ぺぱおくん

三度の飯よりお酒と仕事が好き。そんなご機嫌「バリキャリ」女にもそれ以上に大好きな家族が…

ぺぱおくん

三度の飯よりお酒と仕事が好き。そんなご機嫌「バリキャリ」女にもそれ以上に大好きな家族ができちゃった!?「ワーママ」なんて型にハマりたくない性分。自分らしくいられればそれでいいじゃない、仕事も育児も最高のエンターテイメント。愛する夫と犬と子供たちに囲まれてNYで弁護士やってます。

最近の記事

恵比須様の共感力

子育てで正しいとされることって、その時代その時代でトレンドのようなものがあるんだろうという気がしているのだけど、いまの子育て世代にとってはこれ、「共感による自己肯定感の醸成」。イヤイヤ期の子供にはとにかく共感一択。まずは否定せず、子供のフラストレーションを受け止めてあげてください。それが自己肯定感の醸成につながり、ひいては幸福度の高い人生につながります。というのが大正解。それはよくわかりました。が。 「1分前は食べたかったけど目の前にご飯出てきたら気分変わってスプーンなげち

    • トラブルシューティング

      私のハンドルネームにもなっている我が家の愛犬、ぺぱおくん。 4歳半のミニチュアダックスフンド、超穏やか、超内向的、めんどくさいことが嫌い、家の中でぬくぬくすることが何よりも幸せ。攻撃的なところなんて微塵もない、優しい、優しい我が家の良心だ。 ただし、ものすごくビビりでものすごくテリトリー意識が強い。 テリトリー意識についてはダックスフンドは性質上もともとそうだと言われている。だから仕方ないと開き直るわけではないが、外の物音、訪問者に対してはひとしきり吠えないと気が済まない

      • 羽がほしいのよ~

        一年で一番良い季節になってきたはずなのに、昨日今日とマンハッタンは曇り空、たまに雨がしとしとと降るなんだか辛気臭い空気。私も気合入れてやってた案件が頓挫しちゃって手持無沙汰。そして職場復帰して2カ月弱たって、当初の「喉から手が出るほど仕事したい」モードが落ち着いてきたタイミング、そう、ここが去年も踏ん張りどころだった。 去年、長女の産後8カ月、職場復帰後2カ月で書いた記事がこれ。 たった一年前に書いた自分の記事なのに、読み返してみて我ながら共感の嵐で逆に引いた。一年経って

        • 二度目の職場復帰に思ふ

          早起きしてシャワー済ませて、起きてきた子供たちギューと抱きしめて、夫と手分けして朝ごはん与えてオムツ変えて着替えさせて、夫にデイケアの持ち物準備してもらってる間に着替えてメイクして、子供たちをダブルストローラーに括り付けてバタバタと家を出る。こんなに可愛くて愛おしくて何よりも大切なキッズだけど、先生たちに引き渡して、ストローラーをポイして、身軽になってオフィスに向かう瞬間、水面からやっと顔を出せたような、酸素がたっぷりと肺の中に満ちるような感じがする。背筋を伸ばして深呼吸して

        恵比須様の共感力

          育休ってなんなんだろうね

          2カ月に渡る日本滞在を終えてNYに帰還。完全に昼夜ひっくり返ってしまった息子が母が勝手に寝ないよう目ん玉をかっぴらいて暗闇の中から見つめてくる午前3時、睡眠は諦めたので熱い珈琲淹れて(なんてオシャレな漢字使ってみたけどインスタントですけどね)、静かにnoteをしたためる時間にすることにした。ちなみに息子は私の足元のバウンサーで小さく唸り続けている。娘の方は今のところ三度ほど強烈な夜泣きをかましてきたが、割とその後寝付くのも早い。 さて、私の有難い育休も残すところあと2週間を

          育休ってなんなんだろうね

          親父

          今日は少し、父のことを書こうと思う。 私は父が四十五の時に生まれたひとり娘で、物心がついたときには父は五十路、子煩悩で家庭的で爽やかな令和の理想のお父さん像からはかけ離れた、ギラついた破天荒な「昭和のオヤジ」だった。基本家にいなかった父との幼い頃の思い出と言えば、年に一度の家族旅行でプールに放り投げられたり、まだ2歳なのに3歳と嘘をついて遊園地のジェットコースターに乗せられたり、父に抱き抱えられながら馬に乗って疾走されたり、全部父の「遊び」に巻き込まれた記憶ばかり。それは「

          理不尽と生きる

          先日我が家のゴラムちゃん(長女・17ヶ月)にキックボードを買い与えてみた。産まれたときから身体が強く良く動く娘だったので、対象年齢2歳~だけどまあいいか、と与えてみてびっくり。1回目は押したり引いたり、パパに支えてもらったりしながらキックボードの構造の理解に努めていたのが、2回目ふと気づいたら片足乗せてもう一方の足で軽やかに地面を蹴りながらスイスイ進んでいるではないか!どんなラーニングカーブだよ 最近始めたプールレッスンも初回から一度も泣かず終始ニコニコ、と思ったら、終わって

          理不尽と生きる

          ホルモンに勝てないおとなたち

          我が家にBaby No.2がやってきて1カ月経った。 去年書いたnoteを何度も読み返し、出産~産後のスマートな乗り切り方を繰り返しシミュレーションして臨んだ第二子出産。3プッシュでつるんと産まれてきた我が家の長男は自分の立ち位置を良く理解していたと見えて、長女を中心に回る我が家の端っこにひっそりと生息し、時折控えめに空腹のリマインダーをくれる以外は口を真一文字に結んで宙を睨んでいる(か、寝ている)。 親の方もやはり経験の有無というのは馬鹿にならないもので、今回は右往左往する

