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タコ入り焼きそば ボルドー15年熟成ワイン

先日、たこ焼きを作るためにスーパーでタコを2パック購入したが、少し余ってしまった。焼きそばの具材として投入する。野菜は冷蔵庫に残っていた玉ねぎ、にんじん、ピーマンを刻んで。仕上げに天かすを散らして子供たちの関心を惹いてみる。天かすにはイカの味が付いていて、タコとほんのりとしたイカの風味に包まれる。甘辛ソースが仕上げるB級のリズムが口内に広がる。

合わせたのはボルドー サンテステフの赤ワイン。2008年産の15年熟成もの。それがなんと3,000円を切る価格で購入。ネット通販のトスカニーで。

シャトー・クローゼ, サンテステフ, 2008, 13%, 2,926円
Château Clauzet, Saint Estephe, France, 2008, 13%

コアは力強く黒みがかり、エッジにかけて明るいレッドとなり落ち着いた色調。
香りにはプルーン、ドライフルーツの落ち着いた果実香になめし革、鉛筆の芯、しっかり馴染んだ大らかなバニラの香り。どこか鼻が乾くような潮のニュアンス、針葉樹やハーバルな爽やかなタッチも。
味わいは果実味のカドは取れて凝縮感は穏やか、しっとりとした口当たり、それでもタンニンは力強く舌に張り付くように残る、余韻にはどこか塩味を感じる、ほんのりとしたカカオのようなビターなタッチ。

タコ入り焼きそばにワインを合わせる。甘辛いソースと熟成したボルドーのほぐれた果実味とタンニンの相性はとても良い。タコはソースに隠れてしまい、ワインが加わっても立ち上がっては来なかった。が、イカ味の天かすと相まってゆるりと淡いシーフードの香りが余韻に残り、心地よく調和。相性: ★★★☆☆

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