなことを言っている税理士法人が非常に稀でもあったので、狙い目でもありました。
ハローワークで一般事務や内勤の仕事を探している方は結構います。「ちゃんとした堅いしっかりした仕事」というイメージがあるため、正社員でデスクワークの事務を探している方はハローワークに行きがちです。
一般事務を検索した時に「簿記3級程度あれば大丈夫ですよ」などと書いてあると「私でもいけるのかな」と思えますよね。税理士事務所で働こうとは思ってなかったけど、津嘉山さんのサイトに行ってみたらフレンドリーで親切に書いてあるからこれなら私にもできそうじゃんとなって応募してくれるという仕組みを作りました。

出来上がったリクルートサイトに対する周りの反応は、「やばいね」「何あれ面白いね」と言われることが多かったそうです。敷居が高い、話しかけいくいなどと言われてしまうことも多いので、あのサイトがそこら辺をクリアにしてくれていると満足されているご様子でした。しかし、逆に多様な人からの応募があるため、ハードルを下げすぎてしまったという反省も。
多様な方から応募があることで、ある意味、徐々に自分たちが合っている人物像はこういう方々なんだと分かってきた数年間でもあるそうです。

<リクルートサイトの効果>
特に求人広告も出していないのに、サイトを出してから1ヶ月程で応募があったそうです。それからは頻繁に応募があり、月に10のときもあれば最低1〜2は履歴書が送られてくるそうです。それがこの3年間ずっと続いています。

一度(レンアイ型採用で)リクルートサイトに時間とお金をかけて作ってしまえばハローワークは無料なので永遠と応募がくるという計画でした。それが3年間持続して毎月3〜10名の応募があり、着実に人材が欲しい時に採用でき、仕事も確実に増やせていけた結果、スタッフが8名になっています。

採用さえできれば売り上げの規模も上がっていく会社は他にもあるはずですよね。「ハローワーク×レンアイ型のリクルートサイト」は他の士業さんでも効果的だと言えます。安定している業種だからこそ同業他社が、そこに時間と労力をかける人が少ないのです。

やってみたシリーズ

津嘉山朝之のやってみたシリーズ1は、未経験者の方が税理士事務所の仕事って何するんだろうという疑問を解消してもらうために目線を下げて作りました。
リクルートサイトの中でその部分の反響が1番大きいそうで、「自分で見ても面白いと思う」と満足していただけているようです。

3年経った今回、第2段階として、税理士事務所の規模を大きくしようとしていて、20〜30名を目指しています。そのため、ある程度業界経験者を採用しようと次の計画を立てているところです。

おわりに

今日の記事では、「津嘉山朝之税理士事務所」にご協力いただき、採用のお手伝いに関してヒアリングさせていただいたことをまとめました。2〜3年前にお手伝いした会社が大きくなってさらにお手伝いが必要ということですから嬉しいことです。採用さえできれば売り上げの規模も上がっていく会社は、採用を経営課題としてトップが率先して動かれることオススメします。

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