          ホルモンに勝てないおとなたち

          薄ら笑いのテキトー育児

          日本に住む母には、娘の成長を動画や写真を送ったりテレビ電話で話したりしながら共有するようにしている。私は小さい時からどっぷり母っ子で、今でも彼女への感謝や尊敬の気持ちはかなり大きい。ただ、自分が母親になってみると、母が姑じゃなくて本当に良かった、と思う。(笑)強い信念をもって子育てに向き合ってきた母だからこその、「べき」論は、なかなかに令和の母親には受け入れがたいときもあり、「子供が小さいのに母親が遊びに行くなんて!」「あら、レストランで泣くの?貴女はそんなことしなかったわよ

          薄ら笑いのテキトー育児

          二太郎

          早いもので、自分の中では長く感じた気がした今回の妊娠もついに来週で臨月に入る。1回目よりお腹は高速で大きくなり、骨盤痛や恥骨痛もひどい。娘のときはお腹が締まらないデザインの小洒落た服を好きなブランドで買ったりしていたけれど、1歳児に引っ張られ舐められどうせ汚れる、丸洗いできるネット通販のマタニティワンピースがいちばん活躍する。 年子は基本あらゆるものをそのまま使い続けることができるから楽だ。一部の女の子アイテムを除き、長女のおさがりで対応できる。だから息子のために新しく何か

          駄々っ子参上

          夫が、先週から出張でいない。 数カ月前、夫から出張の相談を受けたときに最初に思ったのは「寂しいから嫌だ!」であり、その直後に思ったのは、「身重の妻を1歳児と置いていくのかコノヤロー(毎日サウナ行くつもりでしょ)」であった。しかしそこは私も良い歳したオトナ。仕事で迷惑をかけるのは完全にお互い様。平日夜ナニーさえ来てくれればオペレーションは回るし、駄々こねるのはやめて気持ち良く送り出そう、と考え直した。 「ワンオペ」という言葉がめちゃくちゃ一人歩きしてて、どういう状態を指すのか

          駄々っ子参上

          パパの流儀

          子育てに関することは基本いつも夫と一緒にやったり共有したり相談したり、ギャップを感じることが極めて少ない我が家でも、気づくと私と夫とで娘とのかかわり方に自然と違いができてくるものだ。家族への愛情の塊みたいな最高の夫でありパパである彼だが、その行動には口あんぐりなんてことも多い。これが男女の性差から来るのか、もともとの性格の違いなのかはわからない。二児の母である我が家のナニーは男親ってそうだよねとよく笑っているけれど、友達夫婦はうちは真逆!とママが大笑いしてパパが呆れていた。(

          お見合いおばちゃんはむずかしい

          先日、久しぶりに連絡をとった友人から、「顔が広そうだから」ということで、その友人の「婚活中」の女友達に誰か素敵な独身男性を紹介してもらえないかと打診された。直接の友人から「誰か良い人いない?」と聞かれることはよくあるけれど、友人の友人となると人となりもわからないし、全くどこから手を付けて良いかわからない。写真を拝見したら綺麗なかただったしご経歴も素晴らしいし、年齢も所謂"適齢期"で文句のつけようがない。所謂「婚活市場」ではさぞ需要がありそうなのだが、自分を持った優秀な方ならな

          お見合いおばちゃんはむずかしい

          波乗りジョニー

          先週は休暇でカリブ海へ。どこまでも青い海と強烈な日差し、10か月の娘は海岸に打ち寄せる波にひっくり返され号泣しながら自然の力というものに触れていた。波の威力はすごい。うまく身を任せられれば気持ちがいいが、ぼーっとしていると飲まれるし抗おうとすると消耗する。ここ数年、いきなりやってきた大きな波に乗り続けた私は、気づいたら色んな景色を見ながら想像もしていなかった場所に想像もしないスピード感で移動してきた。その波はどうやらまだまだ勢いを失っていないようで、夫と私はどうやら丸二年の間

          波乗りジョニー

          それゆけ、親衛隊

          友人から日本ではスープストックが炎上しているらしいと聞き、ネットを見てみてあらあら・・・。色々誇張されていたりほんの一部のツイートが拡散されて大袈裟に報道されているだけなのだと思うけれど、まあでもおそらくこれって結構氷山の一角だよね。ネット上で匿名で文句を言うのはなんだかなあと思うけれど、堂々と言うことが許されないpolitically incorrectな感情が人の心には渦巻いているのもまた事実。 自らを振り返ってみても、独身の頃って家族連れの多いガヤガヤした空間は避けて

          それゆけ、親衛隊

          育児と仕事の「両立」って実際の所...

          妊娠中、育休中、私が恐れおののいていた「育児と仕事の両立」について、3カ月くらいやってみての現時点での感想を書いてみようと思う。 と書いてみてまず「両立」という言葉に違和感を覚える。この3カ月間、私は確かに「仕事人」であり「母」でもある。でも、所謂「両立」をしている、ジャグリングをしている、やることが二倍になった、時間が足りない・・・そういった実感は特にない。半年前くらいの自分に、「大丈夫、大丈夫。たいして変わらんよ。」と言ってあげたい。むしろ、自分の得意分野に戻るんだから

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