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創業者の想いが生んだ「生きがい創造企業」-ルネサンスが掲げる理念-

こんにちは。ルネサンスnote編集チームです。

わたしたちルネサンスは「生きがい創造企業」という企業理念を掲げ、事業活動に取り組んでいます。

私たちはすべての世代、様々なお客様に「楽しい健康づくり」をご提案し、一人ひとりの「生きがい創り」のお手伝いをさせていただきたいと願っています。

また、その企業理念の実現に向けて、ルネサンスで働く私たちの「企業行動指針」を定めています。

・わたしたちはホスピタリティ精神と真摯な姿勢をもって、仕事を遂行します。
・わたしたちは正確で創造的な仕事を遂行するため、自らを研鑽します。
・わたしたちは仕事を通して社会に貢献するとともに、わたしたち自身の生きがいをも追求します。

ルネサンス 企業行動指針

今回のnoteは、企業理念の作成に携わった西村 正則(にしむら まさのり)常勤監査役に、ルネサンスの企業理念と企業行動指針が生まれた背景についてインタビューしました。

【プロフィール】
▼西村 正則(にしむら まさのり)
常勤監査役
DIC株式会社(旧社名:大日本インキ化学工業株式会社)よりルネサンスに転職した後、スポーツクラブの支配人やリゾート開発事業、管理部門の課長、部長など様々な業務を担当し、現職に至る。

斎藤会長が口にしていた「生きがい創造型ビジネス」がキーワードに

ーー「生きがい創造企業」という理念が作られた当時の様子を教えてください。

西村:企業理念と企業行動指針を明文化したのは1996年です。
その年の社内報にも内容が掲載されています。

当時の社内報 「Voice,voice,voice」

その当時は「株式会社ディックルネサンス」と「株式会社ルネサンス企画」の2社を統合して、企業として新しいステージに向かって行こうというタイミングでした。

そのため、両社で働くスタッフの皆さんが、1つの共通した価値基準に基づいて行動できるようにしていこうということで、企業理念を作ることになりました。

当時は私は総務課長で、まず企業理念を作るために、国内の有名企業はどのような企業理念を掲げているのか、部課長がそれぞれ調べて発表するという勉強会を始めました。

勉強会を通じて企業理念がどのようなものなのか、参加者の認識が揃った次のステップとして、ルネサンスの企業理念の核となるキーワードが必要だということになりました。

そこで出てきたのが「生きがい創造型ビジネス」というキーワードです。

ーーこのキーワードはどこから生まれたんですか?

西村:実はその場で出てきたものではなくて、創業者である斎藤会長が繰り返し口にされていた言葉でした。

創業者 斎藤 敏一

大日本インキ化学工業株式会社で技術者として働いていた斎藤会長は、創業の精神を「管理された社会、物質中心になり過ぎた社会に対する人間性の回復を目指し、エネルギーや情熱の源泉である“健康”をお客様に提供することによって、理想的な社会を実現すること」とし、「我々の仕事は『生きがい創造型ビジネス』である」と語っていました。

事業が拡大していく中でも、原点となるその精神は繰り返しお話されていたので、「生きがい創造」というキーワードは私たちの中から自然と出てきました。

その他には「ホスピタリティ」「自己研鑽」「社会貢献」がキーワードとして挙げられたのですが、これらは私たちが働いていく上での行動指針として定めることにし、「ルネサンスグループ企業理念」の案ができました。

最終的には斎藤会長自ら加筆修正され、明文化したものが完成しました。
行動指針の最後にある「わたしたち自身の生きがいをも追及します」には、斎藤会長の想いが表現されているなと感じたことを覚えています。

全スタッフに企業理念が浸透していくために

ーー明文化した企業理念は、どのようにスタッフに浸透していったのでしょうか。

西村:「生きがい創造」や「ホスピタリティ」のキーワードは、スタッフの皆さんにとっても馴染みがあるものだったとは思いますが、文章として明文化したのはこの時が初めてでした。

そのため、先ほどご紹介した社内報での掲載や毎年全社員が一ヶ所に集まって研修を実施する機会を使って周知をしていきました。

また、アルバイトスタッフに向けては、ちょうどその当時に「パートナースタッフ制度」と呼ばれる社内制度を考案し、導入をしました。
※ルネサンスではアルバイトスタッフのことを「パートナースタッフ」と呼称しています。

入社時研修もその制度の中に組み込まれていたのですが、研修の冒頭には企業理念の重要性を各クラブの支配人から、採用したパートナースタッフに向けて伝えてもらうような仕組みをつくり、全てのクラブを回って制度の説明会を実施しました。

まだまだ、私たちにはできることがある

ーーこの企業理念を基にして、これからのルネサンスはどんな会社に成長していけるとお考えでしょうか。

西村:企業理念として掲げている「生きがい創造」に向けて、私たちができることはまだまだあるんじゃないかと考えています。

会社の成長とともに、「スポーツクラブ」という事業領域は確立し、「元氣ジム」に代表される介護リハビリ事業も成長してきています。
ですが、「創造」という言葉に表されているように、今後はもっとクリエイティブに新しく健康や生活関連の市場を創り出していくことが必要になってくると思います。

さきほどお話した企業理念をつくる過程の中で、私はピーター・ドラッカーの著書『現代の経営』と出会い、

「事業の目的とは顧客の創造である」

という言葉に衝撃を受け、「私たちの会社の目的は何なのか」「顧客は誰なのか」「利益は何のため必要か」ということを深く考える機会になりました。

私たちはこれまで様々な領域にむけたチャレンジを繰り返してきたことで、より可能性を秘めているものや材料がたくさん蓄積されてきています。
ルネサンスには、新しい顧客を創造する土壌が整っていると思います。

今後は「生きがい創造企業」のキーワードを軸にして様々な材料を繋ぎ合わせることで、新しい事業領域の開拓や社会に貢献していくことができると思いますし、それがルネサンスの成長に繋がっていくと考えています。


このように、今後のnoteの場を通じて社内の様子もお届けしていきます。

スキやコメント、フォローもお待ちしています。


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