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雑誌ku:nel(旧バージョン)が好きだ

創刊号から雑誌ku:nelに惹かれた。
物語のような文章の多い記事。美しい写真と装丁。広告も広告っぽくなくひとつの記事を読んでいるようだった。特集もツボにはまりまくっていた。
定期購読をしていたから、毎月楽しみで楽しみで。今月はどんな特集なんだろうって待ちきれなかった。
同じ号を何回も読み返した。記事に出ていたカフェにも行った。わたしの20代を彩ってくれた。
それぐらい影響を受けていた。

それが突然の休刊。大袈裟じゃなく目の前が真っ暗になった。もう読めないの?こんなに素敵な雑誌は他にはないのに。わたしはこれから何を読んだらいいの…

リニューアルされたku:nelは以前とは全く違う雑誌になってしまっていた。これならいっそのこと廃刊にしてくれたら良かったのに。
やりきれない思いでいっぱいになった。
なんだか裏切られた気分になった。

おそらく全て持っている。
わたしの激動の20代を一緒に過ごしてくれた雑誌。
絶対に手放すことはしない。
そこにあるだけで、気持ちが落ち着く。
たまに手に取って見返す。やっぱり好き。何年経っても色褪せない。

そんな宝物をわたしは持っている。

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