『伝習録』(でんしゅうろく)を知る①:読書と講演会、解読力と認知の拡大

物是人非(ぶつぜ-じんぴ)という四字熟語があります。
字面の意味は、
「物は変わらないが、人は変わってしまった」という事を表しています。
つまり、
風景や物事は変わらずに残っているものの、
それを取り巻く人々や状況が大きく変化してしまった状況を指しています。

人の感情や考え方、行動パターンは常に変化しています。

絶えず変わる心の中で、
自己を見失わずに、自己と他者との調和を大切にしながら、
成長と幸福を追求することが重要です。

『伝習録』(でんしゅうろく)には、
王陽明(おうようめい)の心学の核心的な考えが記録されています。

王陽明の心学の核心的な考え方は、
「心即理(しんそくり)」というものです。
「心即理(しんそくり)」は、
心そのものを道徳的行為の原則(理)とみる学説です。
彼は、
「天下のものは本来、格付け可能なものはない」と述べています。
世界や物事には本来、固定された価値や評価があるのではなく、
その価値や評価は人々の認識や意識に依存しているという考えです。

物事を理解するためには、身心の内側から始めるという考え方です。
つまり、
外界の現象や事象を理解するには、まず自分自身の内面に向き合い、自己の心や意識に注意を向けることが重要であるということです。

『伝習録』(でんしゅうろく)の三文字の字面意味は
・伝(でん):伝える、伝達する、伝播するなどを意味します。
・習(しゅう):学ぶ、習う、習得するなどを意味します。
・録(ろく):記録する、録音する、録画するなどを意味します。
つまり、
『伝習録』は、「学びを伝えるための記録」といった意味になります。
「学び」=自分から「こうありたい」自分になること。

子育て、耳目の記憶、
伝統教育、革新教育;
自己肯定感、自由と責任;
ダイバーシティ&インクルージョン;
宇宙と地球、平等と正義;
心学=心の科学
自分から「こうありたい」自分になる

自燃人、不燃人、可燃人とは



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