サーモンのグリルとエビ料理2品　南仏のリーズナブルなソーヴィニョン・ブラン

しばしホテル暮らしが続くなかで魚介を追い求める。サーモンのグリル、エビのエスニック仕立て、エビのフライのチリソース和えにありつけた。
サーモンのグリルは皮にはしっかりと焦げ目が入り、ソースはバターをしっかりと感じるオーソドックスなものだ。

さらにエビのエスニック仕立てとエビのフライのチリソース和え。ビーフンが大好きな私には、和えられた米麺がたまらない。

このホテルではこのワインを飲み続けている。これがハウスワインのようだ。

ルイ エシェノエール ソーヴィニヨン ブラン IGP ペイ ドック 小売価格約1,300円
Louis Eschenauer, Sauvignon Blanc, Pay D’oc, France, 2020
ソーヴィニョン・ブラン100%で造られる。
ややしっかりとした色調。
グレープフルーツの爽やかな柑橘香、よく熟した厚みのある芳香、ハーブ、セルフィーユが爽やかに豊かに広がる、ほのかに白い花、爽快で果実香豊か。
みずみずしい果実味が豊かに、カドはないが酸味も豊かに感じる、余韻にはハーバルでビターなタッチがほんのりと残る。

さて料理にワインを合わせていく。

まずはサーモンのグリルと。グリルのコゲ感にワインの果実味が圧迫されてしまう。付け合わせのキャロットのタルタルを乗せてコゲの圧力は少し弱まるもやはりワインが負けてしまう。ボルドーの樽の効いたソーヴィニョン・ブランあたりならグリルのスモーク、コゲ感によく繋がるかれない。相性: ★★☆☆☆

エビのエスニック仕立て。エビの身を噛むと溢れ出る旨味、それを香草とパプリカが爽やかに包む。ワインのハーバルなタッチが同化するように溶け込み素晴らしい調和。★★★★☆

エビのフライのチリソース和え。甘辛のチリソースに包まれるエビの旨味に、ワインの酸味がもう一つのソースとなって合わさる。ハーバルな抜け感もチリには相性良い。★★★★☆

エスニックソース、チリソースとメリハリの効いたソースに、南仏のソーヴィニョン・ブランがよくマッチした。