見出し画像

【社内対談】ルネサンスの考える「人的資本投資」とは?

こんにちは。ルネサンスnote編集チームです。

ルネサンスでは代表取締役の岡本社長より、今後のルネサンスが目指していく姿や大事にしている価値観などを、社内メッセージを通して定期的にスタッフに届けています。

今回のnoteは、岡本社長とマーケティングデザイン部・人事部の次長を兼務する原田 愛直(はらだ よしなお)さんの対談メッセージの内容をご紹介し、テーマとしてお話された「ルネサンスの考える人的資本投資」について、読者のみなさんにもお届けしたいと思います。

【プロフィール】
▼岡本 利治(おかもと としはる)
代表取締役社長執行役員
最高健康責任者(CHO)

テニスのコーチとしてルネサンスに入社。
スポーツクラブの支配人等のキャリアを重ねた後に、スポーツクラブ事業の本部長を務める。
2020年6月より代表取締役社長執行役員に就任し、ルネサンスの最高健康責任者(CHO:Chief Health Officer)も兼任。

▼原田 愛直(はらだ よしなお)
マーケティングデザイン部・人事部 次長

フロントスタッフとしてルネサンスに入社。
スポーツクラブの支配人等のキャリアを重ねた後に、九州地区のエリアマネジャーを担当。
2023年4月より本社に異動となり、現職に至る。


人的資本投資の土台は、働くスタッフの「健康」から

原田:今回社長と対談をさせていただくという機会を設けていただいて、自分の中でどんなことを話そうかと考えました。いくつか話題を検討する中で、最近社内外で耳にする『人的資本投資』のお話ができたら良いなと思っています。
 
私は人的資本投資について「人を大切にする取り組み」だと理解し、自分から学ぶようになりました。
今よりも知識や認識を高めるために、ルネサンスとして人的資本投資にどのような取り組みをしているかを教えてください。

まず、直近ではCHO(最高健康責任者)として働くスタッフの健康づくりの発信をされていました。これも人的資本投資の取り組みの一つなのでしょうか。

岡本:はい。人的資本投資はその上位概念である人的資本経営の考え方からきています。ただ、皆さんご存知のように日本は少子高齢化で就業人口が減っていきます。

企業は、その環境の中で働く人たちをどのように確保し活躍していただくか。そこに対して会社としても資源配分をし、長く活躍できるような制度も整えなければなりません。
元気に働き続けるためには健康であることが欠かせないと考えており、スタッフの皆さんの健康への投資は非常に重要だと捉えています。

会社と個人の成長に必要なのは、「教育投資」

原田:人的資本投資の考え方の中で、健康の他に自分が目にしたものとしては、「教育投資」にも注目しました。
コロナ禍になり、社内では教育や研修の機会が減ってしまってスタッフの皆さんも不安を感じていたと思います。
今後教育投資に関して考えていることはありますか。

岡本:コロナ前は、新入社員研修や階層や役職に応じた研修、フィットネス・スイミング・テニス・フロントなどの専門研修やアルバイトスタッフの方向けの研修など、様々な教育や研修の場がありました。
ルネサンスでは、人的資本投資というワードに注目がされる以前からも、ある程度人材の成長への投資を継続して実施していたと思います。

ルネサンスの教育の考え方

ただ、コロナ禍になったこの3年間でそれらの取り組みは止まってしまったので、教育投資の重要性を再認識し、改めて少しずつ再開をしています。

また、従来の教育だけではなく、会社の変化に合わせた研修や制度も必要だと考えています。
ルネサンスはスポーツクラブ事業以外にも、介護リハビリ事業を始めとし、企業で働く方の健康づくりや、スポーツクラブの出店が難しい地域の健康づくりなど、事業が多角化してきています。原田さんのように本社に来て事業をサポートする部門も当然増えてきています。
 
スポーツクラブからそのような部署に配属された方には、当然学び直しが必要となります。ただ単に学びの場と学ぶ機会を提供するだけではなく、2~3ヶ月前ぐらいには次の異動先がちゃんとわかっていて、学び直しを行える仕組みを、会社が作っていかなければならないと考えています。
 
特に、2020年以降ルネサンスでは社外留学制度と言って、総務省が推進する「地域活性化起業人(以下、起業人)」の制度を活用した人材派遣や、アライアンスのある企業にも人材を派遣していますので、仕組みの必要性はより高まっています。

今年で社外留学制度は3年目になりましたが、それぞれの留学先でどのような取り組みをしたら良いか知見が蓄積されてきているので、しっかり形にしていきたいです。

原田:コロナ禍で教育の機会が減ってしまったことを受けて、当時エリアマネジャーだった私はスポーツクラブで働くスタッフを対象に、仲間たちといろいろな学びの場を作りました。

その際には多くの方が参加してくれたので、ルネサンスの中では学びたい人がたくさんいるんだなと私も実感しました。
今後またルネサンスで学びの機会が増えるというのは、自分も含め働くスタッフにとってもすごく嬉しいことだと思います。

「足場固めの年」として必要な投資を

原田:もう一つお聞きしたいことがあります。最近物価高の影響で少し前と比較していろいろなモノの値段が高くなってて、今まで買えていたものが買えないなと感じることが多くなりました。

人的資本投資の中で、ルネサンスで働く私たちの今後の給与がどう変わっていくかということは、気になるスタッフの皆さんも多いかと思います。
そのあたりで何か現時点でお伺いできることはありますか。

岡本:今回、7月に社員のみなさんを対象に平均で5%の月給の増額を実施しました。また、スポーツクラブで働くアルバイトスタッフの方には、10月度の給与より一律で30円の時給の増額を予定しています。

原田さんがお話してくれた物価上昇下でスタッフのみなさんの生活の安定や、継続的に仕事へのパフォーマンスの発揮して欲しいという想いから決断をしています。

原田:去年の業績を考えると、今年から早速そのような対応を取られたことはちょっと驚いています。判断されたお気持ちなど、教えていただけますか。

岡本:私たちは長期ビジョンとして「人生100年時代を豊かにする健康のソリューションカンパニー」になることを掲げていますが、2022年度と2023年度の2年間は、今後の成長のための「足場固めの年」と位置付けています。

7月にスポーツクラブ会員の皆さまにご協力をいただき、会費の改定を実施しました。この改定によって得られる収益は単に利益に回すのではなく、お客様が利用される設備や人的資本への投資に充てることで、来年以降の成長に備えようとしています。

人的資本投資のその先に

原田:先ほどのお話より、お客様の会費から自分たちへの還元があるというメッセージを受け取りました。
お客様からいただいている以上、私たちスタッフは今よりさらに良いサービスを提供して、お客様にとってルネサンスが居心地の良い健康づくりのば場になるように、努力し続けていきたいと思います。
最後にその辺りに関して社長の想いを教えてもらえますか。

岡本:今回のベースアップや昇給によって、皆さんの仕事への意欲が向上し、そのモチベーションを今以上にお客様に喜んでいただくための方向に向けてもらえたらと思います。
私たちは、働くスタッフの皆さんがルネサンスでの仕事に”やりがい”や”働きがい”を持って取り組んでくれることが、お客様の満足や感動に繋がっていると考えています。

そして、これまでお話してきた様々な投資は、働くスタッフの皆さんが自分のスキルアップや自己研鑽に繋げて、最終的にはお客様にしっかり還元できることを目指していきます。


このように、今後のnoteの場を通じて社内の様子もお届けしていきます。

スキやコメント、フォローもお待ちしています。


■関連noteアカウント

ルネサンス 運動支援センター

シナプソロジー研究所