言葉と未来
こんにちは。
最近若者の間で何かと話題な「蛙化現象」という言葉、あなたはご存知でしょうか。
この言葉をテーマに様々な動画が投稿されていますが、そういった動画には必ずと言っていいほど「言葉の意味が間違っていますよ」派閥と「言葉は時代とともに移り変わるのですよ」派閥の討論が繰り広げられています。
それについて今回、個人的な意見を書き連ねていこうと思った次第です。
はじめに結論から言うと、私は言葉は正しい意味で使ってこそ素晴らしいものだと思っています。
確かに、言葉が時代とともに移り変わるものだという認識はしています。
しかしそれは、完全に移り変わった後に発言すべきことであって、変わりつつある今言うことではないと思うのです。
なぜならば、自分たちが間違って使った言葉を正そうともせずに「しょうが無いよね、だって言葉は〜」と開き直る行為であるからです。
間違うことは罪ではないと思います。
しかし、間違ったなら正すのが普通で、間違ったまま言葉を使うという行為は恥ずべきである、とも思うのです。
誰かが間違って使ったとしても、必ず気づくキッカケがあるはずです。
それをスルーして何故か本来の意味を知っているのに間違った意味のまま使われている言葉が、冒頭にも挙げた「蛙化現象」です。
私はそれが心底不愉快に感じています。
他にも、「全然」可能性あるよ、というセリフがあったとします。
何気ない一言のように見えますが、本来「全然」とは否定文でのみ使われる言葉です。
皆さんの周りでも使っている人がいるのではないでしょうか。
私も祖母に言われるまでは間違って使っていました。
こういった間違いが日常には溢れかえっているのです。
正直な話、私もまだ高校生で人より少し現代文が得意なだけなので正しい日本語は使えていないでしょうが、少しの意識で言葉は驚くほど変化します。
言語を学ぶ意味は他人との意思疎通の為だと私は考えています。
言葉や言語を学ぶ意味がわからない、間違ったままでいいという考えは、他人との意思疎通を放棄しているのと同義です。
なぜ言語が発達したのか考えてみてください。
それを介する方が情報の伝達が楽だからです。
そうでもなければきっと今でもボディランゲージです。
何気ない会話も、喜びも、感動も、全てその人が学んできた言葉が基になっているのです。
だからこそ、正しく言葉を使えるようになりたいと思いますし、他の人にもそう思ってほしいという願いからこの文章を書き始めたのです。
どうか言葉について考えるキッカケになりましたら嬉しいです。
はじめにも書きましたが、あくまでも個人的な意見ですのでなにか意見(誤字脱字等に限らず)がございましたら遠慮なくお聞かせください。
それではまた次の文章でお会いしましょう。
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