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展覧会レポート - 坂本龍一 トリビュート展


こんにちは!
広報部のaineです🐣

今回は先日リムゼメンバーで行った展覧会レポートです🎵

開催場所

展覧会の開催場所は
NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)

京王新線初台駅の東口から徒歩3分と、アクセスがよかった!
東口とICCの入口が一緒なので、マップだと迷子になりがちな私も迷わずいけました😌✨ありがたい…!!
ちなみに、頑張れば新宿駅からも歩いていけちゃいます(徒歩20分)

今回は初台駅でメンバーと待ち合わせて向かうことにしました🏛️🚶🏻💨

(NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)の入口)

チケットの買い方

チケットは"事前予約制"と"当日受付"の2パターンがありました。

当日の混み具合が分からなかったので、今回は事前予約で行くことに。
支払いは当日の受付でもできるみたいなので、とりあえず枠を押さえる意味でも安心でした🐣
ちなみに、今回は木曜日に行きましたがすぐに入れました〜!

一般料金800円か大学生600円(要学生証)で入れるので、1月企画展の中では比較的安価で行きやすいところがよかったです〜😌✨

(購入したらこのような画面が出てきます)

坂本龍一トリビュート展って何??

展示を鑑賞する前に少し調べてみました。

坂本龍一さんとは日本を代表する音楽作家の1人。1978年にイエロー・マジック・オーケストラというバンドを結成し、テクノポップブームに火をつけたと言われています。

リムゼ世代で聴いたことがあるのは、戦場のメリークリスマスでしょうか。

Facebookより

坂本龍一さんは、昨年2023年の3月に逝去され、71年の生涯に幕を閉じました。

ICCではコンサートの開催にはじまり、ICC開館10周年、20周年記念のときも企画に携わってきたことから、今回ICCでの展示となったとのこと。

トリビュートは、tribute=贈り物という意味で、今回は追悼の意を込めた展示となっていました。

いざ鑑賞へ

コンサートホールのような扉をあけて、最初の部屋へ。
飛び込んできたのは大きなスクリーンとただならぬ雰囲気の機械音たち。

(スクリーンの前には画面を調節できるボタンのようなものがありました)


部屋は真っ暗で、機械音から伝わる振動を全身で感じました。
光と音の迫力は、真正面から向き合うのが怖く感じるほど…!

しかし、しばらく鑑賞を続けると、加工された光や音たちが、地鳴りや雷、火山といった、地球の自然にもある音に似ていることに気づきました。
怖いと感じるのは、人間にとって生きるのに脅威になるものに近いものばかりだからなのだろうかなどと考えたり…。

そう考えるのは、不規則に自分の方へ向かってくる光や音たちに意味を求めようと色々なことを想像させられたからかもしれません。

想像を掻き立てられる展示たち

真っ暗な部屋の隣では、ピアノの音が響いていました。しかし曲というよりは、不規則に乱立された音の並びのような感じ。穏やかなメロディーでした。

(人がいなくても鍵盤が勝手に動いています)

鍵盤が勝手に動いていることと、先ほどの真っ暗な部屋の余韻が合わさって、穏やかなメロディーにも関わらず勝手にホラーを感じてしまいました。
お化け屋敷に怖くて行けない身としては、足を踏み入れるのに少し勇気が必要でした🫢

他にも、この部屋の上には2台のスピーカーがついていて、時々風鈴のようなガラス同士がぶつかる音、地下鉄のゴオーという音、カフェの中の話し声のような音が聞こえました。
このBGMたちがあることで、実際にはそこまで広くはない部屋の中なのに、空間が広がったようでした。
これも、BGMがそこにない空間を想像させて、勝手に空間それ自体を広く感じさせられているのかなと、実験されている気分でした。🥼

(10分ごとに放映される映像)

ちなみに、またまた隣の部屋では10分ごとに放映される映像があったのですが、この映像の後半はピアノの音楽とともに液体のような個体のようなものがスクリーンの中をうごめいているものでした。
やはり、ずっと見ているとちょっとした恐怖心からか自分で意味を求め出して、「この映像は大陸っぽいな、抽象画っぽいな」と想像させられました。

新しい発見

ここまで、すこし難解な芸術に触れてきましたが、展示の中にはほっこりするエピソードも。

例えば、円が描かれた絵があったのですが、作者が坂本龍一さんに送ったもので、通常の時計と反対の左回りに描いているから、たまにこれを見て心を落ち着かせてほしいとありました。
なるほど、面白い考え方だな、私もスマホで目が疲れたら遠くを見ることがあるので、そんな感じかなと思いました。(違う?)

また、畠中実さんから寄せられた哲学的な音楽についての記述も面白かったです。

私は、音楽=楽しむものとして考えてきましたが、畠中氏は音楽=人間亡きあとの知性と捉えていました。先ほど聴いていた自動演奏ピアノは、人間が作ったけれども人間ではない知性そのものだということです。(説明が難しい)
例えるならば、人間以外の生き物がいる動物園に来たような感じ?


坂本龍一トリビュート展、行ってみたら音楽の芸術性に対する価値観が少し変わるかもしれません。新しい試みで新鮮でした😳

next...
【勉強会レポート:村上隆】
お楽しみに!🔓

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