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THE GUILD勉強会 #04「攻めるメディア!」レポート 前編

THE GUILD勉強会 #04 「攻めるメディア!」のイベントレポートです。他にもレポートが投稿されると思いますので、こちらでは第二部、THE GUILDの深津さんがモデレートするディスカッションをまとめておきます。

・レポート前編(当記事)
レポート中編
レポート後編
登壇者は、
TBSテレビ 報道局デジタル編集部の池田誠さん
AbemaPrime 総合演出の郭晃彰さん
日本経済新聞社 プロダクトマネージャーの武市大志さん
上記3名に加え、THE GUILDの深津さんこばかなさんの2名でモデレートされていました。(以下、敬称略)


人のせいにするのは大切


深津:勝手に皆さんが聞きたいであろう事を忖度するとおそらく、「どうしたら僕らも攻められるメディアになれますか?」とかじゃないでしょうか。そのために譲れないポイントや、どんなきっかけで変われたのかを聞いてみたいんじゃないでしょうか。(会場拍手👏)

会場質問いらすとキャスターを採用した際に、TBS社内がざわついたという話があったが、どう突破したか?

池田:バーチャルキャスターが既存のアナウンサーの仕事を奪うのでは?という話が出た。説明したのは、人間しか出来ない取材に注力していけばいいのではないかという事。今以上に取材に行けるといった、ポジティブな点を伝えた。
「ニュースキャスターの顔を見る為にニュースを見ているわけじゃない」と考えるユーザーがいるという側面もある。ニュースのあり方を考えるきっかけの1つになった。

こばかな:AbemaTVはコンテンツで攻めているが、そこはどうやってますか?

:外圧を利用して攻めます。テレビ朝日は古い会社ですが、サイバーエージェントは新しい。毎日ピボットがあるような会社。僕らが思い付いた新しいアイディアも、「サイバーの〇〇さんが言っているんで…」といった二枚舌外交を駆使しまくる。(会場:笑)

深津:人のせいにするのは大切ですよね。日経さんと仕事していると、よく「深津さんが言ってます」作戦あります。(会場:笑)外部の著名な人が言っているというのは効きますね。「これは言いにくそうだから僕のせいにしておきましょうか」とか。
けれど、それでは解決しない問題もあると思うのですが日経チームではどうしていましたか?


腐ったら負けですよ


武市:精神論になってしまうが、正しいロジックと、腐らず前を向く想いの2つが必要ではないか。深津さんから「腐ったら負けですよ」と言われたことがあり、ウルっとくるぐらい後押しされる言葉だった。


池田:まずはトライアルでA/Bテストしましょう、と言って始める。すると大抵想定通りの結果が出るので、疑いを持っていたオジサンたちからも合意を取ることが出来る。

会場質問:なぜamebaTVは報道1チャンネルしかないのに、マスではない一部セグメントに攻める事ができたのでしょうか?

:「リアルタイムで誰かに届ける」という前提で、瞬間瞬間の必要性の高い選択をしている。それが結果的に攻める選択になった。ただ内部では、正しいアプローチだったかを振り返り続けていて、まだ答えは出ていない。


中編へ続きます。


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