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オンラインに疲れたら、カフェへ!北欧デザイン×スリランカ紅茶@三重県四日市市。マーケティングで大切な視点を再確認

100%在宅ワークをしていると、対面で温度を感じるコミュニケーションを求めてしまいます。仕事が全てオンラインで完結するメリットは大きいけれど、ずっとパソコンの中にいると視野が狭くなる。想像力を広げにくい。思考停止に陥ることも。  

『そろそろ、外に出なくちゃ!』という心のSOSに従って、久しぶりに息子と2人で帰省しました。在宅ワークから離れ、1年以上ぶり?にリアルで大好きな人と会い、ゆっくり過ごしました。

帰省の目的の一つは、私が尊敬する女性経営者がオープンしたカフェに行くこと。

旅の会社tabiic(旅育)を営む大家ゆかりさんの新しいプロジェクト、『旅するようなTea house』。旅行前のような、ドキドキ気分で出かけました。

スリランカ発ムレスナティーの紅茶専門店で、北欧インテリアに囲まれる中、贅沢に紅茶やランチを楽しめるカフェです。昨年12月にオープンし、早くもランチタイムは予約で満席の日があるほど大人気!

旅するようなカフェ「ロージーティーハウス 四日市店」とは?

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・北欧インテリア、デザインを贅沢に楽しめるカフェ
・ゆっくり、時間を忘れて長居を楽しめる
・20種類以上のムレスナティーを何杯でも味わえる(平日のみ)
・ランチはスリランカのスパイスを使ったカレー、パンケーキが人気
・午後はお食事、デザート、紅茶フルコースアフタヌーンティも!
・場所は三重県、四日市東ICから車で約10分

旅行したい、ゆっくりしたい欲を満たしてくれたカフェ

飛行機に乗って遠くに行けない、国境を超えることが難しい日々は、一体いつまで続くのか。世界中の人々が、旅をしたい欲求を抑えて、他の何かで埋めようと頑張っている。オンラインのコンテンツを作ったり、ZOOMお茶会や飲み会をしたり、前向きに新しい楽しみ方を探している。もちろん、私もその1人。

カフェに行く機会も激減しました。そろそろオンラインの日常から逃れて、心穏やかに、ゆっくり流れる時間につかりたい。デスクとノートパソコンから離れて、仕事脳をオフにして、非日常の素敵な空間を味わいたい!

そんな気持ちを胸に、ロージーティーハウス四日市店へ。

まず、メニューを開くと「どうぞ長居をお楽しみください」というメッセージを発見し、テンションが上がる。「滞在中、紅茶おかわり自由(ティーフリー)」やアフタヌーンティなど、長居すること前提で作られているメニューが素晴らしい。

旅先でも日常でも、カフェに行くと「長居していいのかな?お客さん待っていないかな?」と、ソワソワして落ち着かない時もありますよね。お店から「長居をお楽しみください」と言ってくれると、安心して時間を忘れることができます!

※お席の予約は「11時のみ可」とのこと。

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(赤一色の素敵なデザイン!私が三重県でコピーライターをしていた時代の元上司、敏腕デザイナー作)

そして私は、カフェのフライヤーに書かれたボティコピー「日常の小さな旅先でありたい」、という言葉が目にとまりました。

ここでは、日常からちょっと離れて癒されたい、しばし旅気分を味わいたい、という欲求を満たしてくれるのです。

実際オーナーさんから聞いた話ですが、カフェに訪れるお客さんで「コロナでずっと人と会えなかったけど、久しぶりに大好きな人と再会できた。ここには日常がありました」と言う方も。近所のおばあちゃん達がカフェで女子会を楽しむシーンもあったという。

人と会うことが簡単ではない今だからこそ、「日常の小さな旅」という価値が輝きを増して、より尊く感じるのだと思いました。

北欧インテリア好きにはたまらない!

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店内には、名作の椅子「Yチェア」、フリッツ・ハンセン「セブンチェア」、照明はルイスポールセン「PH5」やLE KLINT(レ・クリント)などなど…素敵な北欧インテリアが勢ぞろい。

カフェの空間は、プロフェッショナル3者による奇跡のコラボレーション。オーナー大家 ゆかりさんが国内外の旅で培った素敵なセンス、四日市で北欧デザインの家づくりを提案する「フォレストオオモリ社」空間プロデューサーの瀧勝巳氏

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私は、北欧系ブランドに憧れているただのミーハーですが(笑) インテリアはルイスポールセンの照明やYチェア、ファッションはマリメッコ、器はイッタラ、アラビアが大好き。北欧インテリアに囲まれたカフェは、最高に心地よい夢の空間です!

幸福度が高い国、フィンランド、デンマークのお話

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平日の11時〜予約して、オーナー大家ゆかりさんとお話することができました。約3年ぶりの再会。お忙しい中にも関わらず、貴重な時間をいただき感謝です!

フィンランドやデンマーク、北欧各国でのご経験が豊富。ゆかりさんの口から次々と飛び出す旅トークが面白かった!世界中、日本中を飛び回ってきた経験をダイジェストで聞かせてくれました。

北欧の名作に囲まれて、ただフィンランドやデンマークの空気を感じさせてくれるだではない。スリランカの紅茶を味わいながら現地の香りを届けてくれるだけではない。

現地との距離をグッと縮めてくれる。まるで時空を超えるように、海外の空気を届けてくれました。「旅するようなTea House」の仕掛けに、まんまとハマりました!

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中国に住んでいた私たちからも、リアルな現地情報、素敵な中国人の話を語らせてもらいました。多様性、海外ボランティア、新しい時代の教育のことまで、話題が広がって。私以上に、息子が前のめりで会話を楽しんでいました。

オープン後、ランチタイム予約で満席の日も!

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私たちが滞在している間、お客さん1人1人に笑顔で語りかけていた店員さんの姿が印象に残っています。とても丁寧に紅茶の説明をしてくれて。旅先で受けるような、特別なおもてなしに心が満たされました。  

2020年12月にオープンしたばかりなのに、ランチタイム満席になる日があるほど。ほとんど宣伝をしていないのに、お客さんが集まる理由が理解できました。

マーケティングや広告コピーの仕事をしている私は、集客で大切な視点を再確認できました。どんなに時代が変化しても、人が行動したくなる理由の根っこの部分は変わらない。欲求を満たしてくれる、悩みを解決してくれる場所があれば、時間を作って出向きたいという行動心理。

100%オンライン、温もりを肌で感じる機会が激減した今だからこそ、私にはリアルなコミュニケーションが必要でした。編集された映像よりも、目の前の素敵な出来事に触れたかったんです。

こうして、カフェでのおもてなしを振り返り、今の自分自身と向き合いながら、再びジワッと幸せを感じています。そして、絶対にもう一度カフェに行きたい!と思うんだよね。

さらに、ここに訪れた経験を誰かに語りたくなります。早速、紅茶のお土産とともに実家の家族や友人に話しまくりました。気がつけばnoteに3000文字近くの言葉をつらつら綴っていました。

きっと多くのお客さんが、SNSやブログで紹介し、拡散されて、共感した人が集まってくるんだろう。これは、理想的なマーケティングの形でもありますね。仕事的にも勉強になりました!

こんなお店の存在こそ、日本の幸福度を高める1つのピースになるのではと、確信した1日でした。

